説明
バンジョーとカズーイの大冒険シリーズのメインキャラクターの1人。
グランチルダの一番の部下である科学者。
緑色の体に白衣を着ており、大きな左目を持つ亜人の大男。
一人称は「クランゴ」。
台詞は日本語版では全てカタカナ表記で英語版では綴りの「s」を伸ばす。
シリーズでの活躍
初代ではデモムービーのみの登場でバンジョー達とは一切対面しない。
グランチルダが誘拐して来たチューティを生贄に、魔女の若返りを手伝い、ゲームオーバー時のムービーでそれを実際に成功させている。
エピローグではバンジョー達との決戦に敗れ生き埋めになったグランチルダの救助活動を行った。
その後2年間にわたり諦めることなくグランチルダの救出のため動いており、『グランティの復讐』においてはグランチルダ型のマシンを用意し、これに魂を移し変えて復活させるという方法を取る。つまり、ここでのメカボディそのものはクランゴ謹製であり、ラスボススペックのメカを単独で自作できる優れた科学者という一面を見せた。また、自身もバンジョー達と対面し、ボスとして彼らと対決し、バリアを張って薬瓶を投げ付ける攻撃を行う。
しかし大岩を撤去することはできず、用意したマシンも結局バンジョーとの戦いで破壊され、元の木阿弥に。
『2』でも同じくボスとしてバンジョーたちの前に立ちはだかり、使用する自作の薬の種類が増えている。今回は自分自身も強化のためにこれを飲んで、巨大化・透明化・分身の効果を活用しつつ、バリア+薬瓶投げの波状攻撃を行う。本作ではクランゴとの戦いはゲーム中3回ある。
どの薬を使うかはランダムで、一度使ったものはその次からは使わないのだが、1戦目で巨大化が選ばれないと後のミスターパッチとの会話で矛盾が発生することになる。
バンジョー達に負ける度に退場の際にグランチルダからのお仕置きを要求する様な台詞を吐いており、実際にそれをされているらしく、さらに戦闘用の強化薬を幾度となく服用した影響で、登場する度にボロボロの姿になって行く。
グランチルダからの扱いは相当良くなかったそうで、3回目の戦闘後はとうとう彼女と決別し悪から足を洗う決意をした。
クランゴ曰く「グランチルダ様の所にいても明るい未来は無い。出世は出来ないし休みも給料も無し」。もっと楽な仕事を探し、ゲーム製作を決意する(これが楽な仕事と言えるぐらいに彼女からの待遇は悪かったということ)。同時にこれは、彼がグランチルダを様付けで呼んだ最後のシーンであった。
意外にも既婚者であり、「お前らと戦うとハンサムでなくなって奥さんに嫌われる」と心配もしていた。
その後はボトルズやキング・ジンガリンと共にパーティーを楽しんだようだ。
『ガレージ大作戦』ではドタンバたうんでゲームセンターを経営しており、「勇者クランゴ 世界ヲ救ウ!」を実際にプレイ可能。簡単操作で進むレトロ調のミニゲームなのだが、たまに(演出上の)ハングが発生してしまい、実際にそのステージをやり直しになってしまうハプニングが発生する。
また、各所でクエストを受注する主要人物の1人にもなっており、最初のステージ「ナッティーのうじょう」では最初のジグソーピースを取得するためのきっかけになっている。
改心したというのは本当のようであり、序盤に「これからはいいヤツの味方」とはっきり発言しているほか、かつてグランチルダに殴られていたことはトラウマになってしまった模様。
外部作品では
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では本人は登場していないが、彼のテーマのアレンジ収録されている。原曲と比べると慌ただしい曲調になっており、楽譜のテンポが速くなっている。
関連タグ
ピドルズ…後任ともいえる存在だが、こちらはグランチルダとの主従関係はない。
ハルク…緑色の肌を持つ大男であり科学者なので元ネタかもしれないが、こちらは素で緑色の大男という違いがある。
レア社ゲームの科学者キャラクター達
T-バード教授⋯バトルトードシリーズに登場するキャラクター。彼は終始主人公たちの味方。
バロンクルール⋯スーパードンキーコング3に登場するキャラクター。こちらは大ボスで終始悪のままである。
ジョン・クリプルスバック⋯Conker's_Bad_Fur_Dayに登場するキャラクター。大ボスの側近である点が類似するがコイツもバロンクルール同様終始悪のままである。
ドクター・クアック、ドクター・パズ⋯バンカズシリーズに携わった人達が開発したゲームYooka-Layleeに登場するキャラクター達。前者は悪役でクランゴと似たポジション、後者は無印のマンボや『2』のフンバ・ウンバのポジションである味方。