概要
格闘ゲームのストリートファイターシリーズを原作としたTVアニメ。
1995年に放送された。全29話。
上述の通り、ストリートファイターシリーズを原作としているが、前年の1994年に公開された劇場版アニメ『ストリートファイターⅡ MOVIE』が(わりかし)原作準拠であるのに対し、本作は登場人物や世界観が一新されており、実質的にリブートに近いパラレルワールドと言える。
後年、あきまんがTwitterにて「あきまんはうるさいので、テレビアニメ作ってることは知らせないでおこう」という感じで製作されたことを暴露しており一部で話題となった。
次番組は『魔法騎士レイアース』で、コラボ特番も放送されたことがある。
声優の不祥事等もあって2009年にDVD-BOXが出たり2014年にAT-Xで放送されたことがあるくらいで半ば封印作品と言ってもいいような状態が続き、視聴可能手段が非常に少ない事でも有名だった…のだが、2024年2月23日に突如としてYouTube「アニメタイムズ公式チャンネル」での期間限定配信されることがアナウンスされ最初に1〜5話から公開され数日おきに追加され最終的に全話公開された。
「配信されてたのを知らずに見逃しちゃったよ!」という人はAmazonPrimeVideo、バンダイビジュアル、dアニメストアで全話配信されているのでどうぞ。
あらすじ
日本の南西諸島の中にある海宮内島で木こりの手伝いをして生活しているリュウのもとにある日、アメリカに住む友人・ケンから手紙が届く。
そこには百ドル札と「アメリカにこい」というメッセージだけだった。
とまどいながらもリュウは日本を離れる決意を固める。ケンと再会したリュウはケンと世界へ修行の旅へと出発する…。
登場人物
ファイターたち
本作の主人公。17歳。トレードマークである鉢巻は登場しない。
主人公その2。17歳。超大金持ちの御曹司でありマネーパワーを駆使した世界格闘旅行に出る。
ヒロイン。15歳。ベガにより攫われ洗脳されてしまう。
彼女だけでpixivの本タグの8割くらいを占める。
アメリカ空軍の軍曹。増長していたリュウとケンの鼻っ柱を折る。
後半ではシャドルーに拉致されたケンの奪還に向かう等、北米版での主人公の扱いに恥じない活躍を見せる。
アクションスターで銅昴の愛弟子。
タイのムエタイ王者。無実の罪で収監され、監獄でリュウと激突する。本作では隻眼ではないし、シャドルーとは一切関係ない。
インドの高僧。波動の根源を知る。
シャドルー関係者
シャドルーの総帥。なぜか服が青い。サイコパワーの根源を司る「イーグルヘッド」を相棒にしている。「環境破壊や核実験を行う愚民を粛正する」と豪語するが、所詮は悪事を正当化しているだけとリュウから断ぜられる。
シャドルーお抱えの闇レスラー。どことなく抜けている。
シャドルーが雇った殺し屋(本人はその事を知らない)。暗殺に美学を持っており不要な殺しはしない。流石にハイレグではなくスパッツ姿(休暇で露出度の高い水着は着ているが)。
18歳。美しき闘牛士。シャドルーの経営する闇格闘技で名をはせる殺戮者。春麗に一方的に惚れて変態的なアプローチを繰り返し、ケンと対決する。
インターポールの一員であるが実はシャドルーのスパイ。OPではボクサーの服装をしているが、本編では常にスーツ姿。
キャミィに嘘を吹き込み、銅昴を殺させようとするが…?
その他
春麗の父。インターポールの捜査官で正義感が強い。バイソンの姦計によりキャミィに襲撃される。
後に本編でもこの名前が逆輸入されることとなる。
ガイルの相棒。後にゲームで登場する姿とは全く異なる。
主題歌
- 前期OP「風 吹いてる」
- 後期OP「今、明日のために」
作詞:本田修司/作曲:本田修司/編曲:西本明/歌:本田修司
- 前期ED「Cry」
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:十川知司/歌:黒田有紀
- 後期ED「LONELY BABY」
作詞:本田修司/作曲:本田修司/編曲:佐藤昭宏/歌:本田修司
漫画版
放送当時に『コロコロコミック』(正伝ストリートファイターⅡV)と『コミックボンボン』(ストリートファイターII V烈伝)でコミカライズされていたが、内容が若干アニメ本編とは異なっている。
余談
ストリートファイターⅣ以降のベガを演じている若本規夫が第1話に登場するケンの父親役を演じていたりセスを演じる大塚明夫がナレーションをしており、他に『ストリートファイターZERO3』以降の関連作品全般のブランカを演じるうえだゆうじがほぼ毎回端役で登場していたり、スト3に登場するまこと役の津村まことが第11話でモブ登場していたりする。
関連動画
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