概要
方舟マクシムとは、漫画『ONE PIECE』の「空島編」に登場する、空を飛ぶ船である。
材料としてエネルが「黄金郷」から回収した「金」が用いられており、船体には巨大な顔を象ったものや、巨大な「神」の文字が施されている。
原動力は「電気」であり、そのため空島で唯一能力として雷を発生させることができるエネルのみが操縦可能となる。
単なる飛行船という訳ではなく、後述する「デスピア」という機能も搭載されており、兵器として利用することもできる。また、船体の側面にはエネルのかつての故郷であるビルカから集めた200個の噴風貝(ジェットダイアル)が取り付けられており、仮に機能停止しても一時的に浮遊させることができる。
エネルはこの方舟マクシムを、「限りない大地(フェアリーヴァース)」=月への還幸という目的で造っており、空島編のラストでは彼がこの船に乗って月に向かう様子が描かれている。
デスピア
方舟マクシムに搭載されている機能。「デスピア(despair)」とは「絶望」を意味する単語である。
エネルが電気エネルギーを流し込むことで発動し、極めて激しい気流を含む「雷雲」を発生させる。
これにより、エネルの技である「万雷(ママラガン)」や「雷迎(らいごう)」を使用することができる。
古代兵器「ウラヌス」説
しらほし=ポセイドンが「海」に関係する古代兵器であることを考えると、ウラヌスは「天空の神」なので空に関係する古代兵器という可能性があり、マクシムとの共通点が見えてくる。
また、その後の扉絵連載『エネルのスペース大作戦』で、月までたどり着いたエネルが、月の古代都市で発見した古代都市「ビルカ」の壁画には方舟マクシムらしき船が描かれているが、関係性は不明である。