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概要編集

生い立ち編集

1996年8月5日生まれ。

本名・佐藤貴信。兵庫県芦屋市出身。

名前の「貴」は横綱貴乃花からで「信」の字は織田信長から採っている。


少年時代より力士を目指して貴乃花親方の貴乃花部屋を何度か訪問し、高校では高校相撲の名門である埼玉栄高校に入学して各大会で活躍した。2014年に貴乃花部屋へと入門し、9月場所にて初土俵となり11月場所には序ノ口優勝となった。


入幕後編集

以後、順調に昇進を重ねて2017年初場所に新入幕となり、これまでは本名の「佐藤」の四股名を名乗っていたが戦国武将上杉景勝由来の「貴景勝」へと四股名を変更した。翌年の初場所に新小結として初の三役となり2018年11月場所からは師匠である貴乃花親方の相撲協会退職に伴って貴乃花部屋が消滅した為、千賀ノ浦部屋(→常盤山部屋)へ移籍となった。


2018年11月場所では白鵬ら横綱不在の中で活躍して幕内初優勝を遂げ、翌年初場所に新関脇となった。初場所では11勝、3月場所では10勝を挙げて来場所からの大関昇進を確定した。


大関昇進後編集

新大関となった5月場所4日目の御嶽海戦で右膝内側側副靱帯を損傷して休場、翌場所も休場となった為にニ場所で大関陥落となったが9月場所で12勝を挙げて再昇進した。

2020年11月場所は白鵬・鶴竜の両横綱と大関朝乃山正代の休場の中で一人大関として気を吐き、当時小結だった照ノ富士との優勝決定戦を制し二度目の優勝。


貴景勝は175cmの低身長ながら元々押し相撲を得意としていた力士だった。2023年1月場所及び同年9月場所も優勝したが、この頃から首痛に悩まされるようになった事で本来の押し相撲が活かせず、皆勤もできない場所が増えつつあった。

2024年7月場所で負け越したことで大関から陥落。再び大関復帰をかけて9月場所の土俵に上がるも、首の状態は上がることなく3日目から途中休場、同場所中に現役引退を発表した。

なお、28歳での引退は平成以降の大関・横綱では最年少で早い。


引退後は年寄「湊川」を襲名。


関連人物編集

  • 貴乃花

入門時の師匠。

本名は当時の横綱であった貴乃花にちなみ、少年時代から面識があった。入門後から退職まで指導を受けた。

  • 隆三杉

引退までの師匠。

元々は貴乃花部屋の部屋付き親方であった為、貴乃花部屋の頃から指導を受けた。千賀ノ浦親方→常盤山親方。

  • 阿武咲

阿武松部屋所属の力士。

同い年で中学・高校時代からのライバル。


関連タグ編集

大相撲 相撲 力士

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