概要
マリオが自身の会社「マリオトイカンパニー」から発売したぜんまいじかけの小さい人形のマリオのこと。
発売時からキノピオやドンキーコングに大人気であり、売り切れが続発した他、その後ミニピーチやミニキノピオ、ミニDKなども販売されている。
マリオvs.ドンキーコングシリーズでは1作目の『マリオvs.ドンキーコング』から登場。メインステージ後半にてカプセル内に閉じ込められており、このカプセルからミニマリオを救出してゴール扱いになる。mmステージやメインクリア後の+ステージではマリオに付いてくるミニマリオを誘導する必要がある。
『マリオvs.ドンキーコング2 ミニミニ大行進!』からは事実上のマリオvs.ドンキーコングシリーズの主人公に昇格し、様々なステージを冒険する。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでは『大乱闘スマッシュブラザーズX』にてシール、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではスピリッツとして登場する。
特徴
小さな人形であるため単純な動きしかできず、指示をするまで歩き続ける。ジャンプができるもののやはりこれも僅かな1ブロック分ほどを乗り越えるもので、マリオほど高くはジャンプできない。
かなりの高さから落としたり、水や電気、炎に触れると壊れてしまうので注意が必要。しかし砲弾の代わりに壁やドンキーコングにダメージを与えても無事だったり、お手玉の如く放り投げられても無事などマリオに似て妙なところで頑丈である。
声もマリオのように流暢に喋るのではなく、ジャンプした時などのかけ声くらいしか発しない。また、ボイスはマリオと同じチャールズ・マーティネー氏の声を加工したものが使用されている。
これらの特徴はミニマリオの亜種やミニマリオファミリーらも同様。
『ミニマリオ&フレンズ amiiboチャレンジ』では、ミニマリオの固有能力として『スーパーマリオ64』以降の作品でのマリオを代表する技である「カベキック」能力を得た。彼のみプレイできるステージ「スプリンターヒルズ」のBGMは『スーパーマリオUSA』の地上BGMのアレンジ。
ただし他のミニマリオファミリーのキャラと同じく、使用するには対応するマリオキャラのamiiboが必須であり、それぞれのキャラ専用のステージやゴールがあるので注意。
ミニマリオの亜種
- ゴールドミニマリオ
金色に輝くミニマリオ。基本性能は変わらないが、最後のチェインを飾ると高得点になる。『ミニミニ大行進!』など一部作品に登場。
- ダークミニマリオ
『みんなでミニランド』の各ステージの8コースに登場する、頭に付いたサルの人形で操られたミニマリオ。勝手に動き始めてしまい、他のキャラが触ると壊れてゲームオーバーになってしまう。アイテムは取らずダメージギミックも無視するが仕掛けには他のキャラと同じように反応し、他のキャラがハンマーで叩くなどの攻撃を当てれば普通のミニマリオに戻る。
ミニマリオファミリー
『マリオvs.ドンキーコング2 ミニミニ大行進!』から登場
上記の通りミニマリオの人気を受け開発されマリオトイカンパニーから発売されている。登場こそ早いものの最初の2作品ではメイン以外のモードでの出番メインで、メインモードでの出番は『突撃!ミニランド』から。
- ミニピーチ
ピーチモチーフの人形。ちなみにマリオvs.ドンキーコングシリーズではピーチ本人の出番は一切ない。
『amiiboチャレンジ』での固有能力は『スーパーマリオUSA』や『スーパーマリオ3Dワールド』で披露したような、崖際からしばらく並行に滑空する「ピーチフロート」。彼女のみプレイできるステージ「バルーンガーデン」のBGMは『スーパーマリオ64』のピーチ城内のBGMのアレンジ。
- ミニキノピオ
キノピオモチーフの人形。
amiiboチャレンジでの固有能力は胴体と手足を頭に収納して狭い道を通れる「キノコンパクト」。彼のみプレイできるステージ「マッシュルームハイランド」のBGMは『みんなでミニランド』のB15からB17で使われたマイナーなもの。同エリアではトランポリンで思いっきりジャンプするので、どこぞのキノピオ隊長のようにジャンプできないのではという不安は不要。
『マリオカート8』『マリオカート8デラックス』のGBAリボンロードのスタートライン付近に何体か登場している。
- ミニDK
