概要
ディディーコングレーシングの舞台となるレースを産業としている島。ティンバーの両親がドンキーコングカントリーに出掛けている間に運悪くウィズピッグが現れて島を支配してレースコースを封印してし山(恐らくウィズピッグステージ)からピプシーや魔神タージを追い出してしまった。広場にはタージがいる他洞窟や雪山や浜辺に他ゾーンの入り口がある。中央にはウィズピッグの石像(元々はタージの石像)がある。
いくつかバルーンが隠されている他タージと腕試しもできる。中央にあるタージの描かれた地面でクラクションを鳴らすと距離に関係なくタージを呼び出せる小ネタも。
ザウルスゾーン
恐竜達が生息する太古の世界を思わせるゾーン。最初のエリアだけあって難易度も低いがシルバーコインチャレンジ以降はさすがに油断はできない。
サンシャインレイク
ビークル:レースカー
必要なバルーンが最も少ないステージ。日の光に照らされた湖畔。レースカーが水に落ちると大幅に減速して脱出困難になり、時折ゴール付近の恐竜がコース内に立ち入ることがあり、最も簡単なステージでありながら早くもギミックが実装されている。
分かりやすいところにボーナスステージへの鍵がある。
ゆうやけキャニオン
ビークル:レースカー
名前の通り夕焼けの渓谷。
ダッシュプレートを使って池を飛び越すショートカットがあり、シルバーコインチャレンジではこのショートカットコースにシルバーコインがある。
ジャングルフォール
ビークル:レースカー
大きな恐竜の骨がある滝が流れるジャングル。
全長がさほど長くない上にダッシュゾーンやダッシュバルーンが豊富に置いてあり、コース自体が曲がりくねっている事から、アクセルダッシュオフやクイックターン、ドリフトの練習にはもってこいのコース。
マグマかざん
ビークル:飛行機
火山の内部を走るコース。
マグマや飛び出す火の玉に接触してもスタンすることはない。
ボスステージ
ビークル:レースカー
夕焼けの岩山をトリケラトプスのトリッキーとレースする。彼に限った話ではないが、ほとんどのボスキャラは日本版では名称不明になっている。
どのボスも共通して開幕でワンカウント分のフライングを決めるため、スタートダッシュに成功できるかがカギ。
序盤は山の麓で中盤に差し掛かる辺りで大岩が転がってくる。
以下の事から最初のボスにしては妙に強い。
・最高速が早い。
・接触すると踏み潰されて減速する(この特徴を持つのはこのボスのみ)。
・後半になるにつれ、道が狭くなるうえ、コースアウトするとリタイア(ゲーム中リタイアすることがあるステージはここのみ)。
・中盤以降常時登り坂になるのでスピードを落とすと逆走してしまう。
序盤に攻撃・加速する手段は多く、中盤にショートカット(ただし上がると減速する急な坂になっているので二戦目では坂道手前のダッシュゾーンがなくなっている関係でダッシュバルーンがないとショートカットとして)もあり、終盤ではトリッキーがかなり減速するなど救済措置も多い。
二戦目では序盤にトリッキーが通ると倒れる石柱が追加されている他トリッキー自身もスピードが上がっている。
また、彼に限らず、二戦目ではバルーンやダッシュゾーンが減少している。
なお、二戦目のボスと戦えるようになると一戦目のボスと戦うことは不可能になってしまう。
余談だが、後にレア社が手掛けた『スターフォックスアドベンチャー』にも同名のトリケラトプスが登場している。恐らくファンサービス。
ファイアーマウンテン(ボーナスステージ)
ビークル:飛行機
火山で恐竜の卵が孵化するまでライバルから守り抜いて、最初に3つの卵を孵化させたプレイヤーが勝ち。
エリアの中央に置いてある卵を取り、Zボタンで自分の巣に落とすのを繰り返す。
孵化していない卵を取る事ができるので、相手の巣に置いてある卵を奪う事もできる。
