概要
型式番号MS-08TX[NF]。
PS5/PS4用ゲームソフト『機動戦士ガンダムバトルオペレーション Code Fairy』に登場。
イフリートのバリエーション機のひとつ。
ノイジー・フェアリー隊に配備されたイフリートは当初アルマ・シュティルナー少尉が使用する予定であったが、狙撃支援を担っていたヘレナ・ヘーゲル曹長が嘆願し彼女が使用することになった。
これはアルマの一時的な戦線離脱を受けて狙撃のみの戦い方を見直し、ザクキャノン・ラビットタイプで白兵戦をこなすイアン・グレーデンから「MS戦では既成概念に縛られない方がいい」「足りないのは殻を破る勇気」とアドバイスを受け、その後残弾のない状況で形振り構わない白兵戦でザクⅡ[狙撃型](HH)のライフルや光学カメラを破損しながらも友軍機を救ったことで彼女なりの答えとして本機を希望したためである。
少数精鋭のノイジー・フェアリー隊では役割に縛られすぎない方がいいという発想から狙撃機ではできない白兵戦をこなせる機体として希望されたイフリートは隊長のキリー・ギャレットが認める形で彼女に譲られた。
その後、実戦でデータを回収してから狙撃兵としてのスキルと近接戦闘の役割を両立したヘレナ専用のカスタマイズを施されたのがイフリート・イェーガーである。
対空砲弾との弾種切替機能を持つ新たな狙撃ライフルと近接戦用のヒートナイフ、ソードオフショットガンやクラッカーなどを装備する他、近接戦と狙撃戦を両立するためにオデッサでのイフリートの改修プラン(イフリート・ナハト)を参考にステルス性能が付与され、敵に移動を察知されにくくなっている。
狙撃時には右膝部のニーパッドが展開し狙撃時の姿勢を支える(ザクⅠ・スナイパータイプにも同様の機構が見られるが関係は不明)。
右肩や左腕には小型のシールドが見られる。
機体各部に様々な改修が施され全体的に性能は向上しているが、装備重量が増加している。運動性は格闘戦のために維持されているが機動性はやや低下している模様。
MS特有の戦法と言える機動狙撃戦で遊撃手として動き、さらには近接戦や対空攻撃などもこなすオールラウンダーとして小隊に欠かせない存在となり、ヘレナの狙撃手としての眼を狙撃以外でも活かし時にはアルマと共に前線にも出れる機体となった。
ただし、メカニックのイルメラからは機体そのものは「お世辞にもバランスのいい機体とは言えない」と評されている。原型機イフリートの長所であった機動性が低下したことも加わり、狙撃と接近戦を使い分ける立ち回りが必要となっている。
少数部隊のノイジー・フェアリー隊という状況から生まれ、ヘレナの眼と判断力に依存した機体と言える(彼女の希望がそうだったので当然ともいえるが)。
なお、頭部は今までのイフリートに存在したブレードアンテナやドムを思わせるモノアイシールドの上方向への張り出しが無くなっており、宇宙世紀ではないがディンに近い雰囲気となっている。
ガンプラ
関連タグ
ゲルググJ - 同じイェーガーの名を冠する機体。精密射撃も可能な総合性能向上機という仕様も似ているがこちらは特にゲルググに劣る点はない。