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南斗獄屠拳

なんとごくとけん

南斗獄屠拳とは、原哲夫の漫画『北斗の拳』の登場人物・シンの必殺技である。
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概要

主人公・ケンシロウライバルである南斗聖拳(南斗弧鷲拳)の使い手・シンが彼に使用した技。


一見、ただのカッコイイ飛び蹴り技のようだが、「飛び蹴りなのに何故“拳”なのか?」「何故ただの飛び蹴りで四肢が切り裂かれるのか?」と当時から突っ込まれて来た。

そのため、「実際はすれ違いざまの一瞬に相手の四肢を切り裂いている」という説が、一部のファンの間で囁かれていた。

そしてアニメ『DD北斗の拳』のエンディングテーマ「ほくとのけん言えちゃうかな?(作詞:原哲夫)」において、「♪手足を手刀切り…」と歌詞で説明された事により、この説が公式設定であった事が判明した。


ただし、実際の所は後付である可能性も高い。ゲーム作品(AC版格闘ゲーム、『北斗無双』…など)では、普通の飛び蹴りである。

また、劇場版アニメ『北斗の拳 ケンシロウ伝ZERO』では、シンのかつての同門であるジュガイがおなじく獄屠拳を使用しているが、こちらは手足ではなくに爪痕のような切り傷を与えている。


そもそも、拳と言う漢字はパンチのみならず「拳法」全体を意味する事もあるので、別に「○○拳」が蹴り技であっても何もおかしくないのである。

それこそ「北斗神拳」にも「南斗聖拳」にも、数多くの蹴り技がある訳だし。

他作品だと、「掌」から放つ「波動拳」とか「覇王翔吼拳」とかもある。


基本は正面へ右足を伸ばし、右腕ともう左足を伸ばした足の方へと向け、残った左腕は手を握り後ろへ伸ばした姿勢の、いわゆる飛び蹴りの形。同様の形の技であるケンシロウの蹴り(アニメでは「北斗飛衛拳」という技)と交錯するシーンが印象的。


ちなみに漫画版では前側の手が軽く開いた状態、アニメ版では手首を下に折り曲げた状態、ゲーム版では前側の手を握り、腕が他のよりも若干上側に向いているなど、表現上細かいところは異なるが、全て両腕を前後に伸ばし、伸ばした足にもう片方の足を添えている形となっている。


スピンオフ『世紀末ドラマ撮影伝』では「最初は手刀技だったが、演出がエスカレートした結果技名はそのまま飛び蹴りになり、疲労困憊の役者達がセリフの取り直しを拒んだために、一見蹴り技に見える手刀の設定になった」という描写になっている。


なお、TVアニメでは当時「屠」の字が放送コード上使えなかったため、「南斗獄拳(なんとごくさつけん)」という名称に変更されていた。後年のアニメ・ゲーム作品では規制の緩和か原作通り「獄屠拳」と称されるようになった。


元ネタ

ブルース・リーが映画で使用している飛び蹴りが元ネタと思われる。(分からない人は「ブルース・リー 飛び蹴り」で検索)


これははっきりと言及された事こそ無いものの、ケンシロウを見れば一発である。外見・初期の構え・軽く跳ねるようなステップ・「あーたたた」という甲高い叫び声・自分の体から流れた血をペロッとなめる動作、などなど、ケンシロウというキャラはどう見てもブルース・リーのオマージュだらけである。よってこの飛び蹴りもまず確実にブルース・リーの影響と考えて間違いはあるまい。


また、印象的な飛び蹴り姿勢のためなのか、他社の格闘ゲームでもこの技を意識した蹴りを放つキャラが多い。

例 ドラゴンワールドヒーローズシリーズ)・ドラゴンキック


影響

Pixivにおいては、南斗獄屠拳そのものや技の使用者であるシン、もしくはそれらのパロディを描いた絵、また南斗獄屠拳に近い姿勢の絵やそれっぽい蹴り技の絵にこのタグが付けられている傾向にある(例:アラバスタ編でのサンジMr.2ボンクレーの決着のシーンなど)。


昨今では中野TRFの影響もあってか、『AC北斗の拳』でシンを使うことで有名なプレイヤー「5様」を表す顔文字(┌┤´д`├┐)がセットでタグ付けされることが稀によくある

ただし、この顔文字自体が原作と直接的な関係があるわけではなく、原作しか知らない人からは毛嫌いされることもあるため、使用の際には注意が必要である。

※ 詳しくは当該項目を参照。


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