概要
最高位は大関、幕内優勝1回。
中央大学卒業後に武蔵川部屋へ入門し、1997年春場所新入幕。入門時から本名をそのまましこ名にしていた。
全盛期には立ち会いから相手を一気に土俵外へぶっ飛ばす破壊力抜群の相撲が得意であり、「出る出る出島」と称された。
このような取り口によって早くから大関候補として期待され、1999年の名古屋場所で曙に千秋楽で勝ち星を追い付き、優勝決定戦では注文相撲で曙を下し、初優勝・史上3人目の三賞独占受賞・場所後大関昇進と大活躍の場所となった。
しかしその後は蜂窩織炎に悩まされ、2001年7月場所で負け越したことで大関の地位から陥落。短命大関になる。
大関陥落後も現役を続け貴ノ浪や弟弟子の雅山と同様に、元大関ながら金星を獲得したり三賞受賞を達成した(史上4位の47場所ぶりの三賞)。
2009年の名古屋場所中に現役引退を表明。年寄「大鳴戸」襲名後は、兄弟子だった武双山がいる藤島部屋で指導を行っている。
同郷でライバルの栃乃洋とは24勝16敗だった他、曙に6勝6敗と互角だった(優勝決定戦を含むと7勝6敗となり、曙が10回以上幕内で対戦した力士では唯一曙に勝ち越している)。