1964年12月14日生まれ、大阪市出身。最高位は小結。
1981年3月場所で初土俵、1988年3月場所で新十両、1991年11月場所で貴ノ浪・武蔵丸と共に新入幕。
1994年11月場所で曙を破り初金星、1995年に十両に落ちたが1999年に4年かけて再入幕、2001年にはさらに36歳で再入幕。
2001年11月場所、横綱の武蔵丸に勝ち平成以降の最年長金星(36歳11か月)を獲得(後年に玉鷲が更新)。大善の子供2人は武蔵丸のファンだったのだが、10日目の武蔵丸戦の前に「父親(大善)と武蔵丸どっちを応援すると聞き、お父さんの方」と言ってもらえたので気持ちが高ぶって金星に繋がったエピソードが有名だが、ベテランらしい綿密な作戦もあった。
武蔵丸に右を差されないように常に左に回り、動きを止めると重くなるので寄り切る前まで常に動き回るという作戦を実行できた常日頃の稽古の賜物も活きた。
実家が3月場所を開催する大阪府立体育会館の近くなのだが、その春場所(1981年)で初土俵を踏み春場所(2003年)で引退した。
実は稽古が嫌いだったそうだが、自身は素質や才能がないので強くなるには稽古に明け暮れるしかなかったそう(本人談)。
武双山関と同様に、プロレス選手と親交が深い。