「ストーン…!!」
データ
身長/188cm
体重/376kg
概要
とある要因で変化した、本能のままに行動する怪物石。
キラメイストーンの様な鉱物生命体だが、それとは似て非なる存在。
地中に埋もれている時は普通の石の姿で眠っているが、目覚めると縦に並んだ3つの目を持ち、クリスタルで出来たゴーレムを思わせる姿になる。
キラメイストーンとは違い、明確な意思(……以前に知性)を持たず、後述の通り本能のままに動く。
石の姿の際に発せられる毒気は、キラメンタルの反応を阻むジャミングの役目を果たす。
逆にジャメンタルとの感応性が高いらしく、その影響で黒く変色して、よりシャープで禍々しい下記の邪悪モンストーンとなる。
屈強で重々しい姿だが建物を軽々と飛び越え、相手の攻撃を即座に回避できる程身体能力が高く、目からはビームを発射が可能。しかもキラメイジャーでも抑えられない程のパワーも兼ね備えている。
この姿のままでも戦闘は可能だが、覚醒すると本能に赴くまま、乗り移る器になる生物を探して彷徨い、見付けるとを自らを粒子化してその生物に合体する習性を持つ。
モンストーンに乗り移られた生物がどうなるかは、対象によって大きく異なり、インセキ邪面の場合は自身の能力がより強化されたが、人間にとっては有毒で後述の様に危険な事例もある。
恐らく、各モンストーンに波長の合う・合わない対象があり、合う対象ならば上記の邪面師の様に、合わない対象ならば悲惨な状態になると推測される。
また、波長が全く合わない存在には興味が無いが、波長の合う存在を探そうとするのを邪魔しようものならば襲い掛かって来る。
他にも、少しでも波長が合う対象を見付けると寄生する為、キラメイジャーが本来戦う敵対勢力・ヨドンヘイムとは違った意味で危険な存在である。
活躍
エピソード12
オラディンが遺した手帳を元に小夜がお宝の場所を探り当て、その場所を採掘したクリスタリア宝路によって掘り起こされて出現。
両者どちらかの身体に乗り移ろうとするも、自身が乗り移りたくなる別の存在の気配をキャッチし、本能のままその場を後にした。
その後、CARATが秘密裏に設備した宇宙観測所で、小夜以外のキラメイジャーと邪面師・インセキ邪面がする最中、突如乱入し自らを粒子化してキャッチした対象であるインセキ邪面に憑依・合体。
モンストーンに乗り移られたインセキ邪面は温度が急上昇し、マグマを撒き散らしながらの灼熱の溶岩頭突きで、キラメイジャーを圧倒する程能力が強化された。
その後、モンストーンの後を追ってきた宝路/キラメイシルバーによって倒された事でインセキ邪面諸共撃破、消滅した。
エピソード13
キラメイ魔進達が語るクリスタリア宝路の回想にて登場。
オラディンと合流した宝路が誤って掘り起こしてしまい、そのまま宝路の身体に融合してしまった。
その影響で宝路は昏睡状態に陥ってしまい、オラディンの手でクリスタリアに運ばれ、銀のキラメイストーンを体内に埋め込む治療を受けて一命を取り留め、そのまま宝路は成り行きでオラディンの養子になり、クリスタリアで生活を決めたと、宝路の人生のターニングポイントとなっている(エピソード16によると高校の頃の同級生だった池松秋保に謝罪をしようと考えていた矢先の出来事だったらしくマシュマロ邪面を撃破するまでその事を引きずっていた)。
ただ、使われた銀のキラメイストーンはクリスタリアでも貴重な物で、この治療で殆ど使ってしまい、エピソード17で超重機ドリジャンをキラメイ魔進へする為に必要なストーンが足りない事態に陥った。
エピソード15
時雨の収録現場に闖入した宝路が、二宮金次郎像の台座をシャイニーブレイカーで粉砕しようとした際に自ら飛び出して出現(もしくは、自分に危害が加えられると判断し、急いで飛び出した?)。
既にドラマ収録を終えて宝路と時雨しか居なかった為に、寄生対象を探せなかったが即座に2人が変身してきた為に交戦を開始した。
戦闘の途中で宝路/シルバーが急に戦線を離脱してしまい、ブルーを相手に優位に立つも下からシャイニーブレイカーで校舎を突き破ったシルバーが仕掛けた攻撃を食らって怯んだ所を、シルバーのシャイニングビームアタックを食らい、木っ端微塵に粉砕されて敗北。
欠片の一部はシルバーによって回収された。
エピソード35
メロロフモフモこと日本茶を飲んで酔っ払った勢いで、カナエマストーンの捜索に出たマブシーナがシャイニーブレイカーでめちゃくちゃに穴を掘りまくった結果、出現。
マブシーナを乗り移る対象として狙いを定めて襲いかかるも、吐き気を催したマブシーナのトリッキーな動きに翻弄され、マブシーナがその場にいたアイスキャンディー売りの男性に謝った拍子に頭突きを喰らわした所を傍で見ていたが、怒ったマブシーナのジャンピングヘッドバットを食らって粉々に粉砕された。
