経歴
1983年6月26日生まれ、高知県宿毛市出身。
本名は「梶原大樹」。最高位は関脇。
時津風部屋に入門しだが当時の新弟子検査の際は身長169cmであった為、本来の基準である身長173cmに達せず尚且つ身長167cm以上の新弟子が受ける体力測定などの第二検査を受けて合格となる(現在第二検査は基準緩和で廃止)。
2004年5月場所に新十両となって第二検査合格者としては初めての関取となり、同年の9月場所で新入幕となる。以後は幕内上位から三役の地位に定着、鋭い左差しやもろ差しを決めての速攻相撲が持ち味で技能賞をこれまで4回受賞し、何度か優勝戦線に加わる成績を挙げている(2007年1月場所・2010年11月場所・2016年1月場所の3回)。
2016年の7月場所以後はアキレス腱断裂の大怪我で幕下まで転落したが、復調して2018年11月に十両に復帰し、2019年3月場所にて再入幕。以降2020年1月場所まで関取の地位を維持した。
2020年4月に現役引退を表明、年寄「井筒」を襲名し時津風部屋の部屋付き親方として後進の指導を行っていたが、「井筒」は借り物であって正式な年寄名跡は取得出来ず2023年1月に日本相撲協会へ退職届を提出。現在は現役時代の四股名「豊ノ島」を名乗ってタレント活動をしている。
実績十分の豊ノ島が引退後早期に協会を離れたことを惜しむファンは多かったが、浪費家としても一部で有名な豊ノ島とあって、この結果には「やはりか」という声もあった。
主な戦績
三賞10回、金星4個。
日馬富士とは9勝35敗、鶴竜とは9勝16敗、稀勢の里には9勝30敗、琴奨菊とは13勝27敗、琴欧洲とは16勝16敗。