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1の概説

1871年に初演された4幕構成のオペラ。

ファラオが治める古代のエジプトを舞台に、対立する二国の関係のために引き裂かれた3人の男女の悲恋を描く。

第2幕第2場での「凱旋行進曲」の旋律は特に単独でも有名で、1994年にヴィクターエンタテインメントから販売されたサッカー応援曲のCDにも収録されるなど、応援歌として認知されている。ワールドカップでもサッカー日本代表の試合中に歌われた。

あらすじ

エジプト軍の指揮官ラダメスは、敵国エチオピアから落ち延び奴隷になった娘アイーダと密かに恋をしており、彼女を故郷に帰してやりたいと思っていた。

しかし、ファラオはラダメスを次の対エチオピア戦争の指揮官に任命し、勝利を収めて帰って来たラダメスに褒美として自身の娘である王女アムネリスとの婚約を結ばせ、次代のファラオの地位を与える。

アムネリスはラダメスを愛しているが、彼とアイーダの関係に気付いて嫉妬を募らせる。

一方、アイーダは捕虜として連れてこられたエチオピア人たちの中に自身の父が居ることに気付き、彼に会いに行く。

実はアイーダは身分を隠したエチオピア王女であり、父たる王もまた身分を隠したまま再起を狙っていた。

エチオピア王アモナズロは娘が敵国の指揮官と恋仲であると知り、その関係を利用してエジプト軍の次の動きを聞き出すように指示する

アイーダは迷いながらもラダメスに接触し、エジプトを離れることを口実に逃げ道を訊ね、エジプト軍の行軍経路を聞き出すことに成功。

歓喜して現れ身分を明かしたアモナズロにラダメスは己の軽率さを悟り、共に逃亡しようと誘うエチオピア王親子の手を振り切り、二人を逃がして一人でアムネリス達の縛に着く。

裁判の前にラダメスはアムネリスから「自分を受け入れれば助命のために働きかける」と言われるが拒否し、裏切り者として生き埋めの刑を受ける。

刑場に赴き彼が墓穴に入ると、中でアイーダが待っていた。彼女は想い人が処刑されるのを予想し、見過ごせずに引き返してきていたのだった。

ラダメスはアイーダを外に逃がそうとするが既に墓穴は塞がれ開かない。

想い人の死を嘆き冥福を祈るアムネリスを他所に、恋人たちは寄り添い合ってしがらみだらけの現世に別れを告げる。

後世のアレンジ

このオペラはディズニーによって脚本がアレンジされ、ミュージカルとして劇団四季に演じられている。

こちらではアイーダの性格が「自由と独立を求める勝気な性格」に改変され、ラダメスとの関係も既に恋仲になっていた原作に対し、出会ってから徐々に惹かれ合うまでの過程が重視されている。

結末ではアイーダが逃亡せずラダメスと共に捕らえられ、二人の意を汲んだアムネリスは共に生き埋めにしてやるように命令を出した。その後息絶えた二人が転生し、現代の博物館で再会するシーンで舞台は幕を閉じる。

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