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スピーカー邪面

すぴーかーじゃめん

『魔進戦隊キラメイジャー』に登場する敵組織「ヨドンヘイム」の怪人・邪面師の一人。
目次 [非表示]

「どうだこの最高の音楽! レッツ、そ〜うぉ〜うぉ〜うぉ〜うぉ〜んっ!!」

「このスピーカー邪面様によって増幅された音は、音源の数千倍の威力を持つぅ!」

「流石ガルザ様の演奏! 耳を塞いだ所で突き抜けるジャメンタルミュージックゥ!!」


CV:柿原徹也

スーツアクター:森博嗣


データ編集

身長/188cm

体重/167kg

邪面/スピーカー→電気信号を音に変換して拡声する地球のオーディオ装置

ハッシュタグ/#スピーカー #音楽系の邪面師 #医志團 #レッツそーおん #小夜豹変 #俺の音を聴け #勇気を奏でて


概要編集

ヨドンヘイムが送り込んだ、地球音響装置スピーカー」を模した邪面をベチャットに被せて生み出された邪面師


スピーカー邪面(アンテナ1本ver.)スピーカー邪面

邪面は三つの目玉の様な五角形のスピーカーが並んだデザインで、その下にはボリュームインジケーターのパネルが口を模して置かれている。

頭頂部には音源受信用のアンテナが一本据えられており、当初は伸縮式のシンプルな形状だったが破損・喪失、修復後はパラボラ式の頑丈な物へとグレードアップしている。

首から下のボディの色はマンリキ邪面等と同じ、赤・紫の配色。


ヨドンヘイム側にある送信装置を介して送られてきた騒音(クランチュラのバイオリン演奏)をアンテナで受信、数千倍に増幅して破壊音波へと変えて撒き散らす『地獄リサイタル作戦』を展開する。

戦闘での応用はもちろん作戦の性質上一度に広範囲へ甚大な被害を齎す事が可能で、あまりの騒音に人間は身動きが取れず自動車を運転している者はまともな操縦が出来なくなって事故を誘発、ビル等の建造物も崩壊して町中にあっと言う間に混乱と恐怖が広がる、と言った惨状を簡単に引き起こせる為作戦効率は非常に高い

後に、ガルザジャメンタルを込めてのエレキギターを掻き鳴らした騒音『ジャメサウンド』を音源とする事で破壊音波が格段に強化、高層ビルすら粉々に破壊する威力を獲得した。


一方で邪面のアンテナを折られて失うと破壊音波を出せなくなるが、濃いマイナス感情を持った人間から直接闇エナジーを吸収する事でアンテナの補修とグレードアップが可能。更に吸収能力を応用する事で人間を自らの体内に閉じ込め人質にする事も出来る(※クランチュラ曰く、音楽系の邪面師が共通で発現する能力との事)。

総じて邪面師単体で地球侵略が出来るだろう強力な能力を有するが、音波の発生源である自身を直接叩かれると弱い欠点を持つ。

その為護衛役として邪面獣ジュークボックスヒルドンを用意して貰っており、それを召喚する為の闇エナジーを稼ぐ目的で当面の作戦を展開していた。


ノリノリで大音量の騒音を流し、それで起こる混乱を笑いながら見物するハイテンションな愉快犯。

一方で目立ちたがりが過ぎる所があり、不用意に人前へ姿を現してキラメイジャーの介入を許し、自身の能力の要であるアンテナを壊されて作戦を中断する事態を引き起こす迂闊さを見せている。


活躍編集

地球に送り出されるや、早速街中に現れて破壊音波を撒き散らし大混乱を引き起こしていた所にキラメイジャー5人が出現。

名乗りの決めポーズを騒音で妨害し、相手がまともに近付けない状態にして「無駄無駄無駄! 音楽からは逃げられんぞ~!」と勝ち誇るも、遠くからキラメイピンクキラメイイエローキラメイショットの跳弾で狙撃、後頭部を攻撃された勢いで階段から転げ落ちた所をキラメイブルーの『ブルーホリゾンタルスラッシュ』に斬られるのを咄嗟にしゃがんで避けるも、頭頂部のアンテナはそうもいかず斬り飛ばされて騒音を止められてしまう。

このアクシデントに慌てるも、更にキラメイグリーンが追撃して来るのに気付き「ワ~オ! コイツはマズい、出直しだ~! スタコラサッサ~!!」と叫んでその場を脱兎の如く逃走した。


スピーカー邪面の引き起こした混乱で小夜が所属する医者達のアマチュアバンド『医志團』が交通事故を起こして怪我をしてしまい、それを見兼ねた充瑠によってキラメイジャーはキラメイバンドを結成。小夜の患者である少年・幸也の奏でた音を元にした曲を小夜のスパルタ短期特訓により習得する。

しかしその裏で、スピーカー邪面は心に淀みのあった幸也を見定めて接触、じわじわと迫って彼の淀みの感情を暴こうとする。


「何をそんな、つまらなさそうにしている?」

幸也「別に…音楽なんて、つまんないし…。手術なんて、絶対受けないし…!」

「そうか! お前、怖いのかぁ~!いいぞ~。いい闇持ってんね~! いっただきま~す♡」


そして幸也が自分に自信を持てず音楽や手術を受けるのに消極的なのを察したスピーカー邪面は、幸也の頭を掴んで闇エナジーを摂取、邪面のアンテナを修復・グレードアップした。


こうして能力を復旧した後、破壊音波の音源となる演奏役がクランチュラからガルザにバトンタッチ。彼が奏でるジャメサウンドの力で破壊音波の威力は更に引き上がり、再開した作戦で引き起こされる大混乱はより凄まじい物と化した。

