「ええい!鬱陶しい!」
概要
CV:野沢那智
十傑集の1人。個性的な面々の揃う十傑集の中でも、一際影のある異彩な雰囲気を放っている。
強力なテレパシー能力により、動物・昆虫・植物に至るまでありとあらゆる生物を操ることができる。体内に飼っている群雲虫で敵を覆い喰らい尽くすことができ、また自身も虫のような姿と大きさに変化することができる。その能力から、「恐ろしい蟲使い」とも評される。
自身の特殊な能力のために幼い頃から相手の心が読め、人間の心の闇を覗いてしまった事で人間不信になっていたが、カワラザキの助けを借りて克服している。そのため、幽鬼は彼に恩義を感じており、カワラザキを父親のように慕っている。また、彼と二人で作戦を遂行することも多い。
ニュータイプ100%コミックス版では「紅の幽鬼」という名前になっており、国際警察機構の天鬼とはライバル関係であり、マスク・ザ・レッドとコンビを組んでいる。
原案は、『伊賀の影丸』第4部「七つの影法師」に登場する「幽鬼」という忍者である。忍者としての能力は自身の姿を周囲に溶け込ませる環境同化の術である。
劇中では薩摩藩への売り込みのために影丸ら江戸幕府公儀隠密に7対7の勝負を挑んだ「影の一族」の一人として登場。影丸との初戦では「木の葉隠れの術」で眠らされてしまうものの、得意の擬態能力により難を逃れる。続く幕府側の忍者「片目」との戦いでは、擬態に気づかずに近づいてきたところを毒針で一撃のもとに仕留めている。影丸との2度目の対峙では、他の忍者を追う影丸を背後から襲い重傷を負わせた。逃げる影丸を追っている最中に、大火傷を負って姿をくらましていた幕府側の忍者「天鬼」と遭遇する。そのまま対戦となるが、包帯を使った天鬼の忍法「布とりで」によって破れる。しかし、とっさに天鬼の包帯に猛毒を塗り、死の間際に彼の焼けただれた姿を「みにくい顔のばけものめ」と罵しることで、天鬼が再び包帯を付け直すように誘って最終的に勝負を時間差の相打ちに持ち込んだ。
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マオ(コードギアス)…同じく相手の心が読めるキャラであるが、幼い頃に慕っていた相手に見捨てられたせいで人間的に成長もできずに心が歪んでしまった。