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概要

前作キャプテンクルール前々作キングクルール同様、本作でのクレムリン軍団の頭。

クレミス島の古い城に住む科学者。科学技術は素晴らしく、鍋と釜をパーツにしてクレムリン軍団の表面上のボスである自立型兵器「カオス(Kaos)」を開発するだけでなく、電撃トラップや内部に攻撃システムを据え付けた潜水艦「ノーチラス号(Knautilus)」も造った。

また、バナナバードたちの長であるバナナクイーンを封印した張本人でもある。このことから、科学技術だけでなく、「魔法」も使えると思われる。

一人称は「オレ」(GB版では「おれ」)。

他のクルールと同様に左目が血走っているほか、頭はゴツゴツした縦長で、頭頂部には短い髪が生えているのが外見的特徴(キングクルールの変装という設定と照らし合わせるとカツラである可能性がある)。

なお原語版での名称は「バロン・ク・ルーレンシュタイン(Baron K. Roolenstein)」。彼がクルール本人にしろ兄弟にしろ苗字は同じはずだが……今回のモチーフに合わせて偽名を使っているのだろうか。

暗躍

ドンキーディディーを捕らえてカオスの機内に閉じ込め、さらに島に住むバナナクイーン及びバナナバードと呼ばれる鳥達を封印しており、クレミス島の支配、ひいてはカオスによる世界征服を企んでいた。

ワールド7「カオスの隠れ家」ではまずカオスとの戦闘になり、これを倒すと現れる。自身の手で肉弾戦などは一切行わず、背中のローターで浮遊しながら、室内に据付けられた電撃トラップ等をリモコン操作してディクシー達を攻撃する。

一度倒されても生き延び、ワールド8「クレマトア島」の地底湖に潜水艦で潜んでいたが、ディクシーらの働きで火山活動が再開。溢れ出すマグマで急上昇した地底湖の水温に耐えきれず浮上した所で彼女らと再戦することとなる。

弱点は背中のローターの機械であり、ここにタルをぶつける事でダメージを与えられるが、ワールド7では下半分、ワールド8では上半分にしか当たり判定がない。後者はディクシーだとかなり当てづらく、大半で使い勝手がそれほど良くなかったと評判のディンキーのタル投げがここでは活躍するだろう。

ワールド7ではダメージを与えるとローターが制御不能に陥りカメラ目線で手をパタパタさせるコミカルなリアクションを取る。

2度も敗れ、地底湖の温度が下がらず潜水艦にも戻れなくなったクルールは、ファンキーの小屋からホバークラフトを盗み出し逃走を図る。しかし、全てのバナナバード達の祈りでバナナクイーンの封印が解かれており、コング達を背に乗せたバナナクイーンに追い回されることとなる。追跡を振り切れなかったクルールは卵の殻に閉じ込められ、遂に懲らしめられた。

GBC版の『ドンキーコングGBディンキーコング&ディクシーコング』においてもラスボスとして登場し、ブリキのけいこくとロストワールドで計二回戦うこととなる。SFC版と比べて素早く、爆弾や電撃を放ってきたりと攻撃パターンが積極的。二戦目に勝利すればタイムアタックに必要な時計を譲ってくれる。

本作は世界征服どころかドンキーとディディーを攫うこともないのだが、「伝説のロストワールドを探しに名声と宝を手に入れようとする強者達が世界中から集まってくる」というストーリーであるため、彼も主人公達の前に立ちはだかる強者の一人と言ったところか。

コミカライズでの活躍では

コミカライズ版『ウホウホドンキーくん

クレムリンの真のボスとして登場したが、最終的にバナナクイーンによって丸吞みされ、彼女が産んだ卵からバナナバードの姿で転生させられるという末路を辿った(しかし、エピローグでは相変わらずの様子でカオスを連れて悪巧みに励んでいた)。

レア社の旧公式サイトの設定によるとキングクルールやキャプテンクルールと同一人物(いずれもキングクルールの変装)という設定で、英語版ドンキーコング64の説明書においてもクランキーコングから「馬鹿馬鹿しい変装」と呼ばれていた。また、レア社でゲームデザインを担当したGregg Mayles氏は「全部同じワニ」との発言をXに残している。

一方で、日本国内向け『スーパードンキーコング2』の任天堂公式攻略本や『大乱闘スマッシュブラザーズX』のフィギュア名鑑では「キングクルールとキャプテンクルールは兄弟」と解説が一致していた。

その後、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』でキングクルールが参戦した際にはバロンクルールと同様に背中のローターを使用しており、現在は「同一人物の変装」と言う英語版が公式設定として統一されたと思われる。ちなみにバロンクルールはスピリッツとして登場している。

家族の存在?

本編で「カミさんに怒られちまう」という台詞があるが(英語版でも同様)、妻らしき人物は一切登場しない。レア社の旧公式サイトでは「“my wife's going to kill me”はリーヴス&モーティマーによるイギリスのコメディ」とイギリスのコメディ番組のパロディだったことが明かされている。

開発に関わったスタッフ自身も「クルールに妻がいるのかは知らない」とコメントしており、彼が既婚者なのかどうかは不明瞭になっている。

日本国内版で変更が行われなかったのは、日本語に翻訳したスタッフにイギリスのコメディかどうかは知らずに、そのまま翻訳していたようだ。当然だが、日本のユーザー達にもイギリスのコメディが通じるはずも無く、「バロンクルールの奥さんとは一体誰?」と受け止められている。

『スーパードンキーコング 4コマまんが王国』では、1コマだけ彼の奥さん(美人)が登場している。内容はバロンクルールがいや~んなテレビを見ていたことをディクシーに突き止められ、そこへ奥さんが現れてガミガミと説教するというもの。

『スーパードンキーコング4コマまんが王国③』では、モロに人間の女性の姿をした奥さんが登場している。

コミカライズ版『ウホウホドンキーくん』では、実際に既婚者(しかも恐妻家)であるという設定になっている。

余談

  • ドンキー達をカオスの機内に閉じ込めた理由は作中では不明だが、海外の資料によると『カオスには脳が必要だったため、ドンキー達を機内に収容し、その脳髄を使った』らしい。
  • メカの側近を表面上のボスとして活動している様子は同じレア社作品である『バトルトード』(GB版、アーケード版)のダーククイーンにも見られた。ただし、こちらのカオスは真のボスの前座としての登場なのに対し、あちらのロボ・マヌスは、真のボスが戦闘に参加しないため、そのままラスボスになっている。

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