概要
1974年9月13日生まれ。モンゴル国ウランバートル出身。
帰化前の本名はニャムジャウィーン・ツェウェグニャム。
2005年に日本国籍を取得し、本名を太田勝へ改めた。
1992年2月に旭鷲山ら他のモンゴル人5名と共にモンゴル人初の力士として来日し大島部屋に入門した。当初は日本に馴染めずに他のモンゴル人力士と脱走する事件を起こしたりしたが、次第に順応していき来日から4年後の1996年3月場所にて新十両となり98年初場所にて新入幕となった。
98年の新入幕以後、数回十両に陥落したのを除けば2015年9月場所の引退まで17年の長きに渡り幕内力士として活躍し、40歳まで現役を続けた。40歳を越えた幕内力士は過去にも存在したが年6場所制となった1958年以後は初めてとなる。2012年5月では平幕の幕内力士としては史上最高齢の37歳8ヶ月で初優勝を果たした。関脇は3場所、小結は9場所務め敢闘賞を7回受賞している。
引退後は年寄「大島」を襲名して友綱部屋の部屋付き親方となり、2017年に先代友綱親方の定年により名跡交換を行い年寄「友綱」として友綱部屋を継承。
2022年、先代友綱親方(=大島親方)との名跡交換が再度行われて友綱部屋は大島部屋へ改称された。
安美錦とは10勝18敗、琴光喜とは13勝24敗、若の里とは15勝24敗、栃東とは10勝15敗、栃乃洋とは11勝9敗、武双山とは12勝11敗、琴ノ若とは10勝8敗、貴ノ浪とは6勝9敗、稀勢の里とは9勝14敗、琴奨菊とは10勝14敗。
主な記録
- 通算出場回数1870回(史上2位)
- 通算勝利数927勝(史上6位)
- 通算敗北数944敗(史上1位)
- 幕内出場回数1470回(史上1位)
- 幕内勝ち越し最年長記録(2015年3月場所、40歳8ヶ月)