生い立ち
本名・大道久司(おおみち ひさし)。長野県木曽郡上松町出身。
日本人の父親とフィリピン人の母親を持つハーフに生まれ、木曽の自然の中で少年時代を過ごし、小学1年生の頃から相撲を始めた。
東洋大学に進学して相撲部では大学4年の時に学生横綱となり、2015年2月に名門・出羽海部屋に入門した。しこ名は地元にある「御嶽山」と出羽海部屋の「海」を組み合わせたもの。
入門後
大学時代の実績をもって2015年3月場所より幕下10枚目からのスタートとなり、同年の7月場所から十両に昇進し、長野県の出身力士としては、1978年1月場所で引退した大鷲以来の37年振りの関取となった。7月場所では十両優勝を決め、11月場所にて西前頭11枚目として新入幕となる。
2016年11月場所に新小結、翌2017年7月場所に新関脇となり、以後は三役の常連に名を連ねている。
2018年7月場所には三横綱不在の中で勝ち星を伸ばし、自身初の幕内優勝の栄誉を得た。2019年9月場所では二横綱途中休場のなか複数の幕内関取と優勝争いを展開し、千秋楽に行われた貴景勝との優勝決定戦で勝利。2度目の幕内優勝を果たしている。翌場所には大関獲りも期待されたが6勝9敗と負け越して次期大関の目標は大きく後退した。
2022年1月場所三度目の幕内優勝を果たし直近3場所33勝に到達し、念願・悲願の大関昇進を果たした。貴景勝・朝乃山・正代の3人に先を越されていたが、ようやく追いつく事が出来た。
しかし翌3月場所で11勝4敗の成績を残すも5月場所以降は怪我やコロナ感染の影響もあり負け越しや休場が続き、9月場所の負け越しにより大関陥落が決定、在位4場所は歴代ワースト記録となった。以降も不調の場所が続き、同様に大関から陥落していた正代と共に幕内中位が定位置となった。
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