ドルトン(ONEPIECE)
どるとん
「国に“心”を望んで 何が悪い!!!!」
「国の崩壊という悲劇の中にやっと得た好機じゃないか…!!!」
「今はい上がれなければ永遠にこの国は腐ってしまうぞ!!!!」
「我々が国民の上に立っている限り国を立て直すことなど出来るものか!!!この国の医療がどこまで発達しようとも…!!!いつまで薬の研究を続けようとも」
「バカにつける薬はないのだから!!!!」
サクラ王国国王。ドラム島編の裏主人公的な登場人物で現在は世界政府加盟国側の主人公的な登場人物の1人として度々登場している。作品初めての動物系悪魔の実の能力者。
元々サクラ王国の前身のドラム王国時代に守備隊長を務めていた、非王族出身の国王である。
良い人が過ぎるのか、何か質問されてそれに答えた後に割とどうでもよさそうな情報を付け加える癖がある(栗ご飯が好物だというのもそんな調子でSBSで先行して語られたが、本編の世界情勢でもくれはからの誘いに付け加えて栗ご飯が好物だと本人から答えている)。
非常に素晴らしい人柄・性格の持ち主で、『謹厳実直』『温厚篤実』『堅忍不抜』といった言葉を地で行くような、真面目で穏やかで裏表がなく、忍耐強い好漢。それゆえ、ワポルの臣下だったにもかかわらず、国民からの信望・信頼も非常に厚い。
その人柄からか、気難しいDr.くれはも彼には協力的かつ友好的。
本編前
先代国王ワポルの父の時代から王国に仕えていたが、父とは大違いの暴君ワポルの執政(22年前の回想でも前王に「ワポルを甘やかさないでください」と諫言している)には疑念を感じていた。
8年前の世界会議では、戦争の引き金になるのを防ぐためワポルにぶたれても耐える幼い王女ビビを目撃し、感銘を受けていた。
7年前のDr.ヒルルクの死では、かねてから疑問を抱いていた国の在り方について「意志を受け継ぐ者が居る限り国も死なない」とヒルルクから啓示を受け、国を救おうとしたヒルルクの意志を継いでワポルに反旗を翻したために返り討ちに遭い投獄される。この時、ヒルルクを死に追い込んだばかりか嘲笑ったワポルを攻撃しようとしたチョッパーを力づくで止めており彼に非礼を詫びると同時に今ワポルと戦った所で無駄死にするだけだと諭し「もうこれ以上この国の犠牲になるな」と涙ながらに説得して追い返している。
ドラム王国が黒ひげ海賊団の襲撃により壊滅した際には、ワポル達が国民を見捨てて国外脱出するも、残された国民達と共に黒ひげ海賊団と闘った(村人の話では政府側の人間で唯一闘った)。
サバイバルの海 超新星編
初登場のドラム島編の裏主人公的な登場人物で、ナミの治療を頼みに来た麦わらの一味を襲撃にやってきた海賊と勘違いし追い出そうとしたが、船長が船員のために頭を下げる姿に警戒を解き、事情を知ったことで一味を自宅に招き入れ島唯一の医者・くれはの情報を伝えた。
逃げ出したワポル達が島に帰還してくると、すぐさまワポル達のもとへ急行し、ワポルに一撃を喰らわせ(すぐにイッシー20によって完治される)、近衛兵達を能力で圧倒するも、自身の性格を熟知しているチェスが、駆け付けた味方に狙いを定めたことで、仲間を庇いチェスが放った矢を受けてしまう。
その後、ラパーンによって発生した雪崩に飲み込まれ、村人達が掘り起こそうとするも近衛兵達がドルトンが埋まっている雪の上に陣取って妨害していたが、ゾロによって近衛兵達は一掃され、村人達総出で掘り起こされる。極寒の寒さのおかげで仮死状態で済んでいたため、ヒルルクの死を目の当たりにしたことで医師の信念を貫徹することを選んだイッシー20の手術を受け、一命を取り留める。
意識を取り戻したのち、ワポルを道連れに自爆すべく体に爆弾を巻き付け、ワポル達の居城であるドラム城に乗り込んだが、ルフィによりワポルが空の彼方へ殴り飛ばされた後だったため、命拾いした。
かつてヒルルクの死の際に殴りこんできたチョッパーの活躍を知った彼は、心からの感謝と共に彼に頭を下げ、この国の未来が彼のように生まれ変われるという明るい希望と確信を抱いた。ドルトンのチョッパーへの説得は確かに国の未来を救う結果となり実を結んでいたのである。
その後国民やくれはの協力のもと、復旧作業を主導し国を復興に導く。人柄やその復興が国民にも認められ、新国家『サクラ王国』の選挙で国王となり、良き君主として国を治めている。