概要
BF団が開発した地球静止計画の要となる巨大な目玉の付いた球体型メカ。正式名称「大怪球フランケン・フォン・フォーグラー」
10年前にフランケン・フォン・フォーグラーが建造していた実験用炉心だったが、不完全だったために「バシュタールの惨劇」と呼ばれる事件を引き起こした。BF団が開発したのはそれをベースにしたレプリカであり、完全なものへと改良を加えた上兵器としての機能を付加させている。
動力は無数のアンチ・シズマドライブのレプリカで、武装は重力レンズ砲「ティアドロップ」と表面についている無数の穴から発射するレーザーアーム。
サンプルが三本セットされると全身の穴が大量の目玉へと変わる。
フォーグラー博士が10年前に開発したオリジナルのフォーグラーは電磁ネットワイヤーで封じ込められた為、ワイヤーメカが今回も持ちだされたがウラエヌスの妨害で失敗に終わり、グレタガルボが脱出するまでの足止めとして使われる事になった。
アンチ・シズマドライブフィールドを形成する事でシズマドライブに頼り切っている世界中の機能を停止させることが目的であり、最初はパリに出現。
その後はバシュタール現象を広めながらロンドン、ニューヨーク、ワシントン、サンフランシスコ、日本、上海等を通過。世界の三分の二を停止させると聖アー・バー・エーへと向かい、地球上の全てのシズマドライブ停止を目論んだ。
しかし聖アー・バー・エーにて三本のサンプルが揃った事でアンチ・シズマフィールドが全世界のシズマドライブを害のないものへと変えた事で、父の真意に気付いた幻夜がこれ以上の被害を出すまいと宇宙へとテレポートさせ、妹の銀鈴を殺してしまった際に押していた自爆装置が起爆。宇宙にて大爆発した。
白昼の残月「我ら十傑集が揃えば大怪球の一つや二つ」
作中で幻夜が行動を起こした際に、基地に待機していた十傑集5名は阻止するべく孔明の司令に逆らい追撃を開始、最初に出動させた三体の怪ロボット(どれも原典で鉄人28号を苦戦させた強力な奴)はシズマドライブを停止させられてしまった為、「こうなれば我らの手で!」と自ら十傑集走りで突撃していく・・・この時点で変な奴がいるぞ!と言わざるを得ないが、今川だからしょうがない。
そして空中を飛行している大怪球を、海に飛び込んで追跡する残月が言い放ったのがこの「見ておれ幻夜、我ら十傑集が揃えば大怪球の一つや二つ」である。この直後にビッグファイアの3つの護衛団の妨害により、十傑集は大怪球の破壊には失敗したのだが、問題はこの後の展開であり。
・大怪球の進攻を阻止すべく九大天王静かなる中条の命と引換えの技「ビッグバンパンチ」で粉砕されかける(未遂に終わったが幻夜のビビリ具合からして決まっていたら確実に破壊できていた)
・終盤、衝撃のアルベルトの命と引き換えにした攻撃で、エネルギーを吸収されつくし完全に無効化される(付け加えるとアルベルトは負傷の為フルパワーでは無かった)
十傑集や九大天王レベルなら命がけとはいえ、一人で無力化できるのだから数人いれば、ハッタリでもなんでも無く一つや二つどうにでも出来た事が証明されたのである。
余談
元ネタは『マーズ』の最後の六神体ラー、実写版『ジャイアントロボ』のガンモンスとグローバー