当然ライバルも同じ事をしてくる。ミサイルで卵を守るか、相手の巣に先回りして奪い返すか、卵を集める事に徹するかはプレイヤー次第。
スノーゾーン
白銀の氷雪地帯が舞台。コースによっては民家がある。
入り口は高台にあるため飛行機でないと入れない。
フローズンマウンテン
ビークル:飛行機
雪の積もった山岳地帯。
コース自体は8の字型でシンプルだが、カーブが難しい。
飛行機ではライバルがレースカー用のダッシュゾーンを通らないので、それを活用しよう。
スノーコースター
ビークル:レースカー
コース名の通りループ式のコースターが配置されている。
氷の池に落ちると弾き返されるが、裏を返せば水没して脱出困難になることがないが、タイムロスになることには変わりない。
ゆきだるまランド
ビークル:レースカー
名前に反して雪だるまは登場せず、顔のついた雪玉が転がってくる(恐らく原語版で『Snowball Valley』であることから『ゆきだまランド』としてローカライズするはずだったが、誤植でこうなった)。
最初に道の分岐がある。
カギはスタート地点付近に隠されている。
クリスマスむら
ビークル:レースカー
民家が三件だけの小さな村と近くにある暗い森。バンジョーとカズーイの大冒険のフローズンズンやまはこことどことなく似ている。このコースの水のみ普通の水になっている。
・ボスステージ
ビークル:ホバークラフト
蝶ネクタイを着用したオシャレなトドのブルーリーとスキーさながらの山下りでレース。一本道が多く最高速が速いキャラなら有利。
ただ、ブルーリーは非常に素早く、スタートダッシュに失敗したりどこかに激突したりすると一気に不利になる。
二戦目は凄まじい速さになっている他雪玉が追加されており、小細工なしではゴール直前でも抜かれてしまう。
最高速の高い重量級ならホバーにさえ慣れていればあっさり突破できる。
ホバーステージではあるが水面はなく、『ボスステージは各ビークルを2回ずつ出す』という仕様に無理矢理沿った結果とも言える。
・アイスピラミッド(ボーナスステージ)
ビークル:レースカー
氷でできたピラミッド状の建物。ルールは各プレイヤーが持つバナナ8本をミサイルや爆弾などで減らし、最後まで生き残ったプレイヤーが勝ちで『マリオカートシリーズ』のふうせんバトルや『カービィのエアライド』のデスマッチに近い。
一度攻撃するごとにバナナが2本減り、最高速も下がって行く。0本になると敗北となる。
階層が上がるにつれて壁が少なくなり、最上階はホーミングミサイルを使って離れた所から相手を狙える。
積極的に攻めるか、攻撃はライバルに任せて自分は逃げや守りに徹して隙をついて攻撃するか、その戦略は幅広い。まじっくコードで10連ミサイルを使用可能にし、CPUと対戦すると……。
トロピカルゾーン
南国の海。かつては海賊のアジトだったらしい。ここでレースコースではホバーが初登場する。
くじらビーチ
ビークル:ホバークラフト
くじらが住んでいるビーチ。くじらに乗るとショートカットができる。
最初の水上コースのためか、障害物が少なく易しめ。
かいぞくじま
ビークル:ホバークラフト
座礁した海賊船や海賊のアジトと思われる城がある海域。急カーブを必要する場面が多い。第二コースなのだが、こっちの方が必要なバルーンが多い。
みかづきアイランド
ビークル:レースカー
三日月型の島。途中で座礁した船を通る事になる。
鍵はレースカーではそもそも通ること自体がまず有り得ない水上に置いてある。
第三コースだが、こっちの方が必要なバルーンが少ない。
トレジャードーム
ビークル:レースカー
かつて財宝を貯蔵していたと思われる洞窟とその周りを走るコース。
このゾーンの中で最も多くのバルーンを必要としていながら癖が少なく走りやすい。