しかし、吹っ飛ばされた拍子にゴルフ邪面に憑依してパワーアップさせた。
巨大モンストーン
キラメイレッド「うっそ!? 大きくなっちゃった!! これがエネルギアの効果!?」
身長/47.0m
体重/940.0t
エピソード25~26に登場。
カナエマストーンの1つ『エネルギア』の「強力化」の効果によって、モンストーンが巨大化した姿。
姿形はモンストーンそのままだが、エネルギアの力により戦闘能力が飛躍的に強化されており、性質的に相性の悪いギガントドリラーすら圧倒する程。
エピソード25にてエネルギアを発見した勢いのまま、感知した場所を宝路と採掘した際に出現、キラメイチェンジした2人と交戦するが2人がかりでも抑えられない程のパワーで振り払い、シルバーが拾ったカナエマストーン・エネルギアを取り込んで巨大化。
エネルギアを奪還する為にシルバーが魔進変形したギガントドリラーと交戦。ギガントドリラーの超パワーが霞む程の強大な力で圧倒して追い詰めるも、モンストーン自体の体組織がエネルギアの強力な力に耐え切れずに崩壊、機能が停止してしまう。
その隙にギガントドリラーの繰り出した『ドリラーナックル』を喰らって粉砕された。
邪悪モンストーン
ガルザ「銀の宝石で押さえ込んでいるモンストーンを俺の力で邪悪化してやったのだ! さすればどうなるか……?」
身長/47.2m
体重/897.5t
※復活巨大化後
ハッシュタグ/#邪悪モンストーン #ブルルスリス #デストリア #ヨドンチェンジ #迷わずキラめけ #さすればわかる #魔進ドリジャン #肩にちっちゃい重機のせてんのかーい
エピソード18に登場。
長らく宝路の体内に封じられていた個体が、前話でガルザが宝路に打ち込んだジャメンタルで活性化して邪悪化した暗黒怪物石。
ジャメンタルの影響で体色は黒主体に変わり、各部位が通常のモンストーンよりもシャープになってシルエットがより人型に近くなった。上半身は頭部・両肩・背中より生えた棘が先鋭化し、さながら五本の角を持ったかの様な攻撃的な外見へと変化している。
剣状に鋭角化した両腕を用いた刺突攻撃を得意とするが、これまでの個体と同じく本能で行動する為、単体での実力は今一な実態が否めない。但し、ガルザの指示には従っている様子の他、これの引き起こす破壊活動等で生み出された闇エナジーがガルザに還元される描写から、両者はジャメンタルを通して『邪面師と邪面獣』に似た関係になったと考えられる。
加えてバラバラに砕け散っても、ガルザより破片へジャメンタルと闇エナジーを送られると、巨大化しての復活が可能。
ガルザの思惑通り、宝路の中にいた個体は誕生時に自らを中和していた銀のキラメイストーンの力を破って宝路の体内より脱出。間髪入れず宝路を乗っ取り返し、彼を邪悪シルバーに変貌させた。
そのままガルザの配下としてキラメイジャーを追い払った後、街を無差別破壊してそこより生まれた闇エナジーをガルザに捧げる。そこから再び現れたキラメイジャーと交戦、他の4人にガルザが押さえ込まれている隙に取り付いたキラメイレッドが持っていたカナエマストーン・デストリアの力でシルバー=宝路の中から追い出されバラバラにされてしまった。
その後、策を破られたガルザが自らのジャメンタルと闇エナジーを破片に注ぎ込んで復活・巨大化。魔進ロボット達と対峙するが、すぐにガルザもスモッグジョーキーを繰り出してバーンブラッカーで援護する。
これを見兼ねたレッドは閃きを働かせてエクスプレスを召喚、キングエクスプレスの合体機構でガルザの横槍を妨害している隙に、ギガントドリラーがショベロー軍団(ショベロー、ダストン、マゼラン)と合体してギガントドリラーギガ盛りスペシャルとなる。それへ向かって行くも相手からミキサー砲の連射や、キラメイキューイングで引き寄せてのカウンター等を畳み掛けられてしまう。
最後は「あばよ、俺の因縁のモンストーン!」と宝路/シルバーより決別の言葉を告げられた後、『ギガントクラッシュスペシャル』を喰らって上半身の棘を折り取られつつ吹き飛び、爆散した。
余談
名前の由来はそのまま「モンスター」と「ストーン」を掛け合わせた物。
関連タグ
第三勢力:キラメイジャーにもヨドンヘイムにも属していない意味でだが、邪悪モンストーンはガルザより私兵的な扱いを受けている。
トラップ、ハズレ、ミミック:劇中描写では宝路が求める宝の偽物の扱いの多さから。
ピカラ:『電撃戦隊チェンジマン』の怪人で、類似したシルエットと外見を持つ鉱物生命体(宇宙人)。
パワーストーン:波長の合う人・合わない人によって効果に差がある点が、モンストーンの寄生対象を選択している点と似ている。