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ウォーザード

うぉーざーど

『ウォーザード』(WARZARD)とは、1996年12月に稼動開始したカプコン製作のアーケード対戦格闘ゲームである。 海外版タイトルは、『レッドアース』(RED EARTH) 。
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仕様編集

アーケード格闘ゲームとしては異色なレベルアップ方式を取り入れており、モンスターを攻撃すると出現するコインを取得し、ステージクリア後にレベルアップする。

レベルが上がる事によって技が追加されたり、装備武器の追加、敵の攻撃への耐性、各種ステータスが強化されるというファンタジーRPGのような内容。

レベルアップしたキャラは、ゲームオーバー時に表示されるパスワードをメモし、次回プレイ時に入力すれば引き継がれる。

各ステージに配置されたモンスターを倒せば、次のステージに移動できる。


戦闘中に地面に出現する宝箱に接触すると、ミスティック・オーブor回復アイテムorコインが出現。


ミスティック・オーブ

このゲームにおいて、昨今の格闘ゲームでいう超必殺技にあたる「ミスティック・ブレイク」を放つ為に必要なアイテム。オーブに表示されたエフェクトによって効果が異なり、各種オーブに応じた「ミスティック・マジック」という攻撃手段を放つ事もできる。


回復アイテム

お菓子や料理。入手する事で体力ゲージを僅かだが回復できる。


コイン

少量の経験値を取得できる。


戦闘は1ステージ1ラウンドで、ダメージを受けすぎた場合、リザルト報酬で回復しきれなかった体力のまま次ステージに進むことになる。体力回復量はオーブの所持数など、リザルト結果に影響される。


プレイヤーキャラクター編集

()内は海外版の名前


ガオー

レオ(Leo)


ムクロ

ムクロ(Kenji)


タオ 2

タオ(Mai-Ling)


タバサ 2

タバサ(Tessa)


CPU専用キャラクター編集

()内は海外版の名前

キャラの説明に関してはそれぞれ独自の記事がある場合はそちらを参照。まだ記事ができていないキャラに関してはこちらで紹介する。


ハウザー

ハウザー(Hauzer)


ナムゥー

金剛(Kongou)


セクメト(Ravange)

砂漠の国・アランバードの神獣で、アランバードの女帝であるアルマーナⅣ世が四方を護る獣(獅子、竜、鷲、ヤギ)の霊力と融合した姿である。

アルマーナはセクメトと同化する力を黒船に乗った軍団に授けられ、この力を使って周辺国家と争っていたようだ。

元が石像(?)である為か、柔軟ではあるが、硬質な石のような肌で、獅子・鷲・山羊・竜の頭部を持ち、コブラの尾が生えている。ファンタジー物でお馴染みのキメラのような姿。

砂を人型に変化させて相手を押さえ込ませたり、複数ある首毎に違ったブレスを吐く等、魔法的な攻撃が脅威。

体力が残り僅かになると獅子の頭が壊れ、空洞になった部分から相手を石化させる熱線を放つ。

プレイヤーキャラが誰であってもステージ3に登場。

レオかタバサを使用時に特定条件を満たして倒した場合、直後のボーナスステージで武器を手に入れることが可能。



ガオーン

ヌール(Hydron)


ギャース

ルアン(Lavia)

声:中友子

ゴラに伝わる不死鳥。本来は虹色の輝きを放つ美しい霊長であり、ゴラの人々に深く信仰されていた(倒した後のデモ画面でその姿を確認可能)。

だが、呪いによって怪物と化してからは一転、ゴラの民を殺戮し尽す程の凶悪な魔物となってしまった。

怪物時の姿は美しい娘の上半身に、猛禽類のような鋭い爪のある足、両腕は鋭い爪のついた翼となっている。

自らの羽を弾丸のように飛ばしたり、上空から相手に掴みかかって爪で切り刻んだり、炎の塊になって突撃したりと凶悪。


熱帯横断3000km!大森林に伝説のクリプト超文明を見た!

ギギ(Gi Gi)


昨日の夜中に

ブレイド(Blade)


ヴァルドール(Scion)


補足編集

美麗なドットとカプコン独特のファンタジー世界観はいまでも高い評価を受けている。

だが、ゲーム性への評価は散々なもので、当時のカプコンの最新基板『CPS-3』の記念すべき第1作目であったにもかかわらず、ゲームセンターによっては、不人気により早期回収といった悲しい光景が繰り広げられた。

その原因は、

  • 初期の体力ゲージを温存しつつ最後まで戦うといった格闘ゲームというよりアクションゲームのような仕様(1人プレイでは大型CPUキャラとのバトルなのに協力モードが無い)。本作が「対戦格闘"風"アクション」扱いされるのもこれが起因となっている。
  • 選べるプレイヤーキャラが4人しかいない。
  • 対戦の意義の薄さ
  • 凄まじい枚数で作られた美麗なドットアニメだが、そのせいでキャラの動作が重くなり、快適な操作感を奪っている。

等々・・・。

多くの問題点を抱え売り上げも伸びず、その結果、カプコン所属のドット職人が大量解雇されるという悲劇の発端になった作品とも云われている。

しかし、その特徴的な衣服や武器はモンスターハンターシリーズにて『ミヅハシリーズ』や『アンドレイー』として再現されている。


永らく家庭用機への移植がなされていない作品(しかも、CPシステム3のゲームでは唯一家庭用移植がない)だったが、2022年6月22日発売の『カプコンファイティングコレクション』に収録。実に25年越しの移植となった。


関連動画編集

OP&各キャラストーリー&ED

(OP⇒レオ⇒タオ⇒ムクロ⇒タバサ⇒EDの順でそれぞれのキャラの2パターンのEDを収録)


関連タグ編集

  • ポケットファイタータバサがプレイヤーキャラクターとして登場。他のキャラクターも背景に登場している。タオは普段は背景に登場しているが、体力が減ったときのタバサの盾がわりになることもある。また、リュウのエンディングにハウザーが登場する。他に豪鬼がフラッシュコンボ時にレオのコスプレをする。
  • SVC:タバサがプレイヤーキャラクターとして登場
  • カプコンファイティングジャムレオムクロがプレイヤーキャラクターとして登場して、CPU専用だったハウザーとヌールもプレイアブル化。
  • namco×CAPCOM:シルフィーがタバサのレヴェリーソードを使ったり、タオのコスプレをしながらタオの技の炎龍脚を出す。
  • ストリートファイターⅤ:レオがアレックスのアレンジコスチュームとして登場

外部リンク編集

カプコンファイティングコレクション公式サイト

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