キャプテン・サワダ

きゃぷてんさわだ

実写映画『ストリートファイター』及び格闘ゲーム『ストリートファイターザ・ムービー』『ストリートファイターリアルバトルオンフィルム』に登場する沢田流ケンカ術と忍法で戦うサムライソルジャーである。

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目次 [非表示]

1 キャッチコピー

2 概要

3 ザ・ムービーの概要

4 リアルバトルオンフィルムの概要

5 関連人物

6 関連タグ

キャッチコピー

神秘の武士（サムライ）

概要

元々は、ストリートファイターIIの映画をハリウッドで制作する事を知った俳優の沢田謙也（現：澤田拳也）が、自らハリウッドに自撮りのビデオを送って売り込んで出演を獲得した事で生まれたキャラで、役名も沢田の名がそのまま使用されている。ちなみに、元々「キャプテン・サワダ」というキャラクターは台本に存在しなかったが、沢田のためにアドリブで用意された役とのこと（澤田氏の公式サイトより）。

日本語に訳すと「沢田大尉」に相当。

※作中には苗字についての言及はあるが、下の名前についての言及は無い。多分設定されてない。

映画版「ストリートファイター(1994年のアメリカ映画)」では、ジャン=クロード・ヴァン・ダム演じるガイル配下の連合軍軍人として登場し、世界征服を企むバイソン将軍率いるシャドルーと戦い、シャドルーシティ解放作戦や人質救出作戦においてキャミィやT・ホークと共にガイルをサポートした。

その後、下記の格闘ゲーム2作品への出演を果たした他、実写映画版を元にしたアメリカのテレビアニメ『Street Fighter』にも登場している。

上記のネタ性から、ストリートファイター界隈では不思議と知名度を獲得しているキャラクターだが、ハリウッド映画作品のオリジナルキャラクターという立ち位置上、版権的な問題によりゲームシリーズへの登場は難しいとされている。

それでも、カプコン公式としてキャラ認知はされている様子。

https://game.capcom.com/cfn/sfv/column/131459

以下、キャプテン・サワダの人気の原動力となった格闘ゲームについて記述する。

※レバー入力は右向き標準をキーボードのテンキー配列で記載。

ザ・ムービーの概要

アメリカのインクレディブルテクノロジーズ社が開発したアーケード用実写取り込み型対戦格闘ゲーム『ストリートファイターザ・ムービー』に、プレイヤーキャラクターの一人として登場している。

※演じた沢田謙也は、キャプテン・サワダの他に映画に登場しないフェイロン（背景キャラとして捕まっている、特定ステージで特定条件を満たすと登場）を演じた他、アクマのモーションアクターを務めている（ただしアクマ役の俳優そのものはアーニー・レイズ・シニア氏が演じた）。

「ライユー（※実写リュウ）」や「目から怪光線を放つサガット」、恐ろしいくらいの空中コンボ叩き込み放題、全キャラ隠しコマンドで体力回復可能など・・・といった数多くのカオスな要素が（一部で）有名な本作だが、正直、この作品でのキャプテン・サワダは、飛び道具はないが刀と蹴りを中心にしたバランスの良い初心者向けキャラクターで、決勝ラウンドでタイムアップ負けした時にハラキリする以外は（他のキャラクターたちの色物っぷりに比べれば）ごくごく普通なキャラクターだった。ちなみにエンディングでは指揮官に昇進した。

特殊技
- 双連拳：コマンドは弱P連打。手刀の連発。後の強化版が百殺イズナ切りっぽい。

必殺技
- 鬼雷閃：コマンドは623+弱P。飛び道具を跳ね返す事が出来る刀を振り下ろす。
- 空雷閃：コマンドは623+中Por強P。ジャンプしてからの鬼雷閃。
- 扇空脚：コマンドは214+K。フライングニールキック。後の沢田スペシャル'95の1段目っぽい。
- 弧空脚：コマンドは2タメ8+K。対空扇空脚。空中でも発動可能。ガード中に8+弱Kでリバーサル攻撃（ガードキャンセル）可能。

