アラマキ(ONEPIECE)
あらまき
「らはは!!おねーちゃんが”あーん”ってしてくれたら食っちゃうなー!!」
「面倒でもう3年は何も食ってねェけど!!らはは!!」
「おれァ大好きなんだあの人の”徹底的”スタイル」
「「ようやったのう」ってホメられてェんだこのガキの首取って…!!」
「影響力ってのは欲しても得がたい力だ…」
「教えとく!!人類は”下”を作って生きてきた!!」
「お前ら非加盟国を見下す事で!!皆生きていけんのよ!!!」
「”差別”とは安堵だ!!!」
この記事はアニメ未収録の重大なネタバレ情報を含みます。 |
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通称「緑牛」。
現海軍元帥サカズキの「徹底的な正義」を肯定する過激派の男であり、自身も「死ぬ気の正義」を掲げて行動する。また、世界政府による統治によって生じた格差や差別を容認する考えを持っている。
サカズキと元大将クザンの元帥の座を懸けた抗争の後に行われた「世界徴兵」で大将に特任された身であるため、海兵としては新参者。しかし、その実力はワノ国の赤鞘九人男やカイドウの娘ヤマトをまとめて相手できる程高く、先に登場していた"藤虎"ことイッショウ共々化け物と評されている。
容姿
他の大将と同様に長身で、細身で筋肉質な身体を持つ。
肩まである癖毛の緑色の長髪と長い睫毛、左肩から腰にかけて入っている「死川心中」の漢字の刺青が特徴。
第106巻SBSにて、女性がらみの悲しい出来事がきっかけでこの刺青を入れたと明かされた。
服装は、上半身裸に海軍のコートを羽織り、花柄があしらわれているダメージの入ったレザーのパンツとサングラスを着用している。
また、腹部にベルトを通し短刀を差しており、タバコを咥えている描写もある。
性格
一人称は「おれ」で笑い方は「らはは」。
新世界編の海軍大将の中では最も自由奔放な性格をしており、CP‐0と五老星の電伝虫を介しての会話を突然妨害したり、上司に断りを入れずに部下も引き連れないで単独で行動する等、元海軍大将のクザンと同等かそれ以上の身軽(=身勝手)な立ち回りをする。
ただし、彼はサカズキが掲げる「徹底的な正義」を肯定しており、自身が掲げる「死ぬ気の正義」も海軍の中では過激派の部類に入り、対峙した海賊には一切の容赦をしない。
その反面、同じ海軍の者に対してはフランクな姿勢を見せ、味方同士での争いは基本的に避ける。
思想
「この世の神は“天竜人!!”」
「世界政府に加盟してねェこの国にゃあ!!無ェんだよ!!人権がよォ!!!」
目的の為に犠牲は厭わない合理主義者。
更に、世界政府非加盟国のワノ国の侍達に上記のセリフを言い放つなど、選民思想とも解釈できる危険な価値観も持っている。
ただし、絶対的正義を掲げる海軍本部は建前上明言こそしていないが、この思考は紛れもなく現在の世界政府の考え方・手法そのもの。
なお天竜人に対してはこの世の神と認めながらも決して良い感情は持っておらず、革命軍との戦いの最中に「誰かケガしたら死刑だえ!!?」と避難せずにわざわざ罵倒してくる天竜人に対して「やりづれェな…!! 早くどけよ!!」と内心悪態をついている。
敵対者に対して
上記の選民思想的な発言は非加盟国の有力者であるワノ国に対してである。
しかも自分が海兵と知った上で、世界政府と海軍にとっての大罪人である麦わらのルフィをわざわざ庇おうと真っ向から挑んできた侍達への露悪的な態度でもあるため、平時の彼の態度は不明。
戦いを終えた傷がまだ癒えきっていないであろうカイドウを倒したルフィを狙うなど大胆不敵な面もあるが、一方で四皇と自分の実力差についてはきちんと把握しており(カイドウによる20年の地獄の圧政を悲しい話だがと前置きしながら)、「カイドウがいたらワノ国に侵入しなかった」「カイドウの存在そのものがワノ国を外敵から守る抑止力だった」と冷静に述べている。
ワノ国にて四皇シャンクスの覇王色の覇気で威嚇された際も、素直に撤退を選んでいる。
人間関係
