概要
レア社がマイクロソフトの傘下に入ってから初めて発売されたゲーム。コメディー色が強いホラーゲーム。
ストーリー
クーパーとガールフレンドのアンバーは嵐の中道に迷った際に、怪しげな洋館を発見し、そこに泊めてもらおうとしていた。
しかし、そこは少年少女を誘拐してコレクションにしているフォン・グール男爵の屋敷『グールヘブン館』だった。
アンバーが捕まってしまい、クーパーが助けに向かう。
システム
主人公クーパーを操作して敵と戦いながら次の部屋を目指すのが大きな流れ。
1つ1つの「部屋」がコースになっており、指定された条件を達成すれば次の部屋への扉が開く。
部屋毎に「ルール」が設定されており、例えば「指定された敵を攻撃してはいけない」「特定の順番以外で敵を倒してはいけない」「ダメージを受けてはいけない」「指定回数以上の攻撃を試みてはいけない」「部屋にある物を壊すな」「制限時間以内に脱出しろ」など。
条件に抵触すると無敵かつ一撃必殺能力を持つ死神「リーパー」が出口から出現し、誰彼構わず一撃必殺しながらクーパーの命を狩りに来る。
ただし局面にもよるが抜け道もあれこれ存在し、「攻撃回数が限られているなら敵同士の攻撃を同士討ちさせるよう誘導すればいい」「リーパーの動きと速度を見切れば敵を一撃必殺してもらえる味方として使える」「むしろ制限事項を堂々と無視してリーパーを利用するのが一番早い」というケースもある。
総じて、部屋のギミックに応じて仕掛けやルールが定められており、場合によっては攻略中に新たなルールが追加されることも。
登場キャラクター
- クーパー
主人公。フォン・グール男爵の手下にさらわれたアンバーを助けに向かう。
- アンバー
クーパーの彼女。フォン・グール男爵の手下にさらわれてしまう。
- グリブンズ
フォン・グール男爵に仕える執事。彼を初めとしたフォン・グール男爵の使用人達は基本的に善人でありクーパーを手助けする。
- フォン・グール男爵
本作の黒幕。グールヘブン館の主でパイロット帽とパジャマが普段着という奇抜な身なりの男爵。少年少女を誘拐してコレクションにしている悪人だが、常にハイテンションで自室で飛行機ごっこをしているなどどこかお茶目。屋敷を乗っ取ったゾンビなどのモンスターはみな彼の手下。魔法を使わないなど、レア社の黒幕キャラとしては珍しい純粋な人間でもある。人間に近い姿をした黒幕キャラならダーククイーンがいるがあちらは魔法使い。
余談
本作は売り上げが本数が低く、ガレージ大作戦でもネタにされている。
レアリプレイにも収録されており、本作は日本語版が発売されているにもかかわらずレアリプレイに収録されているのは日本語版でも何故か海外版(尤もレアリプレイは日本語版を無視して海外版が収録している作品が多いが、『バトルトード』に関しては版権の都合上海外版にせざる得なかった可能性もある)。