概要
2014年、台湾の中華民国と大陸の中華人民共和国は相互の市場開放を目的とした「両岸サービス業貿易協議」の締結が馬英九総統によって進められていたが、その協議内容の不透明さと台湾経済の混乱、中国による入植の恐れなどから学生を中心に反発が広まり、3月18日に抗議デモをしていた学生たちが日本の国会に当たる立法院に突入し占拠。協議の承認阻止を主張して占拠が続き、「太陽花学運」と呼ばれている。
学生たちが占拠している立法院議場内部の様子と動静はニコニコ動画でネット中継され、ほとんど報道されていない日本でもインターネットを中心に強い関心が寄せられている。この中継映像の中で学生たちが中国語で「協定撤回」を意味するスローガン「退回服貿(tuìhuífúmào)」を叫んだが、この様子を視聴していた日本のネット住民にはこの叫び声が「ほえほえくまー」と空耳で聞こえ、応援の意味を込めて「ほえほえくまー」とコメントを書き込み、これにつられて多くのネット民が同じようなコメントを多数寄せた。
台湾人側でもこのコメントは好意的に反響を呼び、pixivでは「ほえほえくまー」と叫んでたり、熊が描かれた関連作品が多数投稿されている。