アラマキとイッショウはマリージョアで屈託のない態度で談話し、また七武海撤廃についても同調している様子も見られるなど、少なくともアラマキはイッショウを嫌ってはいない様子。
マリージョアにて再会した際、「藤虎を見つけて追い出すよう指令を受けた」と述べたところ、イッショウに「戦りやすか?」と返され、「やだぜおれァ」と笑いながら拒否している。
また思想に関しては、民衆を大事にして世界政府に対して反感を抱く藤虎とは一見して対極的のようにも見えるが、一方で海軍が今まで触れてこなかった世界政府の負の側面に対して直接的に言及する(=タブーを恐れない)姿勢に関しては共通している。
また戦闘の際は基本的に極力民間人に被害が出ないよう努めることにおいても共通している。(※ただしイッショウにとっての天竜人は例外にあたる)
自由人イッショウがマリージョアに隕石を落とそうとした際には止めるなど、ストッパー側に立つことも。
アラマキはサカズキを慕っており「尊敬するサカズキに褒められたい」と思っている。
しかしサカズキの指示に必ずしも従う訳ではなく、ワノ国天上決戦後には海軍や政府にとって芳しくない存在を、アラマキ自らの裁量・判断で手柄を上げる為に始末せんと単独で遠征する事態もあった。
そのため悪意はないとはいえサカズキにとって念入りに釘を刺していながら聴き入れず独断行動を続ける彼は、イッショウとは別の意味で頭痛の種。
悪魔の実
「おれはモリモリの実の“森人間”!!!」
「『海』に並ぶ命の生みの親!!"自然"そのものだ!!!」
花や草木が多く溢れる森を自在に形成できる「森人間」。
多くの自然“物”(物質)などが登場してきた自然系でも初めてとなる自然の“生物”。
あらゆる植物を自在に生み出し操ることができ、自身の手を伸縮性のある鋭利な植物(おそらく根)に変化させて敵を攻撃したり、背中にタンポポのような花を咲かせてヘリコプターのように回転させることで飛行が可能になる等、幅広い使い方ができる能力である。
そして名前の通り、自身が踏み込んだ大地を大森林に変えることが可能であり、その規模によっては最早新たな自然環境の形成になる。
これは戦場に直接影響を及ぼすため、緑牛の影響力を高める側面を持つ。
一見攻撃力が低い能力に見えるが、変化させた植物自体の強度は高く、植物に変化させた指は相手に突き刺せば、相手が持つ養分を奪い取る芸当が可能な凶悪な性質を持つ。
その吸収速度は全身肥満体のクイーンが一瞬で干からびる程。
また、その強靭さ故に相手を拘束させることも容易く、ルナーリア族のキングも海楼石の有無は不明だが、手負いだったとはいえこの拘束にはまったく対応できていなかった。(アニメではクイーン共々、海楼石はつけられてはいなかった)
このような能力の性質上、緑牛が暴れた戦場は「大自然が溢れかえった大地」に反比例して、「養分を失い干乾びた敵が多く転がる」という異様な光景が広がる。
植物と同じように光合成をすることができ、世界会議編では「面倒でもう3年は何も食ってねェけど!!」と話していた。
他の自然系と違って実体がそのまま残るため、クザンと同じく単に相手の攻撃を受け流すことはできない。
その代わりに非常に高い再生能力を持ち、植物に変化した部位を切断されてもすぐさま生えてくる。
シーザー・クラウンと同様に自分が自然物に変化しつつ自然物を発生させる性質上、本体部分以外の発生させた植物はたとえ武装色で攻撃しても効果がない。
また、全身を焼き尽くされたとしても地面から芽吹き、肉体を取り替えるような形で復活することができる。
こうしたこともあり、打撃や斬撃による物理攻撃にはめっぽう強く、まだ傷が癒えきっていないとはいえ、カイドウや百獣海賊団幹部ともある程度やり合って見せた赤鞘九人男やヤマトは、その木の再生する触手による物量攻撃を捌ききれずあっさり捕らえられてしまった。
植物らしく火には弱いかと思いきや、緑牛自身その弱点を分かりきっているため、しっかり対策技も持っており、並の炎ならば炎に強い植物を生やしたりすることで無効化できる。
焼かれたとしても前述のように地面から芽吹いて復活できる。
