正代
しょうだいまたはまさよ
本名の正代直也をそのまま四股名にしている。
演歌歌手の石川さゆりの遠縁にあたる。
小学校1年生の時に公園で相撲ごっこをして遊んでいたところ、地元の相撲クラブの監督がたまたま見かけたが監督は彼の才能を感じてすぐ声をかけた。
そのまま道場に連れて行かれて入会する羽目になり、高学年頃から大会で好成績を収めるようになり頭角を表す。
熊本農業高校に進学し国体で優勝。
当初は教員を目指し東京農業大学国際食料情報学部国際農業開発学科に進学し相撲も続け、2年生で学生横綱になる。
教育実習で自分が教員に向かないと自覚したことや、豊ノ島に声をかけられたこともありプロ入りを決意し時津風部屋に入門し2016年に新入幕、2017年に関脇昇進。
体格に恵まれながらもともと緊張しいの性格も手伝い、会見では気弱に取れる発言も多く、やや遅咲きの力士であった。
郷土愛が強く、帰郷した際には古巣の相撲クラブに顔を出したり被災地の訪問を行ったりしていた。
2019年前後からそのネガティブ気質や稽古の姿勢にも改善が見られたせいか同年の秋場所で優勝争いに食い込めるようになり知名度が上昇。
2020年秋場所には大関である貴景勝を破り、同場所で共に勝ち進んだ翔猿との激闘のすえ初優勝を果たし大関昇進を確実にした。
熊本県出身者として、東京農大出身者としても初の幕内優勝ともなる。
大関昇進後
大関昇進後の2020年九州場所で左足首を負傷し5日目より休場、翌2021年初場所にて11勝を挙げてカド番は脱出したが以降に10勝以上を挙げたのは2021年名古屋場所の10勝のみで以後は大関としては低調な成績が続いた。
特に序盤戦での連敗が目立つようになり、その不調が仇となって終盤の横綱照ノ富士戦が組まれない事も数回起きており北の富士らの解説者から酷評される事もあった。
2022年11月場所の負け越しにより大関から陥落、以降は幕内中位が定位置となる。