「誰にでも カミつくうるちゃん 大好物♡」
概要
カイドウ率いる百獣海賊団、その幹部である真打ちの中でも、指折りの6人の実力者「飛び六胞」の1人。色々と大きな女性。
幹部として遊郭の管理・運営を担当している。
プロフィール
通称 | ブラックマリア |
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年齢 | 29歳 |
身長 | 820cm |
懸賞金 | 4億8000万ベリー |
所属 | 百獣海賊団飛び六胞 |
悪魔の実 | クモクモの実 モデル“ロサミガレ・グラウボゲリィ”(動物系古代種) |
覇気 | 武装色、見聞色 |
武器 | 振袖輪入道 |
出身地 | 偉大なる航路 新世界 ワノ国 |
誕生日 | 9月24日(ブラック+毎月24日は扶助者聖母マリアの祝日) |
星座 | てんびん座 |
血液型 | S型 |
好物 | みたらし団子 |
趣味 | ボクシング、恋愛 |
初登場 | 単行本97巻 第978話『飛び六胞登場』 |
CV | 小林ゆう |
人物
容姿
他のギフターズと同じく頭部に黒い角が付いた金髪碧眼の女性。彼女の角は装飾ではなく、幼少期から生えている本物の角である。
実際、鬼ヶ島の中には彼女の管轄地である、百獣海賊団用の遊郭が存在する。名前は『女難』。
上述した通り、百獣海賊団の中でも特に現実の日本人寄りな格好だが、単行本97巻の表紙により、金髪碧眼の西洋人風なカラーリングである事実が発覚した。因みに角は赤色。
背中には「女難」の文字が刺青として彫られている他、本気で戦う際は上半身の着物を脱ぎ、胸にクモの糸をさらしのように巻いた状態で戦う。
かなりスタイルの良い美人だが、特筆すべきはその巨大な体躯。上半身だけでも、同じ「飛び六胞」であるドレークの身長、全身ではなんとカイドウを上回る長身を誇る。
飛び六胞が横一列に並んだ際には、少なくともドレークの約3倍以上、ページワンの約4倍の身長があるのが分かった。比較対象が既に高身長揃いな為、一般人と並ぶと殊更に巨大に見える。
はっきりとしたサイズ感が分かるまでは「巨人族ではないか?」とする説もあったが、彼らは大半が身長10m台である為、まず巨人族ではないと見える。また足の長さも「スタイルが良い」の範疇に収まるものであり、シャーロット・スムージーのように足長族の血を引いているようでもない模様。
性格
二人称は「お前さん」。「飛び六胞」の中でも同性であるうるティを「うるちゃん」と親しげに呼んでいる。自分以外の遊女達からは「マリア姐さん」と呼び慕われており、彼女自身も気さくに接している。
同じ飛び六胞の面々が、各自物騒な口喧嘩をしているのを愉快そうに眺める、不穏な雰囲気の発言も笑って流す余裕を見せる等、いわゆる「大人の女性」の印象を受ける。しかし、うるティの「カイドウって馬鹿なの?」発言に対しては流石に焦りを見せており、他のメンバーと共に冷や汗を浮かべながらツッコんでいた。
他の飛び六胞達と違い、権力闘争にさして興味はないタイプ。
鬼ヶ島内で大規模な全面戦争が勃発するような非常事態でも、他の遊女達のリクエストに応じ三味線と歌を披露する等、およそ四皇の幹部及び戦闘員とは思えない、穏やかな言動を随所で見せている。
暴力を振るわれたモモの助に手を差し伸べ「まぁ可哀想…まだ小さいボーヤを血が出るほど殴って…」と慈悲の感情を向けてモモの助を優しく自身の手の上に乗せていた。
カイドウに対する接し方も幹部というよりは花魁らしく、しなだれかかってお酌をしたり、何かあればもてなしを優先したりしている。
大看板との仲も悪くなく、有事の際は火災のキングも彼女を頼っていたり、ブラックマリア自身もニコ・ロビンの生捕り任務を忠実に遂行しようとしたりした。
しかし、普段は比較的穏やかで余裕のある振る舞いをする彼女も、シャーロット・ペロスペローら他の海賊達の例に漏れず、敵に対してはサディスト。
蜘蛛の糸の拘束で身動きが取れないサンジを殴打する拷問にかけ、ロビンに助けを求めるようしむけたり、サンジがニコ・ロビンを頼った事態を嘲ったりした。
戦闘能力
悪魔の実 | クモクモの実 モデル“ロサミガレ・グラウボゲリィ”(動物系古代種) |
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能力 |
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一般的に認知されているクモとはとても思えない能力を備えている。しかし、モデル自体があまりにもマイナー(後述)なので、どこまで能力なのかは不明。下半身だけ変化しているのは「そのままクモの姿になる事を美的に許せなかった彼女が、ランブルボールで形態を変えているチョッパーと同様、薬等の方法で変型点を変えている為」と100巻のSBSで判明。
メリケンサックで相手を殴る戦闘スタイルであり、ブラックマリア自身も「格闘家」と自称しているだけに、メリケンサックで相手を殴るだけではなく、火を発生させるパグのSMILE「輪入道」が付いた槍(振袖輪入道)を器用に振り回して攻撃する等、能力だけに頼らない覇気や槍術を駆使した高い戦闘技術も備えている。
