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CV:桑原たけし

登場話:第28話「地獄の合唱(コーラス)」


概要編集

銀帝軍ゾーン銀河闘士の1体で、頭にシルクハットを被った音楽家のコオロギと言うべき外見をしており、首元に身に付ける赤と青の蝶ネクタイと、左肩についたバイオリンが特徴。


シュバリエ配下の銀河闘士であり、劇中では彼の歌に合わせてバイオリンを奏でることで「地獄の合唱(コーラス)」と呼ばれる洗脳音楽を演奏。これによって観客をシュバリエの虜にしようとした。

バイオリンの弓矢やシルクハットを投擲する他、「バリトン衝撃波」という歌声で攻撃する音楽家らしい技まで持つ。特にバリトン衝撃波は機械を内部から狂わせる厄介な音波攻撃である為、巨大ロボ戦ではこの上ない脅威と言える。

更にバールギン同様、自力で巨大化できる点も見逃せない(どちらも作戦を指揮したのが艦長クラスと言う点も共通)。


活躍編集

甲斐バンドの「HERO (ヒーローになる時、それは今)」を歌うシュバリエに合わせて演奏し、人々を虜にする。


その後、公園に駆けつけたファイブマンの前で演奏しながら、ギンガマンと共にシュバリエの登場を出迎えた。コオロギンの音楽の影響からか、その姿にレミ数美は思わず見惚れてしまう。

そして達3人にカードを投げ、シュバリエは「ウェルカム、ファイブマン」と挨拶をする。何者かと尋ねられると、シュバリエはバルガイヤー初代艦長、シュバ~リエ~♪」と歌いながら回答。

ガロアの前の艦長がいたことに驚きを隠せないファイブマンを他所に、尚もシュバリエは「歌う銀河闘士、コオロギン。バックコーラスを務めるのは、ギンガマ~ン♪」とミュージカル調にコオロギン達を紹介し、更になぜ自身が来たのかを歌って説明する。


「私は第一次銀河遠征作戦でも手柄を上げ、メドー様からたっぷりとご褒美をいただいて故郷の星へ帰った。美味い酒に美しい女。まさにバラ色の日々であった。だが、そんな生活にも退屈した。そこで、銀河の歌手にでもなろうかと思ったと言う説明では、い~かが~かな~♪」


一見ふざけているように見えるが、彼の歌声とコオロギンの演奏は立派な攻撃であり、この時点で3人はしっかりダメージを受けていた。負けじと変身して立ち向かう3人をシュバリエは「無駄なことさ~♪」と言って一蹴し、コオロギンとギンガマンの地獄の合唱(コーラス)で更にダメージを与えていく。

バルガイヤー内の幹部達がシュバリエの登場にどよめく中、コオロギンはシュバリエに命じられて巨大化。彼の肩に乗ってメドーに対して挨拶をする。


シュバリエ「銀河皇帝メドー様、コオロギンが巨大化すれば、我等の歌の威力は更に増し、大勢の人間共は我々の歌の虜にすることができます。そして、死ぬまで歌い踊り続けるのです。我らの歌で、世界はたちまち滅びることでしょう。」

メドー「流石はバルガイヤー初代艦長シュバリエ…」

シュバリエ「実はメドー様がご苦労なさっていると聞き、このシュバリエ、矢も盾もたまらずやって参ったのでございます」


シュバリエのこの言葉に「う~ん、可愛い奴よ。本当によく来てくれた」と、メドーが感激して涙を流す様子にガロア達は動揺を隠し切れない。


「思い出すぞ、昔のお前を。あの懐かしき勇姿をまた見せてくれ」


メドーの言葉にシュバリエは畏まると、再び地獄のコーラスをファイブマンに聴かせに掛かった。


一方、対するファイブマンはスターファイブで応戦しようとするも、レミと数美が依然うっとりしたまま使い物にならず、しかも砂煙に阻まれて近づけない。

そんなスターファイブに対してコオロギンはシルクハットを投げて攻撃し、アーサーが乗って駆けつけたファイブロボとスターファイブの合体もバリトン衝撃波で妨害。スターファイブはそのまま倒れて学達の変身も解けてしまうが、レミと数美は我に返った。

だが、スターファイブの合体システムが作動せず、このままではスーパーファイブロボへの合体は不可能だった。


「ハッハッハッハ!思い知ったか。巨大コオロギンのバリトン衝撃波は、スターファイブの内部メカまで狂わせるのだ。巨大コオロギン、次はファイブロボを血祭りに上げてしまえ!」


シュバリエに命じられてコオロギンがファイブロボと戦っている間、スターファイブの修理を急ぐ5人だったが、予備回路を使ってもスターファイブの合体システムは作動しない。おまけにファイブロボも倒れされ、ファイブマン達は絶体絶命のピンチに陥ってしまう。

だが、合体出できなくても兄弟のチームワークで立ち向かうことを学は提案。他の4人にスターファイブの操縦を任せ、自身はファイブロボの操縦のためにアーサーの元へ向かう。

どうにか2体のロボットを立ち上がらせるが、シュバリエとコオロギンとギンガマンの地獄の合唱(コーラス)の前には手も足も出ない。

すると5人は歌には歌で対抗することを考えつき、レミの指揮の下に全員で『地球戦隊ファイブマン』を熱唱。これによって地獄の合唱(コーラス)をかき消すどころか、シュバリエ達にもダメージを与える。


5人は再度変身し、スターファイブをスターキャリアに変形させると、超次元ソードを持ったファイブロボをその上に乗せ、兄弟ロボフライングアタックでコオロギンを撃破した。


余談編集

スーパー戦隊シリーズ史上初のコオロギモチーフの戦隊怪人であり、デザインは篠原保氏が担当した。デザイン画ではちゃんと体などにも色がつけられていたが、造形物では白をベースにしたモノクロに近いカラーリングになっている。


コオロギンの登場した第28話は初代艦長シュバリエの初登場回でもある。


声を演じた桑原氏は『超獣戦隊ライブマン』のナレーション以来、2年振りのスーパー戦隊シリーズ出演となった。翌年の『鳥人戦隊ジェットマン』ではカガミジゲン魔神ゴーグ、そして粘着ゴキブリの声を担当する事となる。


関連タグ編集

地球戦隊ファイブマン 銀帝軍ゾーン 銀河闘士 コオロギ 音属性


バラミクロン5年後に登場する、機械や戦隊ロボを狂わせた怪人でこちらの規模は段違い。

ミューズィックのマズアータ20年後に登場する、同じく音波を操る音楽家モチーフのコオロギ怪人繋がり。

上級妖怪ビンボウガミ25年後に登場する、戦隊ロボの合体を封じる能力を持つ怪人で能力自体は上位互換だが本人の戦闘力は低い。

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