「水泳金メダルはもう充分。次は逃走中だ」
CV.草尾毅
人物
数々の水泳競技で金メダルを獲得した水泳選手。異名は「ドルフィンマン」。 10分以上潜水することが出来る。
ロンドンステージでチームを組む事になった西洞院ルナがミッション攻略の有益な情報を持ってないと知るや『頼りになんねぇなぁ』と悪態をつく嫌味な一面もあるが、オペラ歌手を狙う怪しい仮面の男(正体はオペラ歌手のストーカー)を見つけると、ハンターに見つかる危険性も顧みず追いかけて捕まえようとしたり、クラーケンに捕まってしまったルナとオペラ歌手を助ける為に自ら水中に飛び込んで助けに向かうなど、強い正義感を持っている。
動向
初登場は18話。
月世界のニュースの特集でピックアップされており、その時は月面水泳選手権の3連覇を成し遂げていることも紹介されていた。
「水泳金メダルはもう充分。次は逃走中だ」の台詞と共に『逃走中』への意気込みを見せる。
ロンドンステージに降り立って早々、ハンターが祀られている教会に閉じ込められる。
19話では月村サトシ直々に『君達へのプレゼントだ』とウォークライの力とクライトリガーをプレゼントされる。教会から出た後何処にいたかは不明だが、最初のミッション『切り裂きジャックの次なる犯行を阻止せよ!』が発令された時は大英博物館の前でルナ、信楽たぬき男、ジョン・ドゥーとパーティを組むが、事件現場を見たはずのルナが何の手がかりも持っていないことに対して「頼りになんねぇなあ」と悪態をついている。
続く20話ではトムラ颯也から『切り裂きジャックは人間じゃなくて、自由に炎に変化できる化け物だ』と連絡が入り、「早く予告文の謎を解かないと、また犠牲者が出るぞ」と次なる犠牲を阻止するため犯行現場を再び探し始める。
手がかりすら見つからず犯行予告の「夜明けの1時と2時」の部分について考察している時にふと、ビッグベンが街のどこからでも見える事に気付いて「まるで制限時間に追い立てられているみたいだ」と呟いた事が手助けになったのか謎を解いたジョン・ドゥーに連れられ文字盤の1時と2時が東から昇る太陽に見える場所、すなわち『夜明け』の場所に着く。颯也達とも合流して今度は「100を数えてさようなら」の答えである100番地に着くが、次に狙われる女性がどの家に住んでいるのか、どうやって探すのか皆で考えている中「(ヒントが)あったとしても炎に変化するような化け物、どうすりゃいいんだ?」と発言した事が功を奏し、シグマ・レッドウィングが「切り裂きジャックは身体を炎に変化させ、狭い煙突から中に侵入した」と閃くきっかけを作りだす。
その煙突がある建物の中にいた「カラスの翼の淑女」こと、次の標的である黒髪の女性を襲おうとしていた切り裂きジャックと自身のウォークライを発動させたシグマの戦い、そして『フェアリー』のウォークライを発動させたルナに驚いていた。
21話では、4人のオペラ歌手救出ミッションでジョン・ドゥー、たぬき男と共にパーティを組み、『四羽の雲雀』のうちの一人であるサンドラ・ブルガーを見つけ保護する事に成功するが、その近くに(パンナ・ラヴがオペラハウス前で見た)怪しい仮面の男を見つけ後を追っていた。男を捕まえることはできなかったが、その後すぐ千石城太郎達から『犯人(仮面の男)を捕まえた』と連絡が入った。しかし事情聴取の結果、仮面の男は千石達が保護したジェニファー・フォレ、サンドラと同じオペラ歌手であるジョイス・オハラのストーカーであり、誘拐事件とは無関係であった。
