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両岸サービス業貿易協議

りょうがんさーびすぎょうぼうえききょうぎ

2013年から2014年に審議されていた中国と台湾の貿易協定。
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概要

2013年6月大陸中華人民共和国台湾中華民国「両岸サービス業貿易協議」中国語で「両岸服務貿易協議」、通称は「服貿」)を結んだ。

この協定は2010年に中台が締結した「経済協力枠組み協定(ECFA)」に基づく具体策の一環で、両国間での貿易制限を解除し、相互で市場開放と貿易自由化を図るとしている。「サービス貿易」とは財の取引による貿易ではなく、運輸・通信・保険・金融などのサービスを他国も利用する形式のこと。
デメリットとしては弱小な台湾側の中小企業はひとたまりも無く、人材も大陸へ流出し、中国のような言論と情報の統制が台湾にも及び、台湾の一般市民から国家の情報まで情報流出する危険性を孕んでいる。

しかし、国民への周知がほとんどされずに進められ、不透明性に学生を中心に国民に反発が強まり、とくに台湾が中国に組み込まれる序章になると危惧され危機感が高まった。さらに馬英九総統は早期成立を図り、2014年3月に与党の中国国民党議員が時間切れとして、台湾の国会に相当する立法院で協定批准のための審議を一方的に終了し、強行採決しようとした。

太陽花学運

この事態に台湾の学生たちが立ち上がった。3月18日、立法院の外でデモ行進をしていた学生たち約300人は立法院議場に突入し、立法院を占拠。民衆が立法院を占拠するのは史上初の事態。

当初事件は「318学運」や「占領国会事件」などと呼ばれ、現在では運動の象徴としてひまわりが配られたことから、台湾やネット世界では太陽花学運と呼ばれている。

学生たちや一般市民によって場内外で抗議運動が続き、彼らの動静はインターネットを通じて国内外世界中に配信され、協定反対の賛同を求め、野党の民進党も彼らを支持している。暴力的抗議活動を戒め、ゴミの分別も守っている。
そんな中、23日に一部の強硬派学生たちが行政院にも突入し、その翌日には動員された警察によって強制排除され、逮捕者やけが人を多く出した。

学生側と当局の睨み合いは膠着状態になったが、学生側は立法院で中台間の協定をチャックする「両岸協議監督条例」を提示。4月6日には立法院院長が自ら立法院で学生側と話し合い、要求に応じて条例案制定までサービス貿易協定の審議を再開しないことを表明し、学生に立法院退去を求めた。これに学生側も応じて4月10日に退去した。退去に応じず立法院敷地内に留まる学生もいたが、数日後に退去。
中国政府はこの学生運動を強く非難し、馬政権の支持率も低下し、中台間の統一事業はやり直し状態となった。

更に11月29日に投開票が行われた統一地方選挙では、馬英九総統率いる国民党は総崩れとなり、歴史的大敗北を喫して強い衝撃が広がった。
国民党と長く蜜月を続けてきた中国政府が「裏の敗者」ではないかという問いも、否が応でも浮かんでくる。
その後に馬英九総統は辞任している。

日本ではあまり報道されておらず、報道されても「立法院占拠」としか表現されていない>偏向報道が、ネット住民からは熱烈に応援しており、ネット中継もニコニコ動画によってされている。日本人からは「協定撤回」を意味する「退回服貿」と同音になるほえほえくまーが応援メッセージとなって数多寄せられている。

pixivでは

台湾のユーザーも多いpixivでも協定反対を訴える作品が多く投稿され、国擬人化漫画ヘタリア』でも擬人化された台湾が描かれた作品やほえほえくまーの作品、不透明さを意味したブラックボックス=黒箱の絵、今回の学生運動の象徴であるひまわりの絵などといった作品も多い。なお二次創作作品に関してはマナーも守っていただくことを推奨する。

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太陽花学運 サービス貿易協定/両岸サービス貿易協定/服貿

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