CV:麻生智久(アニメ版)
概要
クレムリン軍団の一員にして、元祖筋肉枠。迷彩柄のタンクトップとモヒカンの出で立ち。見た目から兄貴と呼ばれることも。
クラッシャーではない。
決して攻撃的な行動パターンではないが、防御に優れており、ドンキーの踏みつけ以外の直接攻撃を一切受け付けない(ただしダメージが返ってくることはない)。そのため適切な対処法を取らないと厄介な障害物となる。
ディディーでも対処できるように要所要所にタルが配置されていることが多い。また、効かないことを逆手に取り、ハンドスラップで際限なくバナナを頂いたり、モンキーマインズの「ノーティの遺跡」やホワイトマウンテンの「トーチライトトンネル」といった場所で何度でも踏みつけて無限1UPに利用したりする活用法もある。
ただし、終盤の闇の入り江における「さいごのステップ」では、ジンガー同様に普通の攻撃では倒すことができない銀色バージョンが登場。こちらはハンドスラップでもバナナを1本も持っていないうえ、移動床を占拠しているため、一発勝負のタル投げの連続となる。的確なタイミングが来るまでいかに焦らず待つか、そしてチャンスを逃さず攻撃できるか、胆力が問われてくるだろう。
GBA版では追加されたオープニングムービーにて、バナナ略奪にも参加しており、ディディーを返り討ちにしている。
ドンキーコング64では対戦モード「コングバトル」でのみ登場(ストーリーモードでは代わりに設計図を持つカスプラットが登場)。こちらでは、直接攻撃はあいかわらずそれほど得意ではないものの、ダッシュアタックが可能な数少ないメンバーであり、また弾薬を消費する武器はオレンジを発射するため他のキャラクターと比較して1.5倍のダメージを与えることができる。
データ解析上では衝撃波等通常のコングと同じアクションをすることができる(殆どがチャンキーの流用だが)。
『ドンキーコングたるジェットレース』ではクラッジと言う彼と良く似たキャラが登場しており、企画段階ではクラッジではなく、クラッシャが登場する予定だった事からクラッジがクラッシャの亜種と言うことがわかる。
アニメ版にも登場。第1話ではちゃんとした悪役だったのだが、2話以降は超がつくほど天然で悪事をまともにすることができない性格になった(なお、この経緯が海外版に於いて詳しく描写されている)。
レントゲン検査で、脳が頭部になく尻尾の辺りに落っこちている事が判明した。
また、トロッコに衝突した衝撃で一時的に賢くなり、キングクルールさえも見下してブレーキの無いトロッコにコング達を乗せ、止まったら爆発する爆弾を付けて爆殺しようとする冷酷な作戦を決行するまでに(一時的に)変貌を遂げる。しかし、その後再度頭を強打した際に元の天然キャラに戻ってしまった。
一度クビになったクランプの後任として将軍の座を任されたこともあるが、前述の性格ゆえにまともに務まらず、意味もなくトロッコでドライブしたり、クリスタルココナッツ奪還作戦を立案するよう命令されても動物園を開くアイディアになったり、終いには「ココナッツってなに?」とか言い出す有様でキングクルールから「これならまだクランプの方がマシだったかもしれん」と嘆かれた。
本山一城版「スーパーマリオ」では、スーパードンキーコング編に登場。
2巻のオリジナルストーリーにて闘技場(コロシアム)でドンキーと一騎討ちを行う。当初はドンキーの強さに怯えていたが、キングクルールが授けた「イケメン格闘家の顔を描いた紙袋」を被ったことで豹変。顔の自信によってドンキーを圧倒するほどの実力を発揮した(しかも言動がナルシストになった)。しかし雨が降ったことで顔が台無しになり、それをマリオに指摘されたことで自信喪失。そこを雨水を飲んで太ったドンキーの「マリ王アタック(マリオみたいな体型のため。命名はクランキー)」で倒された。
余談
デザイン変更が多いクレムリン軍団の中では数少ないデザインに変化のないキャラであり、『64』に登場した際にもデザインが変更されておらず、『たるジェットレース』の企画段階のデザインもモヒカンが西洋の兜のモヒカンのような形状になったのを除けば全く変わっていない。
関連タグ
クランチャ…『2』で登場する、同じくマッチョワニ。こちらは冷静なクラッシャとは違い短気かつ凶暴な性格で、踏みつけられるとブチギレて無敵状態となり暴走する。
クランプル…『3』で登場する、同じくマッチョワニ。こちらも冷静な性格。
カスプラット…『64』で登場するマッチョワニ。