ただし、劇中では「ニコ・ロビンの生捕り命令」が出されていたのもあり、毒も牽制程度にしか使わないなど、彼女が敵を殺す気で全力で戦う場面はほぼ見られなかった。
技
- マリアネット
指先から粘着性と可燃性を備えた糸を大量に放出して、相手を捕まえる。
高い強度を誇り、一度捕まればサンジも力技では脱出不可能。
弱点として凍らされると粘着性も強度も失って砕けてしまう。
- お静マリア
マリアネットで捕まえた相手を意のままに操る。
- 花魁ナックル
メリケンサックでただ殴るだけだが、巨躯を誇るブラックマリアが殴れば相当な威力となる。
- 行き止マリア
マリアネットで相手の攻撃を防ぐ。
- 炎上(あたた)マリア
マリアネットに火を放ち、広範囲を炎上させる。
経歴
鬼ヶ島の突入時に他のメンバーと共に初登場。
カイドウから「息子のヤマトを見つけて欲しい」と命じられ、捜索任務が言い渡されるも、任務に就かず宴席でカイドウに寄り添う(この際カイドウからは特に𠮟責もされず、むしろ傍らに居るのを許されてもいる)。
赤鞘の侍が襲来しても特に動かず、部下に一曲披露していたりと、戦いに赴いている他のメンバーと違い余裕を感じさせる振る舞いをしていた。城内3階の宴会場にてハニートラップでサンジを誘い込んで自身の能力で捕らえ、拷問しながらロビンの呼び出しを要求する(トラップというよりは、女大好きなサンジが「遊郭」や「花魁」の言葉に反応して、本能的に突っ込んだとも見て取れなくもないが)。
そして、ロビンとブルックが宴会場に現れ部下と共に交戦する。最初は2人を相手取っていたが、途中からブルックの相手は部下に任せて、自身はロビンと1対1の勝負に打って出る。
そんな中、自身が捕えていたサンジのロビンに助けを求める姿を馬鹿にしたことでロビンの怒りに火を付ける結果となり、更に白熱していく。
それでも自身の能力や戦闘技術、加えてロビンの能力の欠点を瞬時に見抜き、容赦なく攻め立てていくが、ロビンを生捕りにする命令が出ていたためにトドメをさせずにいたぶったのが仇となり、ロビンが2年間の修行で新たに会得した技と戦法で戦況が一転。
ロビンの切り札「”悪魔咲き(デモニオフルール)”」に捕まり、最後はロビンに放った「手も足もいらない」発言をそっくり自身に返された後に「”大渦潮(グランジャグジー)クラッチ”」を喰らって敗れ去った。
アニメ版では
アニメ版では敗北シーンがかなり加筆されており、圧倒的な"手数"と"怪力"で全身を捻じられ、断末魔を上げながら身体中の骨をバキバキに砕かれ事切れるという、明らかに気絶ではない壮絶なやられ方が日曜日の朝から放送された。
裸に近い上半身のまま、徐々に白目となり悶絶していくというエロすぎるリョナシーン、そして舌を出したまま動かなくなった顔は必見(アニメスタッフの性癖だろうか?)。
余談
- 遊女であり体格が近い事も相まって、巨体のカイドウの隣に居てもかなり映える姿であり、「カイドウの愛人のようにも見える」と感じた読者も多い様子。そして、後に登場したとある人物の容姿から、彼(彼女)はカイドウとの間に生まれたブラックマリアの子供なのでは?と一部の読者から考察され、その印象は更に強まっているらしい。真相は不明だが、ヤマトとの年齢差が1歳なのでカイドウが余程のロリコンでない限り親子関係はないと思われる。
- 「蜘蛛の能力を持つ遊女」のキャラクター像から、モデルは絡新婦と思われる。
- 原作では多頭の幻獣種の悪魔の実の能力者でないにもかかわらず、クモ化している部位近辺に女性の首らしき器官が無数に生えている様に見えたが、アニメ版で彼女の取り巻きの芸者衆であることが判明。
- 悪魔の実のモデルであるロサミガレ・グラウボゲリィは、クモの仲間でも原始的なトタテグモの仲間で、最初の恐竜が出現した頃の三畳紀中期のフランスに棲息していた。現在判明している古代種のモデルとしては、最古の生物だが体長は7mm程と、飛び六砲では一番の巨躯を誇る彼女とは対照的に、最も小さい生物でもある。また、あまりにもマイナーすぎるため、ネットで調べても基本的に彼女の記事にしか辿り着けないレベル。そのため悪魔の実が判明した当時、未知の生物として話題になった。
- 初期案での悪魔の実は「オビオビの実」で帯で攻撃する能力。この他にリュウリュウの実モデルステゴサウルスの案もあった。
- ブラックマリアの技はどれもこれもネーミングセンスが微妙なものばかりだが、これは尾田先生が101巻のSBS「少しダサいという弱点(ウィークポイント)こそ愛せる」と語っている。
出身地について
上記のプロフィールの通り、ブラックマリアの出身地は「ワノ国」となっている。
百獣海賊団がワノ国を拠点としているとはいえ、メンバーの殆ど(オロチ組などの協力者を除き)が海外の出身者で占められる中、ワノ国出身と明言されているのはブラックマリアのみである。
また、ワノ国出身者の殆どに日本名が付けられる中「ブラックマリア」という西洋風の名称を名乗っていたり、頭の角やその巨体など、他のワノ国の住人にあまり見られない特徴を併せ持つなど、その出生にも多くの謎が残る人物である。
関連イラスト
関連タグ
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