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ウホウホドンキーくん

うほうほどんきーくん

ウホウホドンキーくんとは、コロコロコミックで連載されたドンキーコングシリーズを題材とした須藤ゆみこの漫画作品ウホ
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概要ウホ編集

1995年にてコロコロコミックで連載されたドンキーコングシリーズスーパードンキーコング三部作)を題材とした須藤ゆみこによるギャグ漫画。

月刊コロコロコミックで1995年1月号・4月号での単発掲載を経て同年6月号から本格的に連載を開始。その後1997年10月号の連載を最後に別冊コロコロコミックに移籍、同年12月号から1998年12月号まで連載された。


単行本は全5巻。ストーリー自体は完結しているが、最終巻である5巻刊行後に連載が終了したため、残りの2話分が未収録となっている。現在のところ続刊刊行の予定はないため、全話を拝むには連載当時のコロコロを読む必要がある。

作者の須藤もその件については大変遺憾だったようで、復刻の機会があれば電子書籍化の際に収録しようと懸念している模様。


作風ウホ編集

ドンキーをはじめ様々なキャラたちが繰り広げられるギャグを中心に描かれているが、ところどころでシリアスな展開が導入され、かと思えば急にギャグ展開をぶっ込んできたりととにかくギャグ・シリアス展開が目まぐるしく変化する描写が最大の特徴で、読者からもギャグとシリアスの切り替わりが凄まじい漫画と評価する声も多い。またディディーやキャンディー、ベリーノーティなどの一部のキャラの顔のデザインが須藤独自の絵柄で描かれているのも特徴のひとつでもある。



ストーリーの遷移ウホ編集

キングクルールを筆頭にクレムリン軍団がドンキーたちコングファミリーと何らかの対決を繰り広げる1話完結式のストーリーを中心としており、(一応原作に沿いつつも)原作と大きくかけ離れたオリジナルストーリーも多め。


上記のオリジナル色が強めな無印スパドン篇とうって変わって1話につき1ステージを舞台に冒険するという原作の道筋を忠実に再現したストーリー性を重視した冒険漫画として路線変更され、またプロローグでのドンキーがクレムリン軍団に拐われる展開が明細に描かれているのも特徴。

ちなみに原作では終盤ぐらいしか出番がないドンキーはストーリーの途中で介入し、存在をアピールするなど出番に恵まれている。そこ!ギャグ展開の恩恵とか言わない!!


ストーリーの方針は特に変更はないものの、前篇のスパドン2篇と異なり1つのステージを前編・後編に進んでいく2話分割式のストーリー構成(前編が道中ステージ、後編がボス戦)となっている。

なお、本篇ではドンキーとディディーの出番が序盤と終盤しかないため、初期の頃とはストーリー全体の雰囲気が随分変わる。


登場キャラクターウホ編集

コングファミリー編集

ご存知本作の主人公。主にボケ担当で勘違いや空気が読めない発言も多く、スパドン2篇では囚われの身ながりもバナナを持ってきた軍団員に「これっぽっちじゃ足りないウホッ!」と怒り散らしもっと持ってくるよう要求したり、ディディーたちが助けに来るまでの間バナナをたらふく食べるなどかなりフリーダムな面を見せるが、仲間が傷つけられた時には豹変して敵を倒すという仲間思いの一面も見せる。一人称は「ワシ」で、語尾に「ウホ」を付けるのが特徴。

スパドン2篇では1ステージ毎に一時的に拘束から脱け出し、ディディーたちに加勢するという活躍を披露するが、後半に差し掛かると出番が減り脇役扱いにされる。キャプテンクルールの拘束から救われて以降は、ディディーたちと共にロストワールドに同行した。

スパドン3篇ではディディーと共に終盤まで行方を眩まし、一時は再びクレムリン軍団に誘拐されたかと思われたが、実際はただかくれんぼをしてただけだった。


ドンキーの弟分。原作と違ってかなり人間に近い顔立ちに描かれている。

ドンキーとは違って賢く、ドンキーの世話をいつも焼いている。

ドンキー同様、スパドン3篇では一時期消息を絶って(長らくかくれんぼして)いた。


スパドン2篇から登場したディディーのガールフレンド。

女の子らしいボケなどドンキーとは別ベクトルのボケキャラだが、締めるべきところはしっかり締めるなど、ドンキーより少し賢い。


スパドン3篇に登場するファンキーの親戚のベイビィコング。

子供らしい一面はあまり見せず、ちと生意気なガキンチョといった感じで、ドンキー同様に語尾に「ウポ」をつける。


主に脇役として登場する。スパドン2、スパドン3編ではドンキー不在時に自身が代わりに冒険に出ることをアピールするのがお馴染みのパターンであった。


クイズ好きで陽気な性格をしている。原作同様クイズを出題するのだが、内容はかなり毒がある。


クレムリン軍団編集

無印スパドン篇の悪役。一人称は「ワガハイ」

頻繁に登場しドンキーに刺客を送り込んだり、自ら前線に出向くこともある。おそらく最初のストーリーにおいてドンキーの次に出番の多い人物(鰐物?)であろう。

終盤では自身の船の船上でドンキーとディディーと対決。原作同様に死んだふりでドンキー達を油断させ、ディディーに重傷を負わせるが、それによって激怒したドンキーに殴り飛ばされ敗北した。


キングクルールの側近。

原作ではザコキャラだが、本作ではアニドンのクランプ将軍のようなクレムリン軍団の幹部格としての側面が強くクローズアップされており、また番外編ではクルールとクランプのエピソードが描かれている。


スパドン2篇のラスボス。

当初から存在は明かされていたが、本格的な登場は終盤に差し掛かってから。

戦艦デビルクルールの艦橋でディディーたちと対峙、「ちょうどよい。まずはお前らから血祭りにあげてやる!」と啖呵を切るがディクシーが意味を理解できずボケで流された。ちなみにこの時ディディーからキングクルールに似ていることを指摘され「似てないぞ!」と変顔で否定するが、その後もしつこく聞いてくるディディーたちに痺れを切らしてうるさ――――い!!そんなこたぁ任天堂に聞け――――っ!!」と逆ギレしていた。

原作同様、最終的にドンキーに殴り飛ばされて戦艦から落ちた後はロストワールドでディディー達を待ち受ける。最後はディディー達三人の連携攻撃でロストワールド中心部のエネルギー炉に落とされるが、原作と違って生存描写がないため生死不明。


スパドン3篇のラスボス。

表向きは戦闘マシンのカオスをボスとしていたのは原作同様だが、終盤まで存在すら明かさなかった原作とは違い、カオスがディクシー達に敗北すると同時に正体を明かし、以降は自らがクレムリン軍団のボスとして行動する。

最終回でバナナクイーンに食われバナナバードにされてしまう。バナナクイーンによると、バナナバード化した事で邪悪な心を失ったとの事(ディクシーに言わせれば「鳥ってバカだから悪いことはできない」)だが、本人はそんな姿になってもなお世界征服を諦めてはいなかった模様。


バロンクルールが制作した戦闘マシン。

創造主であるクルールの命令でクレムリン軍団のボスとして振る舞っていた。その為、末端の部下達はクルールが名乗り出るまで本気でカオスが自分達のボスだと思っていた。

原作と違って(ドンキーとディディーが終盤までかくれんぼしてたため)内部にドンキーたちを収容しておらず、また破壊される事もなく、最終回ではバナナバードにされながらも世界征服を諦めないクルールを応援していた。


関連タグウホ編集

ドンキーコングシリーズ スーパードンキーコング コロコロコミック 冒険漫画 ギャグ漫画

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