「皆今日は集まってくれてサンキュー!」
「盛り上がってない奴いる?いねえよなぁ!!?」
登場話数:バクアゲ24「届けたい歌」
データ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
全高/191cm(ギャーソリン大暴走体/45.3m)
重量/249kg(ギャーソリン大暴走体/590.6t)
エンジン/アコースティックギター
スピード/弾き語り最速
カスタム/ドリームギター、ビックリピック
ナンバー/8251
ファーストラウンド(コース/公園)
ファイナルラウンド(コース/ビル街)
概要![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
ハシリヤンが、アコースティックギターに込められた燃えるアーティスト魂をイグニッションし、地球に納車された苦魔獣。
外見は一見して、ポンチョを羽織りテンガロンハットを被った風来のギタリスト(ミュージシャン)。一番目を引く身体中心の『ドリームギター』はネジで身体に固定されていて、張られた弦と竿部分にポンチョから伸びた三対六本の腕(本来の腕はその脇下から出ている)がある異様な風体を持つ。恐らくはギターの速弾きをイメージした物だろう。
頭部は上部分に弦を張ったテンガロンハットを被りスカーフで覆面をした人物に見えるが、よく見ると羽飾り風の赤いパーツが苦魔獣共通の炎の双眸で、実際は邪悪な嘲りの表情を浮かべた顔なのが分かる。ちなみに口元もアコギのボディ部分を模した物。
他にもポンチョには差し色として、ブンブンジャー6人中5人と同色の6本のライン(もう1色は黒ではなく黄色)も入っている。
腰ベルトのバックルに付いているナンバープレートのナンバーは「8251」。
ドリームギターを掻き鳴らして演奏し、発生させた毒々しい紫色の五線譜を人々に浴びせ眠らせる能力を行使する。眠らされた人物は印象に残っている過去の記憶のビジョンを見せられた上、そこに居る人物から優しく甘い言葉で懐柔され意識を束縛される。しかし現実にある身体は覚醒しようと抵抗して心身に齟齬が生じ、結果生体エネルギーがギャーソリンに変換されアコギグルマーへと回収される仕組みとなっている。
そして夢に囚われた人物は外部からの刺激で覚醒させる事は不可能で、夢の世界より確固たる意志を持って自分から抜け出すしか突破法が無い。ただし見ている夢と関連する音楽(といっても騒音では無理)を聴かせるなりすれば、ある程度夢による意識の束縛が緩む隙も存在する。
戦闘では、ハシリヤンマークが刻印されたギターピック・『ビックリピック』を複数投げ付ける、ドリームギターを搔き鳴らして発生させた五線譜からの音符弾による波状攻撃といった遠距離攻撃を繰り出す。
更にとっておきのオリジナルソング『赤信号にご用心』を奏でる事で、赤ランプしかない信号機を無数に設置し交通ルールを破れないブンブンジャーを牽制、そこへ信号機ランプからのビームを浴びせる交通ルールを盾にしつつ悪用した戦術も取れる。一方攻撃手段が飛び道具に偏ってしまっており、攻撃を突破されて接近戦になるとほぼ丸腰に陥ってしまう。
アコースティックギターが製造元だからか常にテンションが高い性格で、口調も巻き舌気味。
本編での動向![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
度重なる失態で上層部から大目玉を喰らったキャノンボーグが「もう後がない」としてその場に捨てられていたアコースティックギターにハシリヤンイグニッションキーを装填し誕生。
逃げ惑う人々を追いかけドリームギターを五線譜を飛ばし相手を虚偽の夢の中に閉じ込める活動の最中、学童達と一緒に遊んでいたブンブンジャーの面々と遭遇。子供達にも五線譜を飛ばすもそれをを庇って大也と先斗までも夢の中に閉ざされてしまう。
その隙を狙わんとビックリピックを投げつけ攻撃するがそれをブンブルーに止められ交戦。更に途中で自力で夢を打ち破った先斗がブンバイオレットにチェンジして現れ彼に大也覚醒の時間稼ぎの妨害を受けネジレッタを召喚しつつバイオレットに攻撃を続ける。
しかし大也の初恋の人であるまひろ先生が好きだった歌「にじ」をブンブンジャー+ビュンディー+学童と先生達で歌い大也が目覚め、5人揃ったブンブンジャーが駆け付けてしまい形成が逆転。五線譜や音符で攻撃するも全て通じず、最後は池に沈められたところにズンズンオーバードライブを喰らい「ビッグなアーティストに……なりたい〜〜ッ!!!」と夢を諦めたかのように叫び敗北。
しかしギャーソリン暴走体になって違う意味合いでビッグなアーティストになってから、ぶっつけ本番の「赤信号にご用心」を歌って交通ルールを無理矢理操作し、ブンブンジャーロボの行動を封じる事に成功。しかし信号無視可能な緊急車両・ブンブンレオレスキューとブンブンジャーロボの合体を許してしまいブンブンジャーロボ119の前には最早為す術もなく、繰り出された荒波の刃をモロに食らい「アンコール…ちょうだぁぁぁぁいッッッ!!!」と叫び爆散。残念ながら尺の都合でアンコールをもらえないままフィニッシュを迎えた。
そしてこのアコギグルマーの敗北を以って遂に後がなくなったキャノンボーグは次回、ギャーソリンの強制回収という最終手段に出ることになる…
余談![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
- プレートナンバーは本話のキーワードの「初恋」の語呂合わせ(8(は)2(つ)5(こ)1(い))。
- CVの林勇氏は声優としては特撮初出演であり特撮全般では『ウルトラマンデッカー』で林氏が『勇-YOU』名義でメンバーを務める音楽ユニット・『SCREEN mode』で主題歌を担当したことがある。
関連タグ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
ダーツグルマー:同じくメキシカンテイストの出で立ちで、帽子を被っているのも一緒。
フィルムロイド:戦隊メンバーに家族の幻影を見せて戦意喪失に陥れた先輩怪人。
悪夢忍者ユメバクー師、ネロー・キルナー:人々を夢に閉じ込める先輩怪人で、奇しくもどちらもモチーフがバク。
ギターラヅノー、魔笛オルグ、雷忍者ウナダイゴ、チューバロイド:楽器モチーフの先輩怪人。
サボテンモズー、コオロギン、ミューズィックのマズアータ、フェアリーマイナソー、ミュージック邪面、スピーカー邪面:音楽に関係する先輩怪人達でミュージック邪面とスピーカー邪面は車スーパー戦隊枠で特にスピーカー邪面は第24話に登場、「アンコール」という断末魔を使用した共通点もある。
ドン・クエルボ:キーアイテムの力も悪用し、戦隊メンバーのネガティブな予想を具現化したビジョンに閉じ込める精神攻撃を仕掛けた、戦隊敵組織のトップ。