バックのロボットがガリヤードで手前の若者が主人公「矢作竜三」である。
概要
後にOVAやテレビゲームとして発売されたメガゾーン23のTVアニメ原企画であった。
機甲創世記モスピーダの後番組としてフジテレビ系ローカルセールス枠で放送予定で、超時空要塞マクロスのスタッフとスポンサーが再結集するのがセールスポイントであった。
しかし、スポンサーを予定していた玩具メーカー・タカトクトイスの経営悪化が原因で、TV番組としては御破算になり、企画を練り直しOVA「メガゾーン23」として実現した。
なお、タカトクトイスはMBS発TBS系放送だった「超時空騎団サザンクロス」のスポンサーも降板し、1984年5月に倒産の憂き目に遭っている。
あらすじ
人類が火星に降り立った事がニュース報道されたその日、主人公・矢作竜三の運命は一転する。偶然新型バイク・ガリヤードを入手し、謎の勢力に命を狙われる。そして、竜三は自分たちの住んでいた都市が実は宇宙船の中に建造されていた事を知り、謎の勢力はその都市を守る自治軍だった!
そして、ガリヤードは人型ロボットに変形する事を知り、自治軍と対抗する勢力と協力し、ヒロインの加納ミミを守りながらも、竜三は真実を求める。
登場人物
矢作竜三
加納ミミ
(名称不明の自治軍側主要人物)
余談
1989年にバンダイから発売されたメガゾーン23のムックに、ガリヤードの企画書と発売予定だった玩具の変形ギミックモデルが記載されており、玩具は1/35スケールで展開するつもりだった。これは装甲騎兵ボトムズに触発されており、1/35スケールは田宮模型の戦車等のミリタリーシリーズと同スケールであった。
また、アートミックのムックによると、当初は「モスピーダの後番組」として、学研にスポンサーになってもらおうと企画を持ち込んでいた。
しかし、作品選考で「チックン・タックン」に敗れてしまった。次のスポンサー候補であるタカトクからは、色よい返答を得られたものの、倒産の憂き目に。
このような経緯を経て、諸般の事情から80分のOVA作品「メガゾーン23」として落ち着いた、という。
関連タグ
機甲創世記モスピーダ・TV版で実現していたら前番組になる筈だった
メガゾーン23・本作の決定稿作品