ボスステージ
ビークル:ホバークラフト
タコのバブラーと海上でレースする。このボス以降通常のステージと同様3周する必要がある。
バブラー自体はさほど速くはないのだが、丸太や岩などの障害物とバブラーがばらまく緑バルーン第2段階と同じ性能の爆弾が曲者。追い越してしまえば有利だが、障害物が多いので油断してはいけない。
二戦目では爆弾が緑バルーン第3段階と同じ性能のシャボン玉にパワーアップし場所によっては複数放ってくる、一度でも引っかかると難易度がはね上がる。
ダークビーチ(ボーナスステージ)
ビークル:ホバークラフト
夜の海上で戦う。ルールは上記のアイスピラミッドと同じ。アイスピラミッドとの違いはビークルがホバーである事と、バトルフィールドに階層がない事。壁が少ない。そのため短期戦向けになっている。
ドラゴンゾーン
中世ヨーロッパ風の街のゾーン。地形が複雑なコースが多く、難易度は高い。入り口自体も隠れている。
リバーパレス
ビークル:ホバークラフト
名前の通り川に囲まれた宮殿。唯一途中でBGMが変わる。
コースの所々に落ちてる丸太が回転すると弾き飛ばされる。
宮殿入り口に吊るされた鐘にタッチして鳴らすと一定時間跳ね橋を上げて、後続のライバルを遠回りをさせることができる。
このギミックの跳ね橋を上げる本当の意味は……
第一ステージでありながら必要なバルーンが二番目に多い。
グリーンウッドむら
ビークル:レースカー
前半は村を森をコース。
カーブが急で曲がるのが難しい。
井戸には減速すると中に落ちることもでき、その中に道がありショートカットもできる。
余談だが、後に発売されたレア社製のレースゲーム『ミッキーのレーシングチャレンジUSA』の没データにこのコースが存在する。
ふうしゃカントリー
ビークル:飛行機
風車小屋が林立する農村地帯。
洞窟や崖の間なども通る。
積まれたワラに目があるが、これは背景に近く妨害等はしてこない。第三ステージでありながら必要なバルーンは最も少ない。
ゴーストウッズ
ビークル:レースカー
夜の村と森。
途中でウィズピッグ型の幽霊が出る場所があるが、邪魔はしてこない。
ギミックがほとんどなく、コースもシンプルで終盤のコースにしては難易度は低め。
・ボスステージ
ビークル:飛行機
ドラゴンのスモーキーと農村地帯でレース。
あからさまなフライングをしてくるうえ炎もばら蒔いてくる。炎こそは飛行機版緑バルーン第1段階のガスと同じ性能でバブラーのそれと比べてスタンする時間が短いものの、こちらは一度に複数もばら蒔いてくる。地形も複雑で柱が邪魔なこともあって避けにくい。スモーキー自体は遅いのでいかに早くスモーキーを抜かすかが勝負。
二戦目では一度にばら蒔く炎の数が多くなっているうえ、炎が残る時間が長くなっている。
バナナンキャッスル(ボーナスステージ)
最初に自分の箱に10本バナナを入れたプレイヤーが勝ちというステージ。
バナナは一度に2本しか持てず、箱に入れてから取りに行く必要がある。
ダメージを受けるとバナナを落としてしまい、取られてしまうことがある。
バナナの置き場所は固定であり、取ってしばらくするとまた出てくる。
ウィズピッグステージ
ビークル:レースカー
ボスの2戦目に全て勝利することでウィズピッグのアミュレットを完成させると、ティンバーアイランドの中央の広場にあるウィズピッグの顔をした石像が実体化して口が開く(その際不穏なBGMと共に石像が笑っているので怖い)、その中には入ると激しい雷雨の中ウィズピッグとレースになる。ここにはアイテムバルーンが1つも無い上にウィズピッグのスピードもプレイヤーの最高速をも凌駕する凄まじいもの。
