概要
1996年にアーケード版がリリースされ、その後複数のプラットフォームに移植された。
タイトルは『スーパーストリートファイターIIX』(1994年)のパロディであり、『パズルファイター』がシリーズ化されているわけではなく本作のみである。ただし移植される度に新たなゲームモードが追加されるなどしている。
画面の左右にフィールドが存在し、人間対CPUもしくは人間同士で対戦する形式の落ちものパズル。
同社の『ストリートファイター』シリーズや『ヴァンパイア』シリーズのキャラクターが、二頭身にアレンジされて登場する。
本作のデフォルメキャラクターの一部と、パズルの肝となるジェムが翌年の『ポケットファイター』に受け継がれている。
パズル
上から落下してくる2個1組の「ジェム」を左右移動・回転の操作で積んでいき、後述のルールに沿って消していく。
ジェムがフィールド上部まで積み上がると敗北。
落下してくるジェムは四角い「ノーマルジェム」、円い「クラッシュジェム」、四角に数字が表示された「カウンタージェム」がそれぞれ赤・緑・青・黄の4色と、ダイヤモンド状にカットされ七色に輝く「レインボージェム」。
「ノーマルジェム」を縦2以上×横2以上の長方形に揃えると合体して「パワージェム」となる。一旦「パワージェム」になった後は分離しないが、同色のジェム同士が長方形に揃えば、合体してさらに大きな「パワージェム」になる。
「ノーマルジェム」および「パワージェム」に接した位置に同色の「クラッシュジェム」が落ちると、隣接している同色の「ノーマルジェム」「パワージェム」がすべて消える。
一度に消したジェムの数、「パワージェム」のサイズ、連鎖数によって威力の大きな攻撃となり、相手フィールドに「カウンタージェム」を降らせる。
いわゆるお邪魔ブロックである「カウンタージェム」は「クラッシュジェム」と接しても消えないが、隣接した「ノーマルジェム」「パワージェム」が消されると巻き添えで消える。
また表示されている数字は一手毎にカウントダウンし、ゼロになると同色の「ノーマルジェム」に変化、長方形に揃っていれば「パワージェム」となり、「クラッシュジェム」と接していればそのまま消えて大逆転のチャンスとなる。
「レインボージェム」は落下地点の真下にあるジェムと同色のすべてのジェムを一気に消せるが、相手に与えるダメージ量は少ない。
DC版(2001年)では上記の基本ルールを「Xモード」とし、ルールが全く異なる「Yモード」「Zモード」が新たに追加されている。
登場キャラクター
画面中央で対峙し、パズルの進行に合わせて様々なアクションを披露する。
相手フィールドに「カウンタージェム」を降らせる攻撃のパターンがキャラごとに決まっている。
個別のエンディングは無く、STAGE4クリア時とSTAGE8クリア時に "SHOW TIME" として寸劇が展開される。
勝利メッセージは表示されるが、体形に合わせてそれぞれの性格もコミカルなものにアレンジされている。
『ストリートファイター』シリーズ
『ヴァンパイア』シリーズ
移植版追加キャラ