植物の性質からして極端な大火炎を放てるメラメラの実やマグマグの実、植物の生育が難しい低温状態を島単位で生み出せるヒエヒエの実、極度の乾燥状態を生み出すスナスナの実、生物に強い猛毒を生み出せるドクドクの実やガスガスの実など、植物が生えない環境では不利になるのかもしれない。
また、アラマキ本人は意に介さないが、戦場の環境を荒野だろうと平原だろうと関係なく森林地帯に変化させるため、元々形成されていた生態系に甚大な影響を及ぼす可能性も否めない。
ちなみに、同じ植物関連の能力として、原作者が制作に関わった映画『FILM Z』に登場したビンズの「モサモサの実」が既にあるが、緑牛が植物を新たに生やして操るのに対し、こちらは元から生えている植物を成長させて操るのに特化しており、分類も超人系。
基礎戦闘力
同じ時期に大将となったイッショウと並び、実力は折り紙付きの化け物と称されており、歴代の大将と同様に圧倒的な戦闘力を持つ。
当然「武装色の覇気」や「見聞色の覇気」も修得しており、高水準に鍛え上げられていると思われる。
技
- 禁憎森々(きんにくもりもり)
周囲に花や拳状の樹木などで構成された森を形成し、自身の姿も大木に変化させる。
名前の由来はそのまんま筋肉モリモリだろう。
- 防火林(ぼうかりん)
水を含ませた燃えにくい植物を展開して相手の火炎攻撃を防ぐ。
ちなみに、山火事などで燃えるのは枯れて水分を失った枝や葉、生きた植物は燃えにくく水分が多い植物はそのまま防火の役目を果たす事が多い。
しかし万が一の延焼に備えて、木を生やさない空地を作り防火帯とする場合がある。
最後の海 新世界編
ドフラミンゴ「“藤虎” 噂はよく聞いてる…
“緑牛”と共に実力は折り紙つきの化け物だとな」
110巻SBSによると、元々は南の海にある「タヤ王国」の警官だったが、女性絡みの大事件を起こした事で国の監獄に収監されていた。
しかし、規格外の強さの評判が政府にも届き、マリンフォード頂上戦争の後に行われた「世界徴兵」なる大規模な人事改革によって新たに「海軍本部大将」に抜擢された。
世界会議編
聖地マリージョアで開かれる「世界会議」の警備兵として派遣された際に、ビーチチェアに座りながらシルエットのみで本編初登場を果たす。
屁理屈で世界会議の会場に潜り込んだイッショウに対して、サカズキから彼を追い出す様に指示されながらも 「別に会議を壊そうってんじゃないでしょ?」 と、イッショウの会場入りを黙認した。
そして彼からDr.ベガパンクが新兵器を完成させた事実と、そして 「王下七武海はもう要らねェ」 と断言したイッショウを見て「酔狂だぜ」と笑った。
ワノ国編
第一幕~第二幕 幕間
世界会議4日目、イッショウと共に、天竜人の奴隷となってしまったバーソロミュー・くまを解放すべくマリージョアに潜入していたサボ率いる革命軍の軍隊長達と交戦したことが世界経済新聞で報じられた。
しかし、その後サボたちには天竜人のシンボルである天駆ける竜の蹄の破壊による天竜人への宣戦布告と、くまの解放を達成された上で全員に逃げられてしまったことが判明し、
海軍犯罪捜査局の局長"黒馬"ことテンセイはアラマキ達は戦場が神々の地であったため思うように戦えなかったのではないかと推測していた。
実際、アラマキは逃げようとしない天竜人から罵倒されながらモーリーと戦闘しており、更に藤虎がマリージョアに隕石を落とそうとしているのを慌てて止めたり、その後藤虎があろうことか天竜人の所有物である奴隷を解放する革命軍を手助けするという行いをした為に激怒。結果的に実力をうまく発揮できなかったどころか敵を前に大将同士が衝突、互いの足を引っ張り合うという最悪の結果となっている。
第三幕
ワノ国近海に待機していた政府の船に戻って五老星に連絡していたCP‐0の電伝虫の念波に対して妨害電波を発し、政府の船に自身がワノ国に赴く旨を伝える。
そして、能力を行使しながら一週間かけてワノ国に到達した。
「よせと言ったよな!?幹部ごときにやられてちゃおれの立つ瀬がねェんだよ!!」
