概要
1984年1月9日生まれ。
中華人民共和国内モンゴル自治区赤峰市バイリン右旗出身。帰化前の本名は「エンヘトゥプシン(恩和图布新)」。しこ名は「蒼国来栄吉」。
子供の頃からモンゴル相撲に親しみ、2003年に荒汐親方(8代、元大豊)のスカウトを受けて同年に来日、荒汐部屋に入門した。
2010年1月場所で内モンゴル出身としては初の関取となり同年9月場所にて新入幕となる。しかし翌年の大相撲八百長問題において八百長への関与が疑われて相撲協会より解雇処分を受けた。
この事に対して八百長を否定していた蒼国来は不当解雇として裁判を起こす事になり、その末に解雇無効判決を受けて2013年7月場所より大相撲に復帰。以後現在も大相撲で活躍しており2017年1月場所では12勝3敗で技能賞を受賞している。
現役引退後は日本相撲協会に残って荒汐部屋を継承する事を考えており、親方になるための条件の1つであった「日本国籍取得」を2019年9月に果たしている。現在の本名(日本名)は「ウンクー・トプシン」。
2020年3月に荒汐親方(8代)が定年を迎え、予定通り現役を引退し年寄「荒汐」(9代)を襲名、荒汐部屋を引き継いだ。
ちなみに中華人民共和国出身の力士は、『仲の国 将』『大青山 大介』がおり、日本生まれの中国籍は『清乃華 玉誉』がいた。
(3人とも最高位は十両、2024年現在は大青山が現役。)