コースの所々が水没しており、嵌ってしまうと敗北確定。道自体もあり合わせの足場で作られており、安定性が悪い。各地に配置されているダッシュゾーンを上手く有効活用しなければ勝つことは誇張抜きで不可能。
また、背景に民家があることから、ピプシーやタージが追い出されたという山はここだと思われる。
ウィズピッグに勝利すると地団駄踏んで不貞腐れたかのように立ち去る。
その後ディディー達は勝利祝いのパーティーを始めるも、ウィズピッグが黙って去っていくはずもなく、サヨナラ代わりに襲撃してきて宇宙船に乗って去っていく。
このままウィズピッグを野放しにしていたらどうなるかわからない……
フューチャーゾーン
各ゾーンのトロフィーレースで金のトロフィーをゲットして尚且つウィズピッグに勝利すると行けるようになる最終のステージ。
浜辺のトロフィーが書いてある看板に触れると灯台がロケットに変形し、行く事ができる。
近未来の宇宙を舞台にしたSF要素全開のゾーン。レーザーや電撃と言った妨害ギミックが目白押しで難易度は高い。
このゾーンのみゾーン内の4コースはレースをクリアすると、ボス戦を挟まずに即シルバーコインチャレンジに挑戦できるようになる。
そして、全てのコースでシルバーコインチャレンジをクリアするとラスボスとの戦いになる。
このゾーンだけはボーナスステージが無いため、当然カギも無い。
トロフィーレースはシルバーコインチャレンジクリア後にチャレンジできるようになるが、クリアしてもトロフィー看板が撤去されるだけで特に実利はなく趣味の領域に近い。
スターダストアレイ
ビークル:飛行機
名前の通り隕石が飛んでいる。
洞窟内がカーブが急だったり柱があったり電流が流れていたりとギミックが曲者。
ダークムーントンネル
ビークル:レースカー
名前の通り月面のような荒地と視界が悪いトンネルがある。スノーコースターにもあったコースターがある。ここで流れるBGMはスタッフロールにも用いられているが。
スターシティ
ビークル:レースカー
前半は崖で後半は未来都市を通る。
都市部分は直角カーブが連続するため、しっかり曲がれないと壁に激突する。
とある場所は細い道を通らなくてはならないうえ、崖下にショートカットもないので落ちるとかなりのタイムロスとなる。
初期版と中期版以降で街のネオンが異なっている。初期版はネオンの中にレア社のゲーム『キラーインスティンクト』のロゴがある。
第三ステージでありながら、必要なバルーンが最も多い。
スペースポートΑ
ビークル:飛行機
宇宙港のコース。
コース自体は直線が多めだが、所々に鉄骨が張り出しているうえ、高低差が急な所があったり、レーザー弾の攻撃が飛んでくる所もあり、ぶつかると大きなタイムロスになる。
小さなくぼみが存在するが製品版ではボーナスステージがないためそこにはなにもない。
第四ステージだが、必要バルーンが第三ステージよりも少ない。
最終決戦
ビークル:飛行機
ゴールデンバルーンを全て獲得して尚且つ4つのボーナスステージをクリアし、T.Tのアミュレットを完成させると挑める。
ウィズピッグのアジトにてロケットに乗ったウィズピッグとの最終決戦。
内容は別物だが、実質的な他のゾーンのボスの二戦目に当たる。
スピードこそは下がっている(一部の攻略本では「ロケットに乗るより自分で飛んだ方が速いのではないか?」と言われてしまっている)が、柱や隕石や電撃やレーザーなど、ギミックによる妨害がかなり容赦ない。
ウィズピッグ自身も妨害ギミックに引っ掛かることかあるが、その場合はスタンしない。
このレースに打ち勝つとウィズピッグのロケットに異常が発生し、宇宙の彼方へと飛び去っていき爆散。
ティンバーアイランドのみならず全宇宙に平和が蘇り、ウィズピッグの石像も本来のタージの石像に戻って正気に戻ったゾーンのボス達も一緒にパーティーを楽しむのであった。