仮面の男の証言(『(真犯人の)姿は見てないけど、水が滴る音がした』)と予告状の文面から「もしかして、オペラ歌手達が連れて行かれた場所はテムズ川」と閃いたジョン・ドゥーの解説を聞いてもいまいちピンと来ていなかったが、彼の「予告状の『忘却の底に消える』は『テムズ川に沈む』という意味じゃないかな」という補足で納得し「だとすると(テムズ川のどの辺りに連れて行かれた)?」と場所を尋ねていた。
第22話ではクラーケンとセイレーンに捕まったジョイス(に加えて巻き添えを喰らったルナ)を助けることが出来ず、「ミッション失敗したのはお前のせいだぞ」とパンナに悪態をつくペンタ・バッカーナに対して「まあ、それが逃走中だ」と諭していた。
怪物達に捉えられた2人を救出するミッションが発令され、他の逃走者達と共に怪物達を探すものの見当たらず手がかりもなく糸口すら見えなかったがジョン・ドゥーが「怪物達は下水道を使ってオペラ歌手達を誘拐した、それなら誰も連れ去るところを見ていない」と閃き、そこにいるかもしれないと下水道に降りる。
怪物達を探している途中で行き止まりに突き当たってしまい、引き返そうとするが音が聞こえてきたのでクラーケンが来たのかと思いきや、なんとハンターが接近していて窮地に追い込まれる。しかし、たぬき男が囮になってハンターを引き付けているうちになんとか逃げ延び、兎桜マリンから「クラーケンがテムズ川に出てきた」と連絡を受け急いで下水道から出て怪物達を見つけると同時に「逃がさねえぞ、タコヤロー!!」と危険も顧みず川に飛び込んで2人の救出に向かう。
クラーケンの触手攻撃、セイレーンの怪音波に苦戦しながらも「俺の得意な水の中、ここで活躍しなきゃいつするんだ!?2人は俺が助ける!」と覚醒し、ウォークライを発動。その力でクラーケンの触手を躱しつつ、ルナが閉じ込められている殻を颯也達の所へ運び、今度はジョイスを助ける為に再び川に潜る。
一時は怪音波に加えてクラーケンの触手に捕まり危機に陥るものの、セイラ・ピーボディがビッグベンに登り鐘を鳴らして怪音波を打ち消した事により怪物達の攻撃の手が止まって解放され、反撃とばかりにクラーケンに思いっきり鉄拳制裁を喰らわせ怯んだ隙にジョイスを救出する。
ミッションに大きく貢献したが、クリア直後にハンター(おそらくブルームとミカ・ルルーシュのウォークライの副作用で呼び寄せたもの)にロックオンされてしまい、得意の水泳で逃げ切ろうとするがパワーアップしていたハンターには敵わず確保されてしまった。ブルーム本人は2人を助けることが出来た事に『金メダルより気持ちいい〜!』と満足げな様子であった。
32話で久々に登場。
ゲーム開始前、アブラム・ゴルドーとパンナのやりとりを、フォルト・ヤングと共に「何してんだ・・・」な呆れ顔で見ていた。
第33話からの魔法都市ステージにも引き続き参加し、初めはクレア・サマーズと共に行動していたが、ミイラに襲われそうになっていた子供を庇って魂を吸われ動けなくなってしまった彼女を守る為、囮を引き受けてハンターに追われる。
34話では最初に引きつけたハンターを振り切ったものの、別のハンターに見つかってしまい逃げている途中で咄嗟にナイル川に飛び込んで泳いで逃げようとするも、川に飛び込む寸前でハンターに確保され、得意の水泳を披露する事も出来ないまま脱落。あまりにも呆気ない確保となった為、前回とは打って変わって悔しそうな様子を見せている。
ウォークライ
半魚人のようなオーラを身に纏い、強靭な力を得る事ができる。
余談
カイ役の草尾毅氏は(カラハリ・シュウを除く)トラヴィス・ロウ、ジーク・ドラミング、後のアメリカ大陸横断ステージのNPCであるリック・バックナーなどアスリートの役を演じている。