イナズマ(ONEPIECE)
いなずま
「ルフィ君ゆけ!!」
南の海出身の革命家で、革命軍“グランドライン軍”軍隊長エンポリオ・イワンコフの下で副軍隊長を務める。
その反政府的な活動から、イワンコフ共々「海底監獄インペルダウン」LEVEL5に投獄されていたが、二人はLEVEL5・LEVEL6の中間層の空洞を利用し「LEVEL5.5 ニューカマーランド」を建設。同じく収容されていた多くの仲間達を集い、囚人という立場とはおよそかけ離れた絢爛豪華な生活を送りつつ脱獄の機会を窺っていた。
悪魔の実
ハサミに変化させた腕であらゆるものを切り出す「ハサミ人間」。
切り取ったものは、材質や硬度に関係なく、紙のように折り曲げたり接着したりできる。しかし根本的な材質は変わらず、例えば石畳を切り出して捲り上げれば防壁や橋などにも利用できる。
その能力を披露してからはルフィから「カニちゃん」と呼ばれている。
余談だが、トレードマークの一つであるワイングラスは腕を変化させているうちはどこにあるのかと言うと、なんとも器用なことに腕のハサミで挟んだまま(どこかに消えていることもある)。
人間などに対して直接ハサミを入れて攻撃したりできるのかは現時点では不明。
トランプのスートの一つである「クラブ」のような髪型と、額の稲妻型の傷跡が特徴。
英語でカニを意味する「Crab(クラブ)」と掛けているのだろうか?
目元にはサングラス、体にはファー状のロングコートを纏っており、髪色共々、正中線から左右非対称なカラーリングとなっている。原作表紙絵(およびアニメ版)では右半身が白、左半身がオレンジというカラーリングだが、コミックス内ではコントラストを強調するためか左半身がベタ塗りにされていたため、pixivはじめ一部のファンアートでは白黒のカラーリングで描かれることも多い。
平時・戦闘時問わず常にワイングラスを手に持ち、合間合間にグラスを傾けワインを味わう姿を見せている。
一人称は「私(男性時・女性時問わず)」。
基本的に冷静沈着なのだが、上述の性別によってその言動は大きく異なり、男性時はやや生真面目さの強い紳士然とした人物であるのに対し、女性時には「失礼しちゃう♡」などの女性らしく艶っぽい口調を用いるなど比較的砕けた性格となっている。
イワンコフとの信頼関係は強く、彼のことは常々「イワさん」と呼んでいる。
指示を受ければ以心伝心のレベルで即座に行動に移し、戦闘においても決して平静を崩さず、阿吽の呼吸でその任務を手堅く遂行している。インペルダウンにて強敵・マゼランにイワンコフが一人で挑んだ際には、退路である上階への階段を切り離す既で手を止め、彼の無事を願う言葉を投げかけるなど、その信頼の厚さがうかがえる。
インペルダウン編
LEVEL6に収容されたポートガス・D・エースを救うためインペルダウンに潜入していたモンキー・D・ルフィとMr.2 ボン・クレーが死にかけていたところを救助し、イワンコフのもとへと連れて行く。
その後、ルフィが革命軍総帥であるドラゴンの息子と知ったことで、ルフィの義兄エース救出にも協力する事になり、イワンコフらと共に脱獄作戦を決行した。逃走中、足止めのためインペルダウン署長マゼランと直接対決するが、為す術なく毒攻撃に敗れる。
マリンフォード頂上戦争編
それ以降はイワンコフのパーマの中で療養していたが、マリンフォード頂上戦争末期には戦線に復帰し、処刑台に続く橋を作るなどしてイワンコフと共にルフィのサポートにあたった。だが、エースを殺され憔悴したルフィを援護するため、追撃する大将"赤犬"を抑えこもうとして返り討ちに遭い、イワンコフ共々重傷を負って終戦を迎える。