手始めに兎丼に入り、長年の支配によって荒れた土地に、能力で花も咲き乱れる大森林を形成しながら元囚人採掘場に到着し、中にいた大看板のキングとクイーンを戦闘不能に追い込む。
アニメ版では訪れてすぐ真打ちやギフターズを瞬殺、続けてキングとクイーンを同時に相手取って圧倒、そのまま養分を吸収し拘束といった流れであった。
そして、自身の部下に電伝虫でワノ国に軍艦を(サカズキには内緒で)1隻回すよう指示を出した。
この時に百獣海賊団の残党を連行したのかは不明。
その後、ルフィ達が参加している光月家再興を祝う宴が開かれている花の都まで、彼を討伐すべく大地に緑を付与しながら迫るが、自身の存在に勘づいた赤鞘九人男の生き残り及びヤマト、モモの助の妨害を受ける。
「“麦わらのルフィ”を連れて来い!!」
「その首取ったら!!帰ってやるよォ!!」
それでも本気を出すまでも無く彼らを相手に自身の能力で圧倒し、あっさり拘束する。
途中でモモの助の「熱息(ボロブレス)」を立て続けに喰らうも熱がるだけで即座に再生した。
このように赤鞘たちを追い詰めていたが、ワノ国近海まで来ていたシャンクスの覇王色の覇気による威嚇を感知し、分が悪いと判断してワノ国からの撤退を余儀なくされた。
こうして、独断でワノ国に入国したアラマキは百獣海賊団の残党を行動不能に追い込み、戦闘の余波で荒廃した兎丼の土地に大森林を再形成し、圧倒的な戦闘力を見せつけると共にカイドウがいなくなったことによる影響を言い放つことでカイドウに勝利した侍たちに再び警戒心を持たせるなど、意図してやったのかどうかは現状不明だがワノ国の人間にとってはありがたい結果のみを残すことになった。
ちなみにこの時のやたら攻撃的な態度の原因はマリージョアでの一件に加え、事態収束後に発覚した諸問題の数々で溜め込んでいたストレスが爆発したためと思われる。
人権云々の台詞も、言うなれば八つ当たりに近いものだったのかもしれない。
また、世界政府に加盟していないと天竜人による人命を極めて軽視した凄惨極まる事態が行われる可能性があると後に発覚したため、彼なりの世界政府への加入という安全策への催促であったという見解もある。
エッグヘッド編
マルコがワノ国から帰還しておらず、手薄となった“白ひげ”ことエドワード・ニューゲートの故郷スフィンクスにて、白ひげの財産の没収の為やって来た海軍大佐ラーテル達の援軍として名前のみ登場。
海軍の包囲網を全滅させて突破した上、スフィンクスを守るため海軍と交戦したエドワード・ウィーブルを捕縛、連行したとミス・バッキンは語っている。
因みにこの際も非加盟国の人間だからと白ひげの遺産目当てに住民を人質にとり、危害を加えようとしたラーテル大佐と違い、ウィーブル捕縛後はスフィンクスの住民に特に危害を加えることなく引き上げている。
- モデル
モチーフは、1990年の映画『浪人街』に主人公「荒牧源内」の役名で出演した俳優の原田芳雄。
この映画には同じ三大将のボルサリーノのモデルとなった田中邦衛、イッショウのモデルとなった勝新太郎も出演しており(勝氏にとっては遺作)、往年の日本映画を知るファンの中にはその容姿と本名が判明するよりも前、イッショウが登場した時点で「残る1人は原田氏」だと推測できた者も一定数いた模様。
ちなみに当作には、アニメでホーディ・ジョーンズの声を担当した中田譲治も俳優として出演している。
なお外見は彼にとって初主演となる映画『反逆のメロディー』の主人公「塚田哲」がより近い。
刺青「死川心中」も歌手としても活躍した彼の楽曲『新宿心中』が由来と思われるが、尾田先生の落語への造詣を加味すると、古典落語の演目の1つ『品川心中』も考えられていた。その後、第106巻のSBSにてこの件について質問された先生本人は、『新宿心中』の存在は把握していたが、どちらかというと『品川心中』の方を意図していたという旨を回答。
余談を重ねるが『品川心中』に登場する「お染」は、鬼ヶ島の戦いでサンジがクイーンを撃破するきっかけになった女性の名前に使われている。
