概要
『ジャイアントロボシリーズ』に登場する、悪の秘密結社BF団の特A級エージェント。強くてかっこいい能力者揃い。
全員がBF団の首領「ビッグ・ファイア」に忠誠を誓っている。
個々の能力が高すぎて連携が困難だったりするという設定だが、3人ほどで梁山泊に殴り込みをかけたりもしている。また、敵組織の幹部にありがちな足の引っ張り合いはない。
「十傑集裁判」という独自の制度が存在する。
対抗するのは国際警察機構の九大天王。こちらもやはり個性的な能力者が多い。
十傑集に対するのに九大天王じゃ数足りなくない? と思われるだろうが、これは九大天王が設立された時点で既に眩惑のセルバンテスが死亡し、十傑集に一人欠員が出ていたため。十傑集に値する能力者でないと認められないため、欠員が続いている。
メンバー
各メンバーは様々な横山光輝作品から登場しており、名前の無い脇役からも選ばれている。
ビジネススーツにピンクのマントという服装のナイスミドルなリーダーである。
仙術使いであるが、十傑集走りの第一人者としても有名。物理法則を無視した急停止は見ものである。
実は十傑集の中で唯一、戦闘面でこれといった活躍をしていない。
国際警察機構の食客・一清道人の兄弟子であり、一清が国際警察機構に協力しているのは師の命令で樊瑞を止めるため。
ジャイアントロボのキャラでは多分一番人気。お尻頭の38歳。真の主役。
能力は名前の通り衝撃波を操る力。色々チート。某大戦では変態お下げジジィや使徒とも渡り合った。
派生作品である『地球の燃え尽きる日』でも役どころはさほど変わりない。かなりの親馬鹿で、記憶を失った娘に拒絶されたときはショックのあまり涙を流していた。
BF団創設時からのメンバーで、十傑集の元リーダー。みんなが慕う激動の爺様。
何かと不審な動きをする軍師・諸葛亮孔明を監視・牽制するために樊瑞にリーダーの座を譲った。
ビッグ・ファイアを除く作中最強の念動力使いだが、残念ながらOVAでは使用機会無し。
衝撃のアルベルトの盟友。「ドミノ作戦」の際、戴宗に敗れ、真っ先に死ぬ羽目に。
十傑集の中で唯一表世界での顔をもっており、「オイルダラー」の名で知られている。
GR-1を手に入れる任務とはいえ幼少期の主人公・草間大作を懐柔しようとしていたのでショタコン扱いされやすい。
目立った能力は火炎系だが、一応幻惑術も使えるらしい。
『地球の燃え尽きる日』では名前が「幻惑のセルバンテス」となっている。平行世界を自在に行き来し、「舞台演劇」なる幻惑の能力を使ったが、やっぱり最初に死んだ。
某大戦ではビッグ・ファイアの勅命でグランゾンを強奪しようとする。
カワラザキの爺様と出会ったことで、引きこもりから悪の秘密結社の構成員に。
森の妖精である。カワラザキをして「恐ろしい蟲使い」と言わせるほどの使い手。
蟲を操り、自らも無数の蝶に姿を変えられ他、蟲の交信の力なのか他人の心が読める。
十傑集一の頭脳を誇るらしいが、思考が独特すぎるらしい。しゃべり方も個性的。
自他の生命を操る力を持ち、生命の強制付与・強奪ができる不死身の存在。
丸焦げになった後、カットごとに少しずつ再生していく様は秀逸。
どう見ても不審者そのものな出で立ちの十傑集最年少。年齢は不明だが、28歳の幻夜を若造呼ばわりしているのでそれよりは上だと思われる。が、設定年齢は19歳だという説もある。
触れた万物を針に変えて撃ち出すという中々にエグイ能力を持つが、OVAでは残念ながら使用機会無し。
樊瑞と共に十傑集走りを初披露した一人で、煙管片手に疾走・急停止・急旋回する様からは実力の高さが窺える。「我ら十傑集が揃えば大怪球の一つや二つ」は屈指の名言。実際揃ったら、ホントにどうにかできる。
『地球の燃え尽きる日』では隻腕で盲目。その正体には驚くべき秘密が隠されていた。
無口、というか喋らない。私兵を持つことを許されない十傑集の中で唯一「血風連」という直属部隊を持っていることから、偉大なるビッグ・ファイア様の弟ではないかという説がある。
『バベルの籠城』においては、遂にその重い口を開くことになる。
喋らないのに梁山泊殴りこみ部隊の中で一番活躍している。
赤い仮面は謎の人……で、サディスト忍者……。そして、高笑いをしながら現れる目立ちたがり屋。しかし版権にはとても弱い。
ジャケットの下に、直に鎖帷子を着込んでいる。
『地球の燃え尽きる日』でもポジション的にはあまり変わっていないようだが、イケメンであるという描写がなされている。
岩石の巨人「ビッグゴールド」を操縦する。
指パッチンで真っ二つ、小物臭漂う十傑集の末席。出番は少ないが、素晴らしすぎる動き故に人気面ではアルベルトと双璧をなす。
基本仲良しの十傑集の中で、唯一周りに煙たがられている。
そのせいなのか、マスク・ザ・レッドにはあっさり切り捨てられてしまった。
余談
十傑集や九大天王、国際警察機構のエキスパートや梁山泊の面々等トンデモ人間が多い『地球が静止する日』で、よく「ロボ要る?」と言われることがあるが、実は十傑集クラスでもジャイアント・ロボと正面から戦うと分が悪く(というか負ける)、故に本編ではロボと直接対決を避けて行動していたらしい。BF団怪ロボットの存在も、ロボへの対抗手段とも考えられる。(漫画『地球が燃え尽きる日』では、九大天王がロボにあっさり握りつぶされる描写もある)