CV -小林由美子
人物
トムラ颯也の弟。14歳。肺の疾患を持っており、ほとんどの時間をベッドの上で寝て過ごしている。頭脳明晰で、パズルや謎解きが得意。颯也と一緒にいつか青い海を見に行くことを夢見ている。
その頭脳は単独で自宅からクロノス社のシステムをハッキングしてゲームへ介入できるレベル。
颯也が参加した回で彼の活躍により多くのミッションがクリアされたことから、その実力と姿勢を認めたモーリス・シューメーカーにより治療費が送金され、疾患の治療を開始した。
第8話では入院中だったが、14話にて、ハーヴェストからハッキングの件を問いただされた事で彼女と接触し次話の15話では、彼女と共にオワリ城ステージに訪れていた。OP映像ではそれ以前から彼が逃走者として参加する映像が少しだけ映し出されており、本番組における3回目以降の開催に参加する可能性がある。しかし、2クールエンディングでは謎の仮面を付けており、颯也と分かれ道をしているシーンがある…。
18話でジョン・ドゥーという仮面の少年として登場。
とある理由から兄の颯也をライバル視しており、彼に対してムキになっている。
西洞院ルナ、信楽たぬき男、カイ・ブルームとチームを組み、最初のミッションである謎解きを見事に解き明かしてミッションクリアに大きく貢献し実況から『ワンダーフォックス』の異名を与えた(なお、この最初のミッションの謎解きを天才チェスプレイヤーであるリリィ・ボーンも推理をしていたが、あちらは一部推理が間違ってしまっており、どうやら推理力・洞察力・冷静さは彼の方が彼女より上である)。
25話で正体がバレてしまうが、そのすぐ後でハンターと落ちてくるシャンデリアから自身を庇って颯也が確保されてしまう(なお、これ以降は本名として参加したためクロノス社から一応お咎めなしにしてもらったと思われる)
続く26話では復活ミッションが起こり一同は揉めだすが兄の励ましを受け率先して復活ミッションに挑みバラバラだったチームをまとめていき知略を駆使したチームワークでミッションをクリア。今回の貢献者として復活権を与えられ即座に兄の颯也を復活させ同時に颯也もハルのことを一人前の逃走者として認めた。それ以降、様々なミッションで貢献するが、結局ハンターに確保されてしまう。しかし、その知略で貢献したことで実況から「ワンダーフォックス」改め『ワイズシーカー』という新たなる異名が与えられた。
以降体力が戻ってきたため兄の運送業の手伝いをする(同時に体力をつけるべく兄からトレーニングを受けている)一方で彼もまた兄の持つ「逃走成功」を目標に自信をつけるようになった。
しかし、次に行われたTOYワールドステージが無茶苦茶なゲーム内容で急遽中止になりこのことを不審に思ったモーリスとガスティンと共に行動に動く。
「逃走中グレートチャンピオンツアー」パリステージでは…兄共にデュポンを連れ去るファントムスパイダーを目撃。だが、スパイダーが脳内情報を見て…ターゲットのデュポンから自分に向けてしまった為、連れ去られてしまう(64話)その為、行方不明扱いとなった。
自分が動けない分,逃走者達にアナグラムの暗号やモールス信号など送信しており…ほとんどのミッションで大活躍を見せた。
___しかし、ファントムクロウのミッションで…ジェレミーがそのことに気づいてしまっており、ジェレミーの偽暗号で罠に嵌めてしまう結果となった。
最終ミッションでは、ジェレミー相手にシグマ・レッドウィングとモーリス・シューメーカーの駆けつけたおかげで侵入できたが、ジェレミー=ファントムエレキュールの攻撃でシグマは飛ばされ、後から駆けつけたトムラ颯也のウォークライによって、無事救助完了。その後、ウォークライユニコーンで弱点を導き出し、ギリギリミッションクリアになった。
