琴ノ若晴將(初代・琴ノ若)
1968年5月15日生まれ、山形県尾花沢市出身。
中学卒業後に佐渡ケ嶽部屋に入門し、1990年名古屋場所新十両、1990年九州場所新入幕。殊勲賞2回・敢闘賞5回・金星8個と活躍。最高位は西関脇。
大器晩成型で、同部屋の琴錦がスピード出世だったのに対して、琴ノ若はミスター1分と呼ばれた相撲ぶり同様のスロー出世だった。
子煩悩で有名であり、その子供が下記の2代目琴ノ若。甘いマスクで女性ファンが多かったという。
1996年4月に師匠の佐渡ヶ嶽親方(元横綱・琴櫻。琴櫻傑將)の娘と結婚・婿入りし、この時点で佐渡ヶ嶽部屋を継承することが決まった。2005年九州場所で師匠の定年退職により部屋を継ぐため引退し、年寄・佐渡ヶ嶽を襲名。
主な戦績は、貴闘力とは19勝20敗、安芸乃島とは19勝16敗、武蔵丸とは13勝29敗、土佐ノ海とは17勝14敗、栃乃洋とは10勝12敗、貴ノ浪とは22勝29敗。
琴ノ若傑太(2代目・琴ノ若)→ 琴櫻将傑(2代目・琴櫻)
1997年11月19日生まれ、千葉県松戸市出身。
上記の初代・琴ノ若の長男。
幼い頃から祖父の琴櫻傑將に相撲の基本を仕込まれ、高校卒業後に佐渡ヶ嶽部屋に入門、父の弟子となる。2019年7月場所の新十両昇進時に、父の四股名「琴ノ若」を襲名した。
2024年1月場所後に大関に昇進。新大関の1場所は「琴ノ若」の四股名でプレーしたのち、『大関昇進後であれば「琴櫻」の四股名を継がせてもよい』という祖父の遺言から同年5月場所より「琴櫻」を襲名している。