また原田氏は前任の大将"青雉"クザンのモデルである松田優作から家の裏にわざわざ引っ越してくるほど慕われていた、という逸話もあったりする。
アラマキとクザンは、フランクで勝手に単独行動しがちな点は似ているが、掲げる正義やサカズキへの態度は真逆で、面識の有無や関係が気になるところではある。
- 髪の色
原作者によると、前述のモチーフ元と同じにすると大将みんなが黒色になってしまうことに気づいたので、アラマキの髪色は黒色ではなく異名と同じ緑色になったとのこと。
- 服の色
カラーが不明であったことから、「海軍大将の中で唯一、名前の色と同じ色の服を着ていないのでは?」と言及されていた。しかし、2023年10月22日放送分のアニメにてズボンが緑色だったということが判明している。
また、「死川心中」の刺青の色も緑色であるほか、海軍コートの裏地も緑色に染められていることが明らかになった。
- 登場までの期間
存在が初めて明かされたのはドレスローザ編の序盤に当たり、その姿の一部が明かされたのは世界会議編であるが、ジャンプ連載基準だとそれぞれ2013年、2018年になる。
そして彼の姿が本格的に描写されたのが2022年であり、本格登場までに約9年もの時間がかかった。
- 意外な功績?
上述通り、緑牛はワノ国でキングとクイーンをはじめとした百獣海賊団の残党を拘束した。
その後彼らを逮捕したのかは明かされていないが、残党の中にはかつて政府の実験施設から脱走した希少種族・ルナーリア族の生き残りであるキングも居たため、このまま彼らをインペルダウンへ連行していた場合、「クローンではない純正のルナーリア族を生け捕りにする」というとんでもない大手柄を挙げたことになる(世界トップの情報網を持つビッグ・マムですらキングとの対面までルナーリア族を見つけることはできなかった)。
ただキングの黒い翼や白い髪を見て何も反応しなかったあたり、当の緑牛本人はルナーリア族を知らないのかもしれないが(直前の世界会議で溜まっていたストレスでそれどころではなかった可能性もある).....
- 意外と常識人?
前述の通りマリージョアにて隕石を落とそうとするイッショウを「だめだろやめろバカ!」と至極真っ当なことを言ってとめていたり、ワノ国にてカイドウがこの国の抑止力だった語る際も「悲しい話だが」と前置きしていたりと意外と人もよく、海軍大将としても他の海軍大将は上司と殆どソリがあわずかなりむちゃくちゃしたり、海軍をやめたり、過激すぎたりする中で常識人の部類なのかもしれない。(本人も命令を無視して動くことがあるのでひとえに常識人と言えるわけではないが…)
- 再評価
登場当初はワノ国での発言の数々はヤマトの「その発言自体が許せない!」とのセリフもあり大多数の読者には差別を肯定する罵倒と捉えられ、更にシャンクスの覇王色の覇気で撤退したことも相まって評価は低かった。
だが劇場場REDでのシャンクスの実力や世界会議での描写やウィーブル拿捕とその実力が徐々に明かされて護衛と同僚の暴走に苦労したり、「(非加盟国には)人権が無い」などの発言も1095話で天竜人たちが『先住民一掃大会』という非加盟国を使った猟奇的ゲームを行っていたという読者の予想を上回る人権のなさ、世界の無情さが判明したため、決して罵倒だけではなく純粋な警告の意味合いもあったと捉えられることとなり、どんどんと評価と株が上がっている。
- 担当声優
世界会議編で声を担当した藤原啓治氏が放送後の2020年4月12日に逝去されたため、本格登場となるワノ国編からは、ヴェルゴ役でシリーズに参加経験のある諏訪部順一氏が引き継いだ。
藤原氏にとってはこれが本作の最初で最後の出演であり、似た事例だと同じく原作・アニメともに20年以上続く『名探偵コナン』の初登場回のみで声を担当した伊達航氏の後任は東地宏樹氏が務めている。
なお同僚のボルサリーノも、逝去した石塚運昇氏から、同じくルフィたちの敵側であるカクと兼役する形で置鮎龍太郎氏に引き継がれている。
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