概要
「月刊Asuka」(角川書店→KADOKAWA)にて1997年から2021年3月号にかけて連載されたが、途中2度長期にわたって休載していた。
単行本は連載終了時点で18巻まで刊行され最終的に20巻まで展開されたが、16巻以降に関しては基本的には電子書籍という形でしかリリースされず(16巻のみ「月刊Asuka」の別冊付録という形での紙書籍版が存在する)。
17巻以降の内容が収録された紙媒体の単行本は2021年1月から同年5月に集中して発売された完全版こと「D・N・ANGEL New Edition」の全10巻をもって実現した。
2003年4月から2003年9月までテレビ東京系列局でテレビアニメ版が放送された。全26話。アニメーション制作はXEBEC。
ストーリー
丹羽大助は、14歳の誕生日に原田梨紗にラブレターを渡すが、フラれてしまった。その夜、その事を強く思った事で大怪盗ダーク・マウジーへと変身してしまう。それ以降、丹羽大助の運命は大きく変わっていく。
登場人物
本作の主人公。東野第2中学2年生。
14歳の誕生日に原田梨紗にラブレターを渡すが、フラれてしまう(アニメでは渡す前にフラれる)。その夜にその事を強く思った事で、大怪盗ダーク・マウジーへと変身。それからというもの、大助の運命は大きく変わっていく。
気弱かつ穏やかで優しい性格。少し気弱な部分もあり頼みごとを断れない事が多く、よく冴原に便利使いされている。基本的に初心なので女の子と一緒にいると顔が赤くなることが多い。
大助が好きな女の子の事を思うと変身してしまう人物。
姿も人格も変わる。大助とは何度もぶつかってしまうが、信頼関係が崩れる事はない。丹羽家の男子を翼主(テイマー)にする、美術品。魔術を使う事も出来る(翼主への負担が大きいため、極力使わない)。また、使い魔(ウィズ)に命令する事で黒い羽で飛ぶ事が出来る。かなりの男前だが女たらしで、大助が頭を抱える事も多々ある。
原田梨紗の双子の姉。
大助と梨紗とは同じクラス。梨紗とは対照的に活発な性格で、洋服などの趣味も全く違う。2年間、別々の場所で暮らしていた事がある。大助と両思いになり、恋人同士となる。
原田梨紅の双子の妹。
大助と梨紅とは同じクラス。梨紅とは対照的なちょっと高飛車で軽い性格。大助に告白をされたが、フってしまった。そしてその夜にダークをテレビで見て一目惚れをしてしまう。
中学生ながらに警察のダーク捜査の総司令。
既にオリーバー大学を首席で卒業。丹羽家とは代々因縁のある「氷狩家」の最後の生き残り。日渡警視長に養子として引き取られたため「日渡」の性を名乗っている。丹羽家とは対立しているものの、個人的には大助に好感を抱いている。
ダーク・マウジーの半身。
ダークとは対照的に黒い翼ではなく、白い翼を持つ。そのためメディアからは「白いダーク」と呼ばれている。丹羽家とは因縁があり、ダークのライバルである。翼主(テイマー)である日渡怜の体を蝕もうとしている。故に「天使の顔して悪魔だ」とダークに称される事もある。一度ならず大助を殺そうとした事がある。
丹羽家のペット兼ダークの使い魔。
ダークの翼になったり、大助やダークに変身できる。言葉を話すのが苦手で「ダイスケ」を「ダイスキ」と言ってしまった事もある。また怖いものや水が苦手で、突然暗闇になっただけで気絶した事がある。
主題歌
オープニングテーマ
「白夜~True Light~」
作詞 - 酒井ミキオ / 作曲 - 山崎ますみ / 編曲 - 永井ルイ / 歌 - 宮本駿一
エンディングテーマ
「やさしい午後」(第2話 - 第12話)
作詞 - 山口みなこ / 作曲 - 松浦みつを / 編曲・歌 - みなを
「はじまりの日」(第13話 - 第23話、第25話)
作詞 - 山口みなこ / 作曲 - 松浦みつを / 編曲・歌 - みなを
「Caged Bird」(第24話)
作詞・作曲・歌・演奏 - 宮本駿一
「道標」(第26話)
作詞 - 酒井ミキオ / 作曲・編曲 - 長谷川智樹 / 歌 - 宮本駿一