ポケットファイター
ぽけっとふぁいたー
1997年9月にリリース。
デフォルメされたストリートファイターシリーズとヴァンパイアシリーズのキャラが対決する落ち物パズルゲーム「スーパーパズルファイターⅡX」の続編的作品であり、今作では実際に格闘ゲームになっている。
今作ではストリートファイター・ヴァンパイア以外に『ウォーザード』のタバサも参戦。
赤・黄・青の3色のジェムを集めることによる必殺技の強化やアイテムの使用が特徴。
また、チェーンコンボでキャラクターがコスプレ姿で相手にダメージを与えるフラッシュコンボが最大のウリで、原作ゲームからは想像できないようなコミカルな動作が魅力的。
特に、モリガンのフラッシュコンボは見ものである。
プレイステーション版
1998年6月発売
容量の関係で、アニメパターンやオリジナルの演出が削られているが、オリジナルモードとして「ランニングバトル(勝ち抜き戦)」と「つくってファイター(キャラ育成AIバトル)」が追加されている。『私立ジャスティス学園』の体験版も収録。
また、ストーリーの台詞がフルボイス化している。
セガサターン版
1998年7月発売
4M拡張RAMカートリッジ対応ソフトとして発売。しかし、カートリッジを付けてもアニメーションのパターンが増えるだけ。
RAMを使うだけあってアーケード版の再現度としてはこちらの方がプレイステーション版より高いものの、PS版の目玉であった「つくってふぁいたー」が収録されていないことでガッカリを抱いた方は少なくない。なお「ランニングバトル」の方は入っている。
カプコンはその後のドリームキャストに至っても、”マルチプラットフォーム”宣言をしておきながら、ドリームキャストはアーケードの移植作品のみ発売されるだけにとどまるという不条理な措置をとるようになる。
ワンダースワン版
2000年4月6日にバンダイから発売
白黒画面のためジェムが色ではなく形状で区別するようになっている。独自要素として「カードファイター」を収録。
ただし、アイテムが削除、モノクロで見辛いなどの理由で移植版としてはあまり評判は良くない。
プレイステーション2版
2006年5月にリリースされた「ストリートファイターZERO Fighter's Generation」のボーナストラックとして収録。
アーケードをベースにした完全移植だが、家庭用版の要素(ストーリーフルボイスやダンの真・晃龍拳)も含まれている。
「ランニングバトル」は無いが、似たような「サバイバルモード」を新たに収録している(ただし背景は既存のもの)。
『ストリートファイター』シリーズや『ヴァンパイア』シリーズ、『ウォーザード』のキャラクターが登場する。戦いの目的もおおむねコミカルで、固定のラスボスも存在しない。
ストリートファイターシリーズ
俺より強い奴に会いに行くは全く変わっていない。コスプレをしない(ボクシンググラブをはめる程度)。
エンディングではタバサによってとんでもない相手にけしかけられる羽目になるが、その相手とは後の作品にて再会する事に…
コスプレはカウボーイなどになる。
最近イライザとは倦怠期気味らしく「たまには大人なお姉さんとお茶したい」とナンパの旅に出るのだが、その相手としてよりにもよって「遊ぶ相手」としては死亡フラグでしかないサキュバスのモリガンを選んでしまった為にロクな結末になる筈もなく…
警官とは思えない言動が目立つ。必殺技で交通整理をして自転車をぶつけるなよ!
ストーリーでも勘違い捜査に誤認逮捕と大炎上レベル。
警官繋がりでジルのコスプレを披露し、拳銃やロケランをブッ放す。そんなん無くても彼女ならラクーンシティで無双出来そうではある。
道着を着ていない男性キャラは彼一人。星一徹のコスプレをする。ああロシア人らしい攻撃もある。
何故かエンタメ要員のロシア興行の誘致を行っている(しかもその選考方法は当然バトル)。
因みに彼の「実はインテリ」設定を匂わせるスーツ姿が披露されたのは本作が初にして唯一である。
リュウのもとに夏休み中の合宿の様なノリで修行をつけて貰いに押しかけるのだが、何だかその最中の台詞が後の彼女のとあるバージョンの伏線っぽい気がしなくもない。
原宿に遊びに行くのが目的だが、各ステージ背景を見る限り明らかに遠回りしている。
もちろんコスプレは和風ネタが勢ぞろい。「忍者」の古き善き伝統に則って大ガマも呼び出す(ただし「ヨガッ」と鳴くらしい)。
サイキョー流の一番弟子としてさくらをスカウトしようとしている。歌ネタのコスプレが多い。
彼のみ、どの攻撃を相手に当てても赤ジェムしか発生しない。このままでは我道拳しか強化出来ず、他の技のレベルを上げるには相手の攻撃を食らって自分から出る他2色のジェムを奪う以外に無いというデフォルト縛りプレイ。
「獄炎島」ならぬ「一大リゾートアイランド極園島」となった島を離れ新たな修行場所を探す。
大工の親方や遠山の金さんのコスプレもやる他、何と海パン姿までサービスしてくれる(拳だけでなくクロールも極めているらしい)。
(隠しキャラといっても、キャラ表示が空きになっている右上隅および左上隅に隠れているのみで、使用するための隠しコマンドは必要としない)
ヴァンパイアシリーズ
春麗にどちらが優れているか思い知らせるために戦う。ナースやメイドなどコスプレが豊富。
また、ダークネスイリュージョン等の際の分身がリリスになっている。
金欠になったのでザンギエフのバイトを受けに行く。
彼女自身よりはむしろ彼女が繰り出す暗器に小ネタが目立つ。
いつにも増してお姉ちゃんが表情豊か。
ミュージカルスターの次は映画スターになりたくてケンに会いに行く。ロックマンのコスプレをする。
ウォーザード
魔法のステッキを求めてレイレイに会いに行く。
ガードする度にタオが可哀想な目に遭う。
コスプレで披露するロボット姿は実は「彼女がロボット化した」のではなく「彼女が造ったロボットを自ら操っている」という設定らしく、良く見るとミニマム化したタバサがちゃんと頭の上に乗っている。