概要
「裏世界ラボ」にて投稿されているシリーズのひとつで、闇金会社を経営している人物・槙野と、同業者や債務者などを通して闇金や金融機関のシステムなどを解説している。
登場人物
槙野大河(まきの たいが)
物語の主人公で闇金業者。債務者を「屑」と呼び、法外な利息で貸し付けている上に強引な取り立てをしており、時にはグレーゾーンな事も平然と行っている。取り立てには容赦ない一方で、債務者が棄てた子供の施設の手続きをしたり、後述の林田の将来を案じているなど、一応人並みの情は持っている。元々顔は美男子の部類にあたるが、本人からしたら闇金業者っぽくないと、「闇金ウシジマくん」の丑嶋馨をリスペクトして髭と伊達メガネをしている。
「地道にコツコツと」をモットーにしている権益家であり、投資系の一発成功の類は経済的に余裕のある人間がするものだと信用していない。特に仮想通貨などの類は数字だけで現実味がないとの理由から興味が全く無く、投資絡みで借金を申し込む輩に対しても、闇金にまで金を借りる奴らは返済できる見込みが全く無いと断るようにしている。
金融関係といったら俺と自負するなど、違法とは言え金融勤めに関してはプライドがあるようで案件動画では借金減額シミュレーターについて解説をしていた。(一方、元ニートのヤクザ・闇金・ホームレスなど曲者ぞろいがメインキャラのチャンネルにこのような案件を依頼してくることに関してはメタ発言をしつつ疑問も抱いていた。)
2022年1月8日の動画では彼の過去と闇金業者になった経緯が語られ、少年期は身体が弱く、病院内の院内学級で勉学に励み、その頃に同じ院内学級に居た小塚とも知り合った(のちに偶然にも小塚の家族が近所に引っ越してきたため、以後友人関係になる)。そして同じ病棟に小児がんなどで長期入院している子供と、入院費や手術費用に悩む親達の姿を見てきた事から結局命を繋ぐのは金だと思うようになり、高校卒業後はたとえ後ろ指を刺される行為だろうとそれで人が救われるのなら本望だと闇金業者になる事を決意し、バイトで得た金で投資関係で資産を増やしながら(損した事も多く、反省要素として受け入れている)金融について猛勉強し、ある程度の資産を稼いだ後に闇金会社を経営するに至る。上記の過去から賭博を始めとした馬鹿な事に大金を費やす大人を嫌っている。
林田マキ(はやしだ まき)
槙野の助手。容姿端麗(槙野から生きてる世界線が違う。と言われるほど)な上に金融業などの知識にかけては槙野より豊富で、時には彼女の提案を下に新たな事業を手がけている。かつては両親が槙野から金を借りた際に連帯保証人になった結果、両親に棄てられ、風俗に堕として返済させようかとも考えていたが、彼女の知識を高く評価して働かせる形で返済させる事にした過去を持ち、既に返済は終了しており、槙野も裏社会から足を洗って新たな人生を送ってもらいたいと思っているが、棄てた両親の行方を知りたい彼女からの願いで助手として置いている(彼女曰く興信所で探してもらってもいいが、それだと自分の中でのケジメが付かないとのこと)。V系バンドのヴォーカルで活動していた事があり、その頃の衣装を着ている。自身の名前をあまり語らないのは「牧村」や「槙野」など『まき』がこれ以上重なると視聴者からツッこまれると考慮しての事。槙野と一緒に今川組と界転組の抗争に巻き込まれ、その騒動の中で小塚のアドバイスで槙野に結婚を申し込む。槙野は保留という事にしたが、周囲から事実婚として受け入られており、彼らから槙野の妻として扱われている。
コラボ編
今までヤクザにみかじめ料を払うのが嫌で、法律上払う義務はないと事務所を度々変えていたが、界転組の岡本に居場所を知られて支払わされそうになり、幼馴染でヤクザの小塚に相談し、今川組の牧村を紹介される。牧村の武勇伝は噂に聞いていたが、ヤクザらしくないのと、牧村がバックに着いてくれる事もあり界転組の件を解決してくれた事に感謝、そして牧村からの相談を聞いて太いパイプができたと了承する。
のちに牧村より亘津の件について相談を受け、偶然にも亘津が闇金業者の間でも至る所で借りては美音に押しつけて逃げる曲者で要注意人物としてマークしていた事から、牧村から美音の借金と闇金業者から借りた計560万円に200万円を加えた金額で亘津を買い取り、『けじめ』を取らせるべく『商品』として酷使する。