曖昧さ回避
モンスターハンターフロンティアにおける装備はこちら⇒ハーヴェスト(MHF)
概要
【破壊力 - E / スピード - B / 射程距離 - A / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - C】
小さな虫型のスタンド。本体は矢安宮重清(重ちー)。本人によれば500体以上生み出せる。指示さえ出せば勝手に動き回るので、物を集めることを得意とする。重ちーはこれを使い、町中に落ちていた小銭を集めていた。
一体一体の攻撃力は小さいものの、手には鋭い爪があり、噛みつく事もできるので、相手に組み付いて眼球や頸動脈といった急所をピンポイントで狙えば高い殺傷力を発揮する。ピラニアのように集団で襲い掛かれば、相手の皮膚を削り取って大ダメージを与える事もできる。額にある穴からは注射器のような針を出すことができ、アルコール類を血管から注入するなどして行動を制限させる事も出来る。このアルコールは酒瓶から摂取したものなので、用意さえできれば致死毒なども注入できたことだろう。
そういった群生タイプとは思えない殺傷力を持ちながら射程距離は非常に長く街中にスタンドを飛ばすことができ、数が多いからから数体破壊されたところで本体にほとんどダメージのフィードバックがない。
また、バケツリレーのように重ちー自身を運ばせることで、本体を安全な場所まで素早く移動させることも可能。
仗助・億泰の二人がかりでも奇策で降参させるのがやっとであり、(一応勝ったはずの)仗助から「ハーヴェストに勝てるやつがいるとは考えられない」と高く評価されている。
やろうと思えば遠距離からハーヴェストに命令するだけで暗殺すら簡単にこなせるであろうことから「最強のスタンド」議論にはよく候補に上がる。
実際、重ちーが敗北した仗助・億泰コンビや吉良吉影との戦いにおいては、最初から自身の姿を晒しすぐ近くに立っているという状況であり、遠距離型の特性を活かせない状況であった。さらに重ちー自身の優しい性格もあり、確実に命を奪うような攻撃は行わなかった。
明確に「相手を殺す」という意志を持っていたならば、仗助達や吉良吉影すら敗北していたであろうことは作中の戦闘描写(及び本人の発言)から窺える。
能力は応用が利くため危険な部類に入るが、物を「集める」ことばかりに能力を使う本人の性格を考えると、積極的に悪事に使うことはないと思われるため、仗助達もそれ以上咎めることなく友達として接している。以降驚異の戦闘能力が発揮されることはなかった。
ちなみに作者の荒木飛呂彦は、ハーヴェストを最もお気に入りのスタンドとしてしばしば挙げている。2019年に開催された原画展で新規に作成された作品「裏切り者は常にいる」でも(因縁のある吉良吉影と共に)描かれている。
スタンド名の由来はニール・ヤングのアルバム「ハーヴェスト」から。
またこのアルバムには「黄金の精神」の元ネタとされる「Heart Of Gold」という楽曲が収録されている。
余談
盛田栄一『空想法律読本・スタンド使い拾得物横領事件』(KADOKAWA)において、ハーヴェストを使用した拾得物集めに関する法的考察が行われている。