____ところが、ダビンチ9000を破壊できたのだが、人口知能を持つAIダビンチがホログラム化してしまう。
AIダビンチの目的を阻止するべく、園城マイカともに行動した。
マイカが確保後、AIダビンチに操られたペンタ・バッカーナを追い詰めたが…ウォークライによって逃亡してしまう。
西洞院ルナと合流し、AIダビンチに操られたペンタの逃亡先が「自首ボックス」だと判明し、モーリスと兄に連絡し… …その結果、AIダビンチの目的を阻止することに成功した。
秘密
オープニングやロンドンステージでのシャンデリアが落下する瞬間に彼と颯也の幼少期らしき場面が流れており、そのシーンから察するに、トムラ兄弟は過去に何かしらの事件に巻き込まれている模様。
そして、第63話で2人の過去がついに明かされた。
過去
本編の10年前。突如颯也の住むコロニーに地球から来たロケットが墜落し、その中には当時4歳のハルが乗っていた。墜落したロケットはコロニーの最下層・グレーエリアの壁に突き刺さり、それを見た颯也はロケットの中の乗員を助けに向かう。そして、中にいたハルの母親らしき女性から『あの子だけでも助けて』と伝えられ、脱出ポットで外に出されたハルを救出するが、その直後にロケットが落下して大爆発を起こし、ハル以外の乗員は全員死亡した。そして、助け出されたハルは身寄りをなくしたことから颯也の弟として一緒に暮らすこととなった。つまり、颯也とハルは血の繋がりがなく、本当の兄弟ではなかったのである。そしてその出来事が颯也にとっての「呪い」となってしまう…。
なお、ハルと言う名前は颯也がハルを助けようとした際、脱出ポットに『HAL』と書かれていたことから名前だと思い付けたものであり、本名は別にあったと思われる。
ウォークライ
ユニコーン
額にユニコーンのような角の形のオーラが出現する。
離れた場所でも状況を把握でき、レーダーのような能力が使えるようになる。
作中ではこれを利用してエリア内の仕掛けや状況から最適な解決法を導き出すことが可能。
余談
数々の少年役を演じてきた小林女史だが、その殆どが元気な性格や熱血少年であり、本人のコメントの通り、彼女のキャリアではレアな聡明かつ病弱なタイプの少年である。しかしその後同年の冬に公開された5年前に同局と同時間に放送されたアニメを元にした劇場版にて、小林女史は彼と同じ病弱タイプかつ弟系のキャラを演じている。こちらも姉的存在の少女とは厳密には本当の姉弟ではないが、こちらは従兄弟の関係であり、一応血縁関係にあるという点がトムラ兄弟とは異なっている。しかしこちらもまた従兄弟揃ってある『呪い』を抱えている。
その後=ネタバレ(79話)
グレートチャンピオンツアー後、79話にハーヴェストがハルに「別への高みへとして登っていく方法」を話し… …ハルは"逃走者として"ではなく…「クロノス社のオペレーター」として道を進むきっかけを持つ。
トムラ颯也は"月世界一の逃走者"を目指し,ハルは"月世界一のゲームマスター"として…お互い別々の道へと歩むことになった。
オペレーターでは、クロノス社と同じ制服にサンバイザー着用した姿。
関連タグ
オリエンタルラジオ(中田敦彦、藤森慎吾):2人共本家逃走者で体力面はハンターに劣るが、反面知略に優れ全員協力ミッションやチーム戦で有利に仲間たちの指揮をこなすためおそらく一番近しいと思われる。
伊沢拓司:令和の本家常連出演者で、東大王としても有名なクイズプレイヤー。オリエンタルラジオの2人と同じく体力面はハンターに劣るが、持ち前の頭脳を活かしてミッションの参加を判断するなど知略に優れており、近年の逃走中ではおそらく最も近いと思われる。
反面、一度すると決めたことを最後までやり遂げたい責任感もある等兄に近い部分もあり、兄弟の要素を足して2で割った人物であるとも言える。