「おれの得たもの 外骨格・筋力・移動速度
それは加算される力だ
外骨格に 今まで鍛えた武装色を重ね
より強靭で、より高温の炎を纏う脚になる」
概要
ワノ国編でサンジがジェルマの科学力によって覚醒した際に編み出した戦法。読み方は「イフリートジャンブ」。
元々炎に異常なほど強い耐性を持っていたサンジだが、レイドスーツを着たことでどういうわけか体に眠っていた“科学の力”が出現(105巻SBS)し、外骨格の発現に加えて、消えたように見えるほどの速さでの移動が可能となった高い筋力・外骨格がひしゃげてもすぐ治るほど回復力を得た。
サンジは悪魔風脚を新世界編から回転の摩擦なしに使用している場面が多々見られたが、どうやらこれも他の兄弟や姉同様に科学の力が発現しかけていたようで、クイーンには「(道具も能力もなしに)人が燃えるか!? バカ野郎ォ!!」とツッコミを受けていた(サンジはこのときは「おれの情熱は炎の温度を超えていく!」と返答していた)。
これによって自身に発現した外骨格に鍛えてきた武装色の覇気を重ね、より強靭で高温の炎を纏う悪魔風脚の強化版。
特徴としては炎が高温になったことで悪魔風脚のオレンジ色の炎から蒼炎に変化しており稲妻のような蒼い奔流の炎も発生している。
加速と重みも段違いに強化されたその威力は、タフな動物系古代種の能力者であり、悪魔風脚では明確なダメージが通らなかったクイーンにも通用する程。
ヴェルゴ・ドフラミンゴやビッグ・マム海賊団には苦戦を強いられてきたサンジだったが、皮肉にも嫌い続けた父の与えた科学力の肉体も合わさって四皇最高幹部を圧倒できるほどにパワーアップ。
S-シャークの打撃をものともしないほどになっている。
『ONEPIECE FILM RED』では、アニメ本編に先がけて先行登場。
最終決戦にて、シャーロット・オーブンのネツネツの実の能力による炎に上乗せする形で発動され、歌の魔王の左脚破壊に貢献した。
また、アニメ1079話ではなんとゾロとの喧嘩にも使用しており(ゾロの方も刀から緑色の炎の様なオーラを放っていた)、大看板を討ち取った大技をいつもの小競り合いで発動するという何ともシュールな光景となっている。
技
- 牛肉(ブフ)バースト
「飛べ ゲス野郎!!!!!」
魔神風脚を発動した状態から”首肉(コリエ)”、”肩ロース(バース・コート)”、”肩肉(パルロン)”、”肩バラ肉(ジュモ・ア・ビフテク)”、”バラ肉(タンドロン)”、”腹肉(フランシェ)”、”尾肉(クー)”、”モモ肉(ポワール)”、”すね肉(ジャレ)”……と肉の部位にあたる箇所に素早く強力な蹴りを叩き込む。
そして最後に爆炎を伴う強力な後ろ蹴りの連打を決めて盛大に吹き飛ばす。
同様の動きで繰り出す「仔牛肉(ヴォー)ショット」の強化版とも言える。
- 地獄の思い出(ヘルメモリーズ)
修行中の2年間や過去に経験した悪夢のような記憶を思い出しながら蒼炎を全身に纏い攻撃する。悪魔風脚にも同名の技があり、そちらの強化版と思われる。作中では敵への攻撃ではなく、ルフィの攻撃のサポートの為に(ルフィに向けて)放った。
- 肩肉ストライク(エボールストライク)
「愛しき人を泣かせた罪...『死刑』!!!」
相手の頭上に飛び上がり、頭部に強烈な蹴りをお見舞いする。ルフィの「ゴムゴムの象鞭」、ゾロの「三刀流 黒縄大龍巻き」と合わせて発動し、ナミとウソップを襲っていたエルバフの巨大な猛獣を一撃でノックアウトした。
関連タグ
羊肉ショット:肉の部位に見立てた箇所に蹴りのコンボを打ち込んでいく技第一号。首筋→肩→背中上部→胸→腹部→背中下部(腰よりは上)→太もも→すねと蹴り込んでいき、最後に連続キックで吹っ飛ばす。