駆け付けたキラメイジャーも破壊音波で軽くあしらった上で、心が闇に染まり始めて自身に付いて来た幸也を見せて揺さぶりも掛けるが、ピンク=小夜は騒音に苦しみながらも一時的に変身を解いて説得を試みる。


小夜「幸也くん、音楽は楽しいものよ。楽しければ頑張れる…勇気だって湧くはず…。でも…自分で楽しもうとしないと楽しくならない!」


これに幸也が心動かされそうになったので「ちぃっ、こいつに語りかけるなっ! ええい、完全に聞こえないようにしてやる!」と叫んで幸也を自らの体内に取り込み人質にしてしまう。


「いい闇キタァァーッ! ボリュームがドンドン上がるぜぇぇっ!!」


しかもこれで更なる闇エナジーが取り込んだ事でパワーアップ。より強烈な破壊音波を撒き散らす上にスピーカー邪面によって取り込まれた幸也もいる為に迂闊に手出しできず、キラメイジャーの手が付けられない状態に。


だがここで、以前の戦闘で回収された邪面のアンテナを解析してCARAT側が独自に、スピーカー邪面の騒音を掻き消す送信装置を開発したのをマブシーナが通信で知らせてくる。これを聞いて閃いたピンクと、彼女の考えを察したキラメイジャー4人はキラメイシルバー邪面師を任せその場を離脱。

マブシーナに持って来てもらった送信装置を介し、昨夜猛特訓により習得したバンド曲勇気を奏でてを演奏、騒音の代わりにスピーカー邪面を通して街中へと幸也の曲を流した。

突然ジャメサウンドの代わりに自身の邪面から聞こえ出した音楽に驚いたスピーカー邪面は「ぬおっ!? なんだこの曲は! おおっ!?やめろ、聴くな!!」と狼狽え立ち上がり出した人々を襲おうとするもすぐ近くにいたシルバーに押さえ込まれてしまう。


「この音楽、良い曲過ぎて、全然闇エナジーが貯まらない〜!!」


そしてその光景をスピーカー邪面の中から見た幸也は自分の音楽が人々を元気にした事へ感動し心を輝かせて自ら邪面師の体内より脱出、シルバーに抱き留められた。

これにより人質を奪われると同時に闇エナジーの苗床を失って一気に弱体化し、さらに自身の唯一にして最大の武器であった「騒音」も失ってしまう。


そしてキラメイジャー達の演奏する音楽が良すぎて騒音を掻き消されて闇エナジーを集められなくなった所を間髪入れずシルバーから止めのシャイニングビームアタックで貫かれて敗北、「アンコールは邪面獣でお願いしま~す!!」と言い残して爆散した。


直後に規定量の闇エナジーが貯まり、ジュークボックスヒルドンが召喚されてくるが、護衛対象であったスピーカー邪面が一足早く戦死してしまっており侵略作戦自体は既に頓挫してしまっていた。

振り返ればキラメイジャーに発見されない様密かに活動する、あるいは遭遇しても破壊音波を放っての逃げに徹して時間を稼ぐやり方で邪面獣の召喚まで粘る立ち回りもあったのに、スピーカー邪面は遭遇したキラメイジャーの目の前から中々逃げようとしなかった結果相手に反撃の糸口を与えてしまっていた(※初戦でのアンテナを折られる失態は大目に見れても、再戦時に心理的揺さ振りと人質作戦を行った後シルバーから逃げようとしなかったのは見過ごせない失敗である)。

結局目立ちたがりで出しゃばりが過ぎる性格が、当人自身の首を絞め作戦を瓦解させる原因になったと言えるだろう。


余談編集

スピーカーがモチーフの戦隊怪人炎神戦隊ゴーオンジャースピーカーバンキ以来12年ぶりで、今回のハッシュタグ『#レッツそーおん』もゴーオンジャーの変身ボイス『LET’S GO-ON』が掛かっている。

本編でもスピーカー邪面が能力を発動する時に、炎神ソウルをゴーオンジャーの変身ツールに装填した際に流れるSEが使われていた。


声を演じる柿原氏はスーパー戦隊シリーズの出演はこれが初。特撮自体は『仮面ライダー電王』の劇場版「超電王トリロジー・EPISODE RED ゼロのスタートウィンクル」のピギーズイマジン(三男)以来10年ぶりとなる。


「完全公式読本」によれば、「目は口ほどに物を言う」ということで眼も口もスピーカーとなっている。また、モデルはとあるクラブで見かけたドクロ型のスピーカーとのこと。


来週の邪面師声優はスピーカー邪面と同じ音で攻撃するキャラを演じてる。


関連タグ編集

魔進戦隊キラメイジャー

ヨドンヘイム 邪面師

スピーカー 音属性

ジャイアンリサイタル

公式が病気


ミュージック邪面:以前の音楽系邪面師で、『音波を攻撃に使う』『協力者の人間を人質としてキラメイジャーを牽制した』『小夜の活躍により作戦を破られる』『時雨の剣術で斬られた』等の細かい共通点も多い。

一方でこちらは徹底した裏方気質で、たとえキラメイジャーに遭遇しても逃げる事を優先し作戦達成へ注力した(※作戦効率では負けていて最後は『闇の保険』を自ら使用しつつ戦死している)。

インセキ邪面:単体で地球を侵略出来る能力を有した邪面師の前例。こちらは対になる邪面獣がいない代わりに偶然モンストーンと融合、パワーアップして直接戦闘でも強くなった。またボディの色が一致している。


幻獣ケイトス拳ゴウユ:音波攻撃を得意とする戦隊怪人繋がり。

ミューズィックのマズアータ:音波攻撃を得意とする戦隊怪人で、こちらも戦隊側の歌唱力で騒音をかき消され倒された点も共通する。



アナザー電王:ベルト部分のデザインが邪面と酷似している。

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