概要
パーソナリティはココ(小々田コージ)役の草尾毅とナッツ役の入野自由。
プリキュアシリーズはあくまで女児のための作品ということもあり、それ以外の層へ向けたコンテンツには否定的、かつ消極的であった。このため子供向けにも通じるキャラクターソングや一部プライズなどを限度としていた。
しかし番組の人気に加えて同作に登場するココとナッツの人気が高かったことから、大人の女性向けの番組としてスタートした。これは当時としてはかなり異例の企画で、以降の公式的なプリキュアラジオは「キュアキュアプリティ」しか存在しない。
なお、女児のことを考慮した配慮を続けてきた鷲尾は、この番組の設立に対して「あくまで女児のための作品というところを外さないで頂ければ………(要約)」と伝えたそうである。
このためか、番組のコンセプトは「プリキュア5GOGOを斜め下から支える番組」で、本編のエピソードについてはあまり触れない姿勢を取った異例のタイアップ番組となった。このスタンスはゲストの到来とともに少しずつ崩れていった。
プリキュア5はココとナッツのデュエット曲が多いが、それは大体この番組のせい(もといおかげ)である。
一回の配信は例外を除いて約30分。ラジオの設定としては「ナッツがナッツハウスの営業を終えた後に開いているクラブ」となっていて、それをココが手伝っているという体で始まる。
このためオープニングドラマでココとナッツ以外が来ると、その存在をひた隠しにしようとする姿が見られた。
内容としては原作が女児向けアニメとは思えない程にガチ。というのも元々はあまりアニメ本編についての言及は控えるスタンスであったため、話したくても話せないところが多く、結果として普通のラジオ番組によくある出演者のガチトーンで進められる番組となった。
それらがある程度解禁ムードになった後もあまりそのスタンスは変わらず、最後までリスナーに良くも悪くもガチで寄り添う番組となっている。
オールスターズにおけるオールナイト以前に大人向けの公開収録イベントを行ったのも、この番組である。
ちなみにココとナッツ役がオーディションではなく、番組からの指名であったことは、この番組で判明している。
『5GOGO』が終わる少し前の12月に番組終了。ラジオCDのリリースはVol.5にのぼり、ベストソング集も発売された。
コーナー
- 小々田先生の進路相談室
小々田コージになりきった草尾毅がリスナーの悩みに答えるコーナー…だったが第一回で草尾が演じながら答えるというコンセプトは無理だとギブアップし、タイトルはそのままに草尾毅のお悩み相談コーナーとなった。若者の赤裸々な悩みに草尾がガチなトーンで答える。悩みの内容が重い軽いが激しいコーナーだが、かなりの人気を誇っていた。
- 拝啓…ココ様、ナッツ様
リスナーの壮絶な体験を手紙風味にしたためて読むコーナー。大体が面白い話だが、時折ヒヤリとする話題が出ることも…。
- パルミンを探せ!
5GOGOに出てきた妖精パルミンにちなんだコーナー。パルミンがおかしな生物であったことから、変人紹介コーナーとして行われた。何故か入野自由に似た人を見たという投稿が相次ぎ、その人物が揃ってジュンペイと呼ばれていたことから、「ジュンペイという入野自由の偽物・別人格がいるのでは?」と話題になった。ちなみに入野自由は本名である。
- メタモル☆ココ&ナッツ
ココとナッツがプリキュアに変身できたら出せそうな必殺技を募集する、大喜利のようなコーナー。劇場版5GOGOの冒頭で二匹が変身してシロップを倒すシーンがあるが、このコーナーに影響された部分があるかは不明。
- 二人でできるかな?
パーソナリティ二人に対する無茶振りコーナー。二人羽織や外来語禁止ゲームなど、二人に何かをやらせて盛り上げようとする内容。
- ナッツハウスにようこそ。
あったらいいなという商品を募集するというアイデアコーナー。いくつはなんと実際に商品化されている。
- 勝手にコマーシャル
自番組のCDの宣伝を勝手に作るコーナー。一部は番組で使われた。
- ナツ子の部屋
ゲストがきた際のトークコーナー。名前の通り徹子の部屋のパロディで、最初は入野が一部で黒柳徹子のモノマネをしようとしていたが、撃沈してしまう。
- 今日のまかない
CDの特典的なコーナー。ラジオでは没になったが、CDならOKだろうということで企画された、没企画の供養コーナー。毎回内容が異なる。