概要
『スーパーマリオランド3ワリオランド』のラスボスであるランプの魔人。
外見は風船に顔や体を書きこんだような印象を受ける太っちょの男性だが、空を飛ぶ上に魔法を使うなど機敏。また、エネルギー弾はワリオを追撃する効果を持つ。
金さえ払えばどんな人物のどんな願いでも叶えることができる。
作品内の動向
7人の幹部を倒して黄金像を目指して攻め込んで来たワリオを迎撃するため、キャプテン・シロップがランプをこすって召喚した。
デンプーの少ない急所は頭部で、彼が出てきたランプを転がして上向きにした際に湧き出る雲を足場にして踏みつけることでダメージを与えることになる。ジェットワリオになっていれば、直接6回体当たりして撃破することも可能。なお、足場になった雲だが上にのぼるとチビデンプーになり、雷で攻撃して来るので油断しないよう注意。
以下のように頑強な抵抗を見せたデンプーだったが、百戦錬磨のワリオには敵うはずもなく、弱点を突かれてボコボコにされ、涙目でランプに吸い込まれて成敗された。
和解…?
デンプー撃破後、負けたシロップが城を爆破した上にマリオがちゃっかりと黄金像を取り返して城と財産を失い、落ち込むワリオがランプを撫ぜるとにこやかな笑顔で再び登場。ワリオが自分の住んでいるランプを持って逃げてくれたおかげで結果として救われたためか、お礼に願いをかなえようと申し出る。
お城を欲しかったワリオがデンプーにお城をお願いすると、彼は快くワリオに救いの手を差し伸べてくれる。集めたお宝とコインをデンプーに与えればそれを元にしてワリオにお城を作ってくれるので、どれだけ集めたかが決め手となる。
小さな家や鳥小屋(それでも悪者を追い払ったのでワリオが島の主と言えるのだがあまり良くないエンディング)から、和風のお城や西欧風宮殿(グッドエンド)、若しくはとてつもないプレゼントを貰えることもある。
書籍でのデンプー
金にがめつく、関西弁のオッサン姿で登場。数百年貯め込んだおならを炸裂させる「でんでんでるでるメガトンプー!!」を繰り出したり、他のボスと合体してカオスな姿を披露するなどかなりコミカルになっている。また、同作のラスボスゆえなかなかタフで3話も連続で登場した。
もう1つのエピローグにも登場しており、そちらでは黄金像に変装して登場した。しかし、金粉を洗い流す際の大量の水で風邪を引いてしまい、ろくな攻撃をできないままマリオによって倒された。
- スーパーマリオランド3ワリオランド(本山一城版)
こちらでも金にがめついスタイルで登場。作中後半の伏線を握るキーマンで『スーパーマリオくん』よりシリアス。
- 嵩瀬ひろし氏のゲームブックではワリオを選んだ場合にのみ登場。「黄金のでかスリッパ」の所有者で、この場面に行き着くと失格(ゲームオーバー)。講談社などの児童書でもお城を建ててくれるキャラとして紹介されており、マルチエンディングのカギを握ることが記される。