概要
「おから」とは、豆腐を製造する過程で、大豆から豆乳を搾った後に残ったものである。
「おから」という名前が「空っぽ」に通じることから、忌み言葉として「卯の花」とも呼ぶ。色が白に近い黄色であって、ぽろぽろとした細かなそぼろ状である所が、ウツギという木の花に似ているためである。
また、豆腐と違って「切らずに食べられる」ことから「雪花菜(きらず)」とも呼んだ。
食用以外に家畜の飼料、掃除(能舞台などで、つやを出すためにおからで乾拭きする。)にも使われるが、一方で品質の劣化が早く日持ちがしないことから、今までは産業廃棄物として捨てられてきた。
最近になっておからを大量に短時間で乾燥できるようになり、「おからパウダー」を小麦粉に混ぜるなどしてケーキやクッキーなど菓子作りにも利用したり、バイオ燃料や化粧品の材料など再利用技術の研究も行われている。
関連タグ
工事:中国では手抜き工事の事を「おから工事」(「豆腐渣工程」(トウフジャーコンチョン dòufuzhā gōngchéng))と表現する。