「おれ達はみんな恐いし…戦いたくねェんだ」
「戦いが始まっちまったからさ…国がそれを望んだんだ…戦いたいんじゃない 戦わなきゃならなかった」
概要
犯罪組織バロックワークスの工作により焚き付けられたアラバスタ王国転覆を目指す反乱軍のリーダーで、同国王女ネフェルタリ・ビビの幼なじみである。ビビと友人関係であったため元々は国王や王国にも非常に愛着があったが、バロックワークスの工作により王への信用を無くしてしまい反乱軍を組織するに至ってしまった悲劇の男である。
サー・クロコダイルは彼がビビと再会し何らかの事態が起きることを警戒していており再会できないように手を打った。
アラバスタ編の主要人物の一人であるが麦わらの一味とほぼ接触がない。終始クロコダイルの掌で踊らされ、被害を拡大させる一因となってしまった。
世界会議(レヴェリー)編ではビビが世界会議に向かうエピソードで久しぶりに海に出て嬉しそうにしているビビを「また海賊気分が蘇ったんだろ」と父親のトトに言っており、ルフィ達の存在を既に知っていると思われる発言をしていた。エッグヘッド編でも途切れた放送に麦わらの一味に対する不信感を露わにする他の国民とは違い父と共に神妙な顔をしていた。
顔の傷は幼少期に人攫いからビビをかばって助けた際に着いた傷。
プロフィール
本名 | コーザ |
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年齢 | 20歳→22歳 |
身長 | 177cm |
所属 | 砂砂団リーダー→反乱軍リーダー→アラバスタ王国環境大臣 |
出身地 | 偉大なる航路 サンディ島 アラバスタ王国 |
誕生日 | 5月26日 (コーザ=5、アルファベット26番目) |
星座 | ふたご座 |
血液型 | X型 |
好物 | ワルサギの焼き鳥、ユバの水 |
初登場 | 単行本18巻 第164話『国が好き』 |
CV | 草尾毅 |
活躍
過去
13年前は、わんぱくな少年少女達の集まりの「砂砂団」のリーダーで、住んでいた村が干ばつにあって枯れたことをコブラ王に直談判していた。だが、コブラ王から村人達の保護を約束したが村を助けてくれなかったことに納得いかずに謁見の間から飛び出した際、ビビと偶然遭遇し、ビビに泣き虫と言われたことで喧嘩となってビビに怪我(痣や鼻血等)を負わせてしまう(これを受けてイガラムはブチ切れし、トトは死んでお詫びをと自害しようとしたが、コブラ王が「キングチョップ」して「子供のケンカだ」と諫めた)。
その後、「砂砂団」のアジトでリーダーの座を賭けてビビと決闘し、喧嘩の末にお互いを認めてビビを「砂砂団」の副リーダーに任命する。それからはビビと「砂砂団」の面々でよく遊んでいたが、ある時にビビのことを聞きつけた人攫いの「砂商団アゴトギ」がビビを誘拐することを目論む。
コーザ達「砂砂団」は先にアゴトギ達を痛めつけられたが、すぐに起き上がってビビを守るためにアゴトギ達を妨害し「死んでも守れ」と立ちはだかるも、コーザ以外全員倒されてしまう。
近くの遺跡に逃げて隠れていたビビを発見したアゴトギだったが、コーザも駆け付けてビビを守り、アゴトギは刃物を取り出してコーザの額を斬りつけるも、コーザはこん棒での渾身の一撃でアゴトキを倒す。すぐにアゴトギの手下達も駆け付けるが、後を追って来たコブラ王達も駆け付けてアゴトギ達を一網打尽にする。
その後、宮殿を運ばれて手当てを受け、コブラ王から今回の活躍を称賛・感謝されるが、ビビからは「死ぬなんて言わないで」と泣かれたことで少しバツが悪そうにしていた。
その後、ビビにトトとともに無人のオアシスがあるユバに向かうことを明かし、町を開いて新たな交易点とすることを目指し、ビビに立派な王女になれよと励まして旅立った。
その後はユバの発展に尽力したが、バロックワークスの暗躍によって王都以外雨が降らなくなり、次第に村や町が枯れて人々が死ぬ現状を憤り、国王に訴えても状況は変わらず、ついにはコブラ王に不信感を抱き、アラバスタ王国打倒のため、幾人かの「砂砂団」のメンバーとともに反乱軍に加わり、リーダーとして頭角を現す。
本編
アラバスタ編において、ユバを拠点にしていたが、度重なる砂嵐(クロコダイルの仕業)でオアシスが埋もれたためユバを離れてアルバーナの南部にある港町・ナノハナの隣にあるカトレアに拠点を移し、武器が整い次第、アルバーナへ総攻撃を企てていた。
そんな中、突然コブラ王達(実際は変装したMr.2ボン・クレー達)がナノハナに現れ、雨を奪ったのは自分だと告白し、ナノハナで破壊行動を起こした。駆け付けたコーザは内心では国王を信じようとしていたためにこの裏切りに激昂したが、銃撃を受けて負傷。そこに港から巨大な武器商船が突っ込んで来るという混乱で国王達を取り逃がすも、国王に対し失望と怒りが頂点に達し、武器商船から大量の武器を手に入れたことでアルバーナへの総攻撃を開始する。
王国の首都アルバーナまで進撃し、王都に突撃した際、ビビが立ちはだかるのをうっすら見えたが、王国軍に潜入していたバロックワークスの構成員が大砲を砲撃してビビの前に着弾し、煙で視界を妨害したことで気のせいだと思い突き進み、ビビとすれ違ってしまう。
その後、コブラ王に降伏を勧告するために単独行動して王宮に乗り込んだコーザだったが、そこで英雄であるはずのクロコダイルによってコブラ王が磔にされ、チャカ達が倒れているという信じられない光景に遭遇。
王国への不信が全て仕組まれたものである事に気づき必死に反乱を止めようと奔走したが、クロコダイルが国王軍に潜ませた手下に撃たれて重傷を負う。ルフィがクロコダイルを倒し、ペルが広場の爆発を阻止した後で目を覚まし、反乱軍のメンバーに真実を説明した。
終戦後は国王とも和解し、ユバに戻ってトトとともに町の復興に努める。
2年後編では王国の環境大臣をしている。
家族
- トト:続柄は父。若い頃はポッチャリ体型だったが、長年の苦労もあって現在では痩身の老人。サー・クロコダイルの砂嵐に襲われ続けていたユバで井戸をずっと掘っていた。息子と違って、王の事を信じ抜いた愚直な人物である。
- ゴロー:続柄は叔父。トトの弟で、アラバスタの近くの島で温泉堀をしている。やっぱりちょっとポッチャリしているが、鋭い目つきはコーザに似ていなくもない。空島から落ちてきたゲダツと共にウッカリ温泉を掘り当てた。
関連タグ
チャカ:実は剣術の師弟関係にある。
ハグワール・D・サウロ、カラス、ウーナン:担当声優が同じ同作のキャラクター