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概要編集

1984年11月16日生まれ。モンゴル国ウランバートル出身。

本名は「バトジャルガリーン・ムンホルギル」(バトジャルガル・ムンフオリギル)だったが、2024年に日本国籍を取得し本名・しこ名共に「玉鷲一朗」となった。


元々はモンゴル相撲を始めとしたスポーツとは無縁。モンゴルの大学にてホテルマンを目指すべく勉学に励んでいたが、途中で大相撲入りを志し、2003年に日本に留学していた姉を頼って来日し片男波部屋に入門、2004年1月場所が初土俵となる。


2008年1月場所に十両昇進で関取に。同年9月場所に新入幕を果たした後はしばらく幕内中位~下位の地位に留まっていたが、30代となった近年は三役の常連として頭角を現し、2019年初場所にて13勝2敗の成績で幕内初優勝を遂げた。


2022年3月場所において照ノ富士を破り、歴代5位・平成以降では史上1位となる37歳での金星を獲得した。5月場所においても照ノ富士を破り、57年ぶりの同一横綱からの3場所連続金星を記録、その場所で史上4位の連続出場(1426回)記録にも到達した。

2022年9月場所でも照ノ富士に勝利し同一横綱から1年で4回の金星を獲得、「年を跨がない」パターンでは史上初の記録を達成した(年を跨ぐパターンも入れれば史上2例目)。この場所では出場した横綱・大関の上位全員に勝利するという37年ぶりの記録も達成し、昭和以降史上1位の37歳10か月での優勝も達成(旭天鵬の37歳8か月の記録を2か月更新)。


余談編集

  • 初優勝時は34歳2か月であったが、これは年6場所制以後ではモンゴル出身力士の先輩である旭天鵬に次ぐ高齢での初優勝となる。
  • 2004年に初土俵を踏んで以降、長年の土俵人生で休場が2022年7月場所の2日しかない、いわば角界の鉄人。前に出る押し相撲の技術を磨いてきたからだとか。
  • 三賞4回、金星7個。不戦勝も非常に多く、歴代で1位の14回獲得している。

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