隠し必殺技（インストに掲載されていない技）
- 地雷閃：コマンドは中Pタメ後に離す。しゃがみ版鬼雷閃。
- 烈空脚：コマンドは強Kタメ214後に強K離す。サマーソルトキック。
- 空斬斧：コマンドは前方ジャンプ中に214+中K。急降下キック。

デンジャー必殺技（体力が少ない時に使用可）
- 逆扇拳：コマンドは214+中P。コマンド投げ。必ず背中方向に投げる。

スーパーコンボ
- 百鬼雷閃：コマンドはPタメ66後にP離す（マジで）。連続パンチから鬼雷閃でトドメ。密着しないと当たらない。
- 烈空大車輪：コマンドは214214+K。連続フライングニールキック。

リアルバトルオンフィルムの概要

プレイステーション・セガサターンで発売された実写格ゲー『ストリートファイターリアルバトルオンフィルム』でも引き続き参戦。

こちらは同じ実写ではあるが、『スーパーストリートファイターIIX』をベースに日本のカプコンが作り直したもので、ゲーム内容は大分まともになっている。

……のだが、なぜかキャプテン・サワダのみ原作以上のイロモノキャラへと変貌を遂げており、現在のキャプテン・サワダのイメージを確立したと言える作品。

なお本作は、上記の作品の様に外部ではなくカプコン本社で開発している。

ボイスは本人ではなく、檜山修之氏が演じたものが使用されている。

こちらのエンディングではその後も様々な任務を遂行しているとのこと。

ザ・ムービー同様の初心者向けキャラクターだが、使用技は総入れ替えされており、

印を結んで消える『忍法神隠し』
「ハラキリ」と叫びながら切腹して噴出した血で攻撃する『獄殺自爆陣』
「カミカゼ」と叫びながら万歳突撃をかます『カミカゼアタック』

といった色物技が追加されたせいで、アクの強さはザ・ムービーを遥かに超え、キャプテン・サワダといえば、「切腹で攻撃」「万歳突撃」キャラと言う印象を決定づけた。

必殺技
- 百殺イズナ切り：コマンドは236+P連打。オーラを纏った手刀連打。
- 獄殺自爆陣：コマンドは63214+P。切腹の血しぶきで攻撃。コマンドの性質上ガードしながら出せる、早めに出すと対空技になる、ヒットした相手は必ずダウンする、と実は妙に性能が良い。ちなみにこの技を使用したからといって自分の体力ゲージが減る事はない。スーパー必殺技版は何故か血しぶきが金色に輝き、相手の飛び道具を跳ね返せる。
- 沢田スペシャル'95：コマンドは236+K。さらに236Kと2369+Kを入力する事で連続攻撃になり、トドメの三発目はサマーソルトキックになる。が、受付時間が短く追加入力に失敗すると反確な為、意外と使いにくい。スーパー必殺技版は1回の入力で最後まで出しきってくれる。
- 忍法神隠し：623or421+PPPorKKK。消えたのちにコマンド指定の位置に出現する技。いわゆるヨガテレポート。
- ちなみに『ストリートファイター6』に、この「獄殺自爆陣」を彷彿とさせるエモートが登場した。ワールドツアーモード等で行えるロビーアクション(挨拶や土下座など)の1種であり、当時の『ストリートファイターリアルバトルオンフィルム』の演出そのまんまである。モーションとしては、何かを持っているかのように両手で握り拳を作り、腹に当ててぐいっと横に動かす動作を行う。そして間髪入れずに腹部から頭上に向かって血……ではなく炎が噴き出る演出となっている。

スーパーコンボ
- カミカゼアタック：コマンドは236236+P。「カミカゼ」の声と共に腕を振り上げて万歳し、そのまま相手に突撃する。なおこの時にはスーパーアーマー状態になっており相手の攻撃に割り込みが可能（ただしダメージは食らう）。さらにガードされても隙が無いので名前と見た目のネタ度に比べて使いやすい技だったりする。あけぼのフィニッシュを決めると「バンザーイ」と叫ぶ。

これがサワダりゅうケンカ殺ぽうだぜ!