ドンキーコング(2代目)モチーフの人形。本編での敵はドンキーコングなのに、その人形は普通にマリオらの味方である。
彼のみ『みんなでミニランド』にてデザインが変更されて目にハイライトが入り、歩き方も2足歩行寄りになった。
『amiiboチャレンジ』での固有能力は急な坂を登れる「ジャングルダッシュ」。彼のみプレイできるステージ「タルジェットジャングル」のBGMは『スーパードンキーコング』のバナナジャングルのアレンジ。
『マリオvs.ドンキーコング 突撃!ミニランド』から登場
- ミニポリーン
ポリーンモチーフの人形。
『amiiboチャレンジ』には(ポリーン固有のamiiboがない関係で)ミニマリオファミリーで唯一登場しないため、固有能力は不明。
『マリオvs.ドンキーコング みんなでミニランド!』から登場
- ミニルイージ
ルイージモチーフの人形。
ちなみにマリオvs.ドンキーコングシリーズではルイージ本人の出番は一切ない。
『amiiboチャレンジ』での固有能力は2ブロック分の段差に「ハイジャンプ」(なのだが、ミニロゼッタの下位互換のような気がしないでもない…)。彼のみプレイできるステージ「ムーンライトマンション」のBGMはルイージマンションシリーズのメインテーマのアレンジ。ただし彼はオバキュームを持っていないので、ステージ道中のオバケは蝋燭の光でやり過ごす必要がある。
以下は
『ミニマリオ & フレンズ amiiboチャレンジ』にて登場
ちなみに全員マリオvs.ドンキーコングシリーズでは本人の出番は…というか、本作では元となったマリオキャラ本人らは一切登場しない。
- ミニヨッシー
ヨッシーモチーフの人形。
固有能力は舌を伸ばしてヘイホーやパックンフラワーを「たべる」。彼のみプレイできるステージ「エッグランチャーバレー」のBGMは『ヨッシーアイランド』の地上BGMのアレンジ。ちなみに卵投げのほうは同ステージのヨッシーのたまごを模した大砲から打ち出される形で疑似再現されている。
- ミニロゼッタ
ロゼッタモチーフの人形。
固有能力は壁際でスピンしつつ高く飛び上がる「ギャラクシージャンプ」。彼女のみプレイできるステージ「グラビティギャラクシー」のBGMはステージ背後に浮かぶほうき星の天文台とチコのテーマ/ロゼッタがチコやマリオに読んでいた絵本のテーマのアレンジという、『スーパーマリオギャラクシー』をプレイしていたなら思わず涙腺に来てしまうBGMアレンジ。同ステージには『スーパーマリオギャラクシー』を代表するギミックであるスターキャプチャーが登場している。
- ミニクッパ
クッパモチーフの人形。マリオパーティシリーズに登場していたクッパの分身とは異なる。
固有能力はかつて『スーパーマリオブラザーズ3』にてクッパが自めt…もとい攻撃として用いたヒップドロップならぬ「クッパドロップ」で段差から落下時にブロックを破壊する。彼のみプレイできるステージ「フレイムキャッスル」のBGMは『スーパーマリオ64』のクッパのテーマのアレンジ。
- ミニクッパJr.
クッパJr.モチーフの人形。なぜかクッパJr.クラウンまで一緒に人形化しているが、Wii以降の作品では常にクラウンに乗りっぱなし参戦が増えたモチーフ元の影響だろうか?(クッパJr.のamiiboはクラウンに乗っているデザインだからだとも考えられ、今作でもやっぱり常にクラウンに乗りっぱなし参戦)
固有能力はクラウンで棘の上でもダメージなしに進める「はりガード」。彼のみプレイできるステージ「トルネードケーブ」のBGMは『NewスーパーマリオブラザーズWii』『NewスーパーマリオブラザーズU』でのクッパJr.戦BGMのアレンジ(厳密に言うならば上記2作のBGMは『Newスーパーマリオブラザーズ』でのクッパJr.戦BGMをアレンジしたもの)。ステージ内には気流を送り出すクラウンが多数あるのでクラウン尽くしである。
- ミニディディー
ディディーコングモチーフの人形。
固有能力は崖から落ちそうになると崖際を掴んで復帰する「ガケつかまり」。彼のみプレイできるトロッコに乗って進むステージ「マインカートベイ」のBGMは『スーパードンキーコング』のボーナスエリアBGMのアレンジ。トロッコステージなのに。
- ミニスペック
特にモチーフのない人形。固有能力も特に持っていないため、本作では過去作でのミニマリオファミリーと似たような性能。そのため、このキャラでは通